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平成30年5月号
岡社長の今月のアドバイス
●『デジャヴ体験(予知夢?)!』
●『世界遺産・石見銀山と足立美術館訪問!』
●『国益とマスゴミ』
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コンサルタント小出の今月の気になるキーワード
『様々なアイデアの出し方(SCAMPER法)』
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関西事務所だより No.39
『社会的ジレンマ』
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バンコク通信 No.6
『お好み焼き屋「ちょいちょい」』
今月のご縁むすび
『Animo株式会社
代表取締役 橋本典子 様』
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ブレイン・サプライ ニュース
●新入社員 自己紹介
●管理監督者向けコミュニケーション研修のご案内
●ブレイン・サプライグループ 創立10周年記念 式典のご案内
デジャヴ体験(予知夢?)!
4月6日の朝のこと、前日夜は前職の関係の保険会社の社員の方と食事をし、久しぶりに酔っぱらって帰宅したこともあって熟睡。翌朝の6時前に目覚めた直後、枕元のipadが鳴り、開けてみると「大谷3試合連続3号ホームラン!」の見出しが目に入りました。後でじっくり見ようと思い、起き上がってトイレに行き、ニュースを確認するも、どこにもその記事はありません。おかしいなと思いつつも、編集にもたついているのかなと考え、特に気にも留めていませんでした。当日昼頃に会社でそのことを思い出し、流石にもう各社記事も出来上がって、ネットを賑わしているだろうと思い検索するも、どこにも記事は見当たりません。更に検索したところ、エンゼルスは当日試合がありませんでした。
はっきりと記憶していることなのに、不思議なこともあるもんだなと思っておりました。
その日はそのまま夕方から山口県出張です。宇部でお客様と会食後ホテルで宿泊し、翌日4月7日の朝、何と昨日の「大谷3試合連続3号ホームラン!」の速報が入ってきました。
ここで合点がいきました。私が見たのはデジャヴ(既視感)の一種と思われ、1日未来の映像を前日に確かに見たようです。自分の感覚も随分研ぎ澄まされてきたようで嬉しくなってきました。
私は現在の仕事に極めて有効との信念から、心理学やスピリチュアルな世界を研究しております。ここ数年来継続していることは、脳波をシータ波にすることです。(下記ご参照)そのために小食(1日1食~1.5食)も継続しております。
私の尊敬する政木和三(まさきかずみ)博士(1916年~2002年)は、3000もの発明をし、日本の発展に寄与した偉大な人物(自動ドア・CTスキャン・魚群探知機・ウソ発見器・エレキギター・自動炊飯器・歯科用ドリル等を発明し、全ての特許を放棄して民間に開放)です。戦後日本の家電メーカーが驚異の発展をした原因の一つが、政木博士の特許放棄にあったといわれています。この政木博士もエジソンと同様、発明の際には腹式呼吸(エジソンは揺り椅子で仮眠状態)により1分間1呼吸を実践し、欲望を捨てることで脳波をシータ波にし、脳を受信状態にもっていき、一瞬で設計図を脳に受信することで、多くの発明を行ってこられました。今から20年以上前にこの政木先生の著書「未来への発想法」他多数の著書を読み、多くの教えをいただきました。
「欲望を捨てれば不可能はない」
「この世は修行の連続なり」
「輪廻転生は生命体の歴史なり」
「人間性を高める」
「周りに幸せを与えて生きる」
上記の教えはそのまま私の指針となって現在に至っております。政木先生は、私の人生の方向性を明確にしてくださった大恩人です。
私の経営コンサルタントとしての仕事の一つに、「未来予測」があります。過去8割ほどの確率で的中しておりますが、その多くが早朝の睡眠中に意識に降りてくるものです。生活が充実しており、利己的な考えが薄く、利他的な感覚が研ぎ澄まされてきた状態で、脳波がシータ波となり受信状態の時に「それ」は降りてきます。降りてきたものを意識に植え付け、そこではっきりと目覚めのスイッチを入れて、自分の肉体に入り、意識に残った情報を書き留めていきます。
今回のデジャヴもビジネスとは無関係ですが、日頃の訓練の賜物と受け止め、更に精進していきたいと思います。この国の将来が希望に満ち溢れたものとなるように、何の力もありませんが、今自分にできる精一杯のことをやり続けていこうと思います。
世界遺産・石見銀山と足立美術館訪問!
4月7日は、AMに山口県宇部市の企業にて社員研修、午後は130km離れた島根県益田市で別の企業の社員研修を実施後、懇親会にも参加させていただきました。役員の皆様、益田市の市長様とも一緒にお食事をさせていただきました。関西から進出されている当該企業に対する感謝と敬意の念が伝わってきました。政治家は私利私欲ではなく、地域全体への貢献が大切であることを教えていただきました。その際、地元の社員の方が所属しておられる団体が、伝統芸能である「石見神楽(いわみかぐら)」を披露してくださいました。(写真①)実に勇壮なお神楽で、高千穂神社で見たお神楽(男女の営み)とはまた違った素晴らしいものでした。
写真①
写真②
写真③
写真④
写真⑤
私の出張は4月6日~11日までで、翌4月8日(日)は唯一のフリーでしたので、世界遺産の石見銀山に行く予定で、情報収集をしたのですが、どうも評判がよろしくありません。翌日AMに訪問してみてその意味が良く分かりました
写真⑥
写真⑦
益田市から石見銀山世界遺産センターまで約110kmをレンタカーで走り、そこからバスで5分200円片道(15分間隔)です。住民の生活があるからとの理由で隔離された場所からバスで移動でしたが、ローカルの石見交通を生かすための苦しい方便のように感じました。そもそもわざわざ来ていただいた観光客に対する感謝と敬意が感じられないのです。バスに乗って到着した集落前のバス停前では、レンタサイクルの電動自転車2時間700円となっており、半ば強引な勧誘を受け、借りることにしましたが、店員に聞くと、本日のメインの龍源寺間歩(りゅうげんじまぶ:写真②~⑧)まで行ってそこから洞窟(間歩)に入って帰ってきたら90分と言われました。その他にも回りたい場所が2か所あり、そこも自転車で行くと割増がかかるとのこと。ならばレンタル時間を3時間に設定すればよいものを、90分で帰ってきて、そこからは歩いていくように勧められました。その店はバスが来る度に観光客に声をかけ、中途半端な時間のレンタル時間を設け、早めに返却してもらい、レンタルの回転率で儲けを確保しようとの魂胆が見え見えでした。地元の人はその姿勢に何の違和感も覚えないのでしょうか。経済発展の出来ない県が何故発展できないのかの原因の一端がここにあります。リピーターが来ないのです。リピーターが来ない事業は全て衰退するのです。更に口コミで悪評が広がるという悪循環に気が付かないのです。地元優先意識が強く、全てを地元還元にもっていこうとするため、思考が停止するのです。
写真⑧
写真⑨
写真⑩
写真⑪
私は田舎の観光地でぼったくられるのが大嫌いです。この間も筑波山にバイクツーリングに行った際に、筑波山神社の周辺の駐車場が全て有料で、しかもたかだか1台のバイクにべらぼうな金額を吹っかけてきたので、気分が悪くなり参拝を止めました。その前に行った鹿島神宮や香取神宮は無料でした。神社直轄運営と民間運営との違いはありますが、私は筑波山には二度と行かないでしょう。
写真⑫
日本の一般的な田舎の観光地では、わざわざ来ていただいた観光客に対する感謝のおもてなしはあまり感じられません。私は剥き出しの欲望が苦手ですので、そのような観光地はいつもスルーします。
とはいうものの、石見銀山周辺は「気」については良い「気」を感じることができました。(写真⑨~⑮)
ただ僅かなエリアの割に時間がかかってしまいますので、時間に余裕をもって訪問する必要があります。施設はそれぞれ有料で200〜500円します。有名どころを巡ると2600円~7000円と軽い気持ちで行くには重い負担です。住民の生活を守る為に?駐車場を設けていないところも何か腑に落ちません。前日の、行くのを止めておいた方が良いとのアドバイスに成る程と合点がいきました。これは私だけが感じたことではないようです。世界遺産に登録されると地元が活性化する・・・。それはそれでいいのでしょうが、わざわざ遠方から訪れていただいた方に何を残すのか・・・。良いものがあるだけに残念です。運営方法の再考をお勧めしたいと思います。
写真⑬
写真⑭
今後人口が極端に減少する日本の生き残る道の一つは「インバウンド(外国人の訪日)」となります。ネットの発達した今日、世界中の国が豊かになってきました。そのような国の人々が次に求めてくることは何か。心の満足です。心の満足の次にくるのは想定外=感動です。感動は満足・不満とは座標軸が違います。日本が提供すべき感動とは、古いものと新しいもの、すなわち伝統と最新技術が融合する国のイメージを発信していくことです。そして東京オリンピック誘致の際の殺し文句「お・も・て・な・し」です。日本以外のアジアの国はメインの観光地を除くと行きたいと思うところは少数です。しかもぼったくりも多く、感動とはかけ離れた状態です。しかし日本を訪問する観光客は圧倒的にリピーターが多くなってきました。ネットの影響は大ですが、やはり日本人が持つ「お・も・て・な・し」の心が、多くの訪日外国人の心に響いているからでしょう。
過去の遺産で食っていくなら、日本人は先祖に感謝、土地に感謝、お客様に感謝が大切です。それをやってきたから、天然自然に対する恐れと畏敬の念を持ち続けてきたから、天からの恵みを与えられ、大切にしてくることができたのです。
お客様から搾取して当然との考えを、お客様が感じた時点で、そのビジネスモデルは崩壊しているのです。これから人口が減少していく日本は、このままでは、残念ながら中流国に転落していきます。これはある意味では仕方のないことです。かつて反映したローマのイタリアや大英帝国のイギリスのようになっていくのではないでしょうか。
写真⑮
写真⑯
その時に生き残っていくため、食いつないでいくためには、先人たちが築いてきた古いものと新しいものとの融合とおもてなしの心を大切にしていくこと、よそからわざわざ来てくださる人、自国以外の国の人に対する感謝の心を持ち続けていくことが極めて重要であると感じた世界遺産訪問でした。
写真⑰
一方、絶対に行くべきと前日お勧めいただいたのが安来市の「足立美術館」でした。思いのほか石見銀山で時間を浪費してしまい、到着したのが15:30でした。1時間30分の猶予しかありません。実は美術関連には疎い私は、当美術館には何の知識もなく、入館してから初めて、有名な美術館であることを知った次第です。15年連続日本一の庭園(写真⑯~⑱)や横山大観はじめ、有名な画家の心のこもった作品に、魂が揺さぶられる思いでした。入館料2300円と聞いた時に、「えっ、高~」と思わず心の中で叫んでしまいました。石見銀山でお土産も含み、散財してしまっていましたので、何の知識もない施設にかける金額としてはこのような反応もやむを得ないところです。しかし良い意味で期待は裏切られました。美術素人の私でさえ感動するのですから、美術に造詣の深い他の入館者の方々の感激のレベルは私の比ではありませんでした。一つのものを見て、周囲の人と同じように感じ、感激するということは思いのほか良いものでした。
写真⑱
横山大観の無我や北大路魯山人の器などは素人の私ですら感動しましたが、個人的には林義雄の絵が気に入りました。下記の複製画(⑲⑳)を殺風景な会社の応接室に飾っておりますので、ご来社の際は是非見ていってください。
写真⑲乾坤輝く
(横山大観)
写真⑳四季の森
(林義雄)
その後、日の入りまでまだ時間がありましたので、先月倉吉在住の社労士の先生に教えていただいたパワースポット「松江のゼロ磁場(㉑㉒)」に行ってきました。役行者尊と言われ、磁場が狂ってゼロ(私の携帯のコンパスはなぜか正常に作動)になってしまうことで有名だそうです。ご興味のある方は是非お立ち寄りください。
因みに入山料1000円と書いてあったのですが、誰もいなかったのでお支払いしていません。
罰が当たらなければいいのですが・・・・。
写真㉑
写真㉒
写真㉓(おまけ)ダイハツタントのCMで有名な島根県松江市の江島大橋:通称ベタ踏み坂です。
国益とマスゴミ
「安倍内閣は退陣」国会前3万人デモ、小競り合いも」
森友・加計問題で3万人がデモとの報道。4月15日の朝から新聞・TVで大騒動です。国会議事堂前にわざわざ行ってきましたが、3万人がどれほどの規模か分かっているのでしょうか。以前の報道の時もそうでしたが、デモの前面の集団だけを撮影して、参加人数を水増しし、しかも共産党員はじめ市民運動団体を総動員してもいいとこ数千名の集団でした。
私は安倍首相の脇の甘さが大嫌いです。また昭恵夫人のファーストレディとしての自覚の無さにも辟易しています。一方相変わらず世界の趨勢が見えず、憲法改正反対で凝り固まったイデオロギーを吐露し、国益を無視した活動しかできない野党政治家とマスコミ⇒マスゴミには、最早嫌悪感しかありません。米国がシリアを空爆し、英仏が同調、ロシアが反対を表明し、中国が静観を発表と、世界情勢は第3次世界大戦に向かうかのような危険な動きを始めている中、この国の未来は本当に大丈夫なのでしょうか。
そもそも私が2年前の3月に、共和党のトランプ候補が泡沫候補の筆頭であり、マスコミはじめ日本政府、外務省が全く歯牙にもかけない段階で、「次期大統領はトランプになる」と当通信で発信したのも、この混沌とした世界情勢の中で、現行秩序を破壊し、米国の国益を追求するには、彼しかいないと判断したからでした。裏で糸引くキシンジャー氏の息のかかったペンスを副大統領に置くことで、この破壊者(トランプ)は今のところ満点の働きをしています。ゴルフ外交程度でどうなるものでもありませんが、日本の歴代首相の中で長期政権を維持できたのは、佐藤栄作、中曽根康弘、小泉純一郎、安倍晋三の親米派の首相だけです。長期政権は経済の安定をもたらしますので、そこのところは少し評価です。
常任理事国の拒否権発動によって、国連総会が有名無実化する中、新しい秩序が出来上がる過渡期が現在なのかもしれません。日本の立ち位置が微妙です。日本を取り巻く環境は、実は世界一危険なエリアなのです。世界制覇をたくらみ、習近平主席に権力を集中させ、強者となるためになりふり構わない中国。経済の不安定化を何とかごまかし、権力を我が物にして、ジャーナリストや自国スパイを平気で暗殺するプーチン大統領のロシア。核兵器を持ち、命乞いをする兄を無慈悲に暗殺する金正恩の北朝鮮(少し軟化を見せていますが)。実はその金正恩のコントロール下にあり、北主導で祖国統一を狙う文在寅大統領の韓国。世界一の軍備を保有し、世界の警察官から脱し、元来モンロー主義を国是としてきた米国。日本以外のこの5か国が今後の世界の趨勢を決めるような気がします。
そのような中での森友・加計問題。本当にこの国は大丈夫なのでしょうか。
中国とロシアは大日本帝国時代の日本にこっぴどくやられています。朝鮮の2か国はその日本に恐れをなして、強者日本に組み込まれる事を望みました。米国は初めての本土空襲を受け、4年近くの戦いを余儀なくされ、嫌というほど日本の恐ろしさを肌で感じました。言わばこの5か国は、日本が自由な意思を持つことを極端に恐れる国なのです。
江戸時代に生まれた人が明治維新を敢行し、江戸と明治の生まれの人が日清・日露戦争を勝利に導いて日本を一流の国家に成長させ、大正生まれの人が人種差別戦争であった大東亜戦争を戦い、更には大正と昭和一桁の生まれの人が戦後復興を行い、戦後生まれの我々昭和生まれのベビーブーマー世代の人がこの国を滅ぼしたと、後世の人に言われないために、今できることは何かを真剣に考える時期に来ているような気がします。
党利・党益に走る政治家、省利・省益に走る官僚、私利・私欲に走る企業や国民では、この国の将来は真っ暗になってしまいます。
私が10回以上訪問した台湾で、最も尊敬されている人物は後藤新平です。今も台湾では後藤新平のことを「台湾近代化の父」と呼んでいます。私は、この後藤新平こそ、明治以降現代にいたるまでの歴史の中で、行政官としては最も傑出した人物であったと考えます。
彼の残した言行録の中でも、もっとも有名なものは、死の間際の言葉として、
「よく聞け。金を残して死ぬ者は下、仕事を残して死ぬ者は中、人を残して死ぬ者は上」
と語ったと伝わっています。
我々現代人は、後世に何を残していけるのでしょうか。お金でしょうか、土地でしょうか。 歴史に残る人物、後藤新平が残した言葉がその答えのようです。企業経営者が早急に実施していかなければならないことは人を残すことです。それも<人財>であって人材ではありません。ましてや人在や人罪であってはいけません。マスゴミの偏向報道による誘導にごまかされることの無いよう、肝に銘じて<人財>の育成を主眼に置いて、日々精進していきたいと思います。
■ 様々なアイデアの出し方:SCAMPER法 ■
SCAMPER法は、あらかじめ用意されたさまざまな切り口の質問項目に基づいて発想を行うものです。
7つの質問、問いかけ(汎用例)に集約・整理しています。
活用の場面としては、商品やサービスの企画などに適しており、これまでの固定観念を払拭し、検討視点、着眼点をずらしていくことで新しい発想を生み出します。製造業における改善の原則である「ECRS」も同様の考え方をします。(最後の「S」は「Simplify(簡素化)」です)活用の流れとしては、①「7つの問いかけ」から出たアイデア ⇒ ②ポストイットに記入 ⇒ ③無作為に検討 ⇒ ④ある程度意見が出た段階で順番に検討 ⇒ ⑤アイデアの評価 になります。
※アイデアの整理は不要です
これを新入社員向けにアレンジしたのが下記の切り口です。昨日と同じことをしていては競合他社にどんどん差を付けられてしまうのが今の時代であるため、漫然と業務を行うのではなく、常に次のような意識をもって仕事に向かうことの重要性を説いています。(ひょっとすると、新入社員よりも中堅社員に提示する必要の方が高いかもしれません)
(小出 貴巳)
4月初旬、JR三ノ宮(神戸市)のホームで、飲酒帰りの会社員の男が発車する電車のドアにしがみつき、ドアを開けようとし始めたため緊急停車。乗客700人にケガはなかったが、電車は20分遅れで出発をし、現行犯逮捕された、というニュースがありました。
警察の取り調べに対し男は、自宅方面の最終電車で、タクシーで帰宅すると1万円を超える料金がかかるため、「どうしてもこの電車に乗りたかった。乗らないと帰れなかった。」と供述したようです。
上記の話を聞いて、自分の都合だけ考えた、はた迷惑な行動・・・と多くの方が思われたでしょう。
ただ、そんな皆さんの中でも一度や二度、乗りたい電車に間に合わないから、と駆け込み乗車をされた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
駆け込み乗車くらい・・・、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、例えばこの駆け込み乗車を1人や2人ではなく、皆が行うとどうなるでしょう?
そのたびにドアが開閉し発車出来ず、結果、電車の到着が遅れ乗車している皆の時間を奪うことになります。
各々が自分の利益や都合だけを考えて行動すると、結果的に全体にとって望ましくない状態が生まれ利益を得ようとしていた自分自身も損をしてしまうのです。
これを「社会的ジレンマ」と呼びます。今回は「社会的ジレンマ」についてお話させて頂きます。
社会的ジレンマで有名な例は、1968年にギャレット・ハーディンが論文を発表した<コモンズ(共有地)の悲劇>や、ゲーム理論の代表的なモデル<囚人のジレンマ>です。
<コモンズ(共有地)の悲劇>とは、農民が自身で牧草地を所有していれば、牛や羊が牧草を食べつくさないように適正な数の家畜の管理を行うよう、自主規制が働きます。
しかし、牧草地が誰でも自由に入り込めるコモンズ(共有地)の場合、自身が家畜を増やさないと他人が増やしてしまい、自分の取り分が減ってしまうと考えます。
その結果、自己の利益を最大化させようと無尽蔵に家畜が増え、牧草が食べつくされ牧草地が荒れ果て、全ての農民が不利益を受けることになる、という、経済学の法則です。
<囚人のジレンマ>とは、ある犯罪に関する容疑で捕まった2人の容疑者が、意思疎通の出来ない別々の部屋で尋問を受けている際に、下記の条件を言い渡されます。
・2人とも黙秘した場合、証拠不十分で減刑し2人とも懲役3年となる。
・もし片方だけが自白したら、その場で釈放。自白しなかった方は20年となる。
・2人とも自白した場合は、2人とも懲役10年となる。
条件をマトリックスにすると以下の通りとなります。
※カッコ内は懲役年数
このとき囚人Aの心理として、
囚人Bが黙秘した場合、囚人A(黙秘: 3年,自白: 0年)で、自白を選んだ方が得。
囚人Bが自白した場合、囚人A(黙秘:20年,自白:10年)で、自白を選んだ方が得。
と考えます。
以上のことが囚人A、Bの双方に言えるため、相手の選択に関わらず自白する事が最良の選択だと捉え双方が自白をし、結果、囚人A、Bともに10年の懲役となります。
全体としてみれば2人の囚人の黙秘が最適な選択であるにも関わらず、各人が自分にとって一番優位な選択肢を選ぶことで、互いに望ましくない結果が発生します。これが囚人のジレンマです。
環境破壊やいじめも、社会的ジレンマの一つとして言われています。
地球は勿論だれか個人の所有地ではなく、皆の共有地です。
皆が地球環境問題を最優先した行動を取っているのではなく、社会全体に対する自分の行動は大した影響がない。逆に自分一人がきちんと行動しても問題の解決にはつながらないと考えます。
そして、私たちは環境に悪いと思っていても、時に自己の利便性や快適な生活を優先するような行動になりがちです。
同じことが会社内でも言えるのではないでしょうか?
一人の社員が自分の都合ばかり考えてしまい、「自分一人くらいなら、良いだろう。」とルールから逸脱した行動をとったり、自分の利益ばかり考え、他の社員と協力せず非協力的な行動を取ったりする。
それを見た周りの社員まで、「真面目にやっている自分がバカらしい。まともに行動しても意味がない。」と考え、同じように自己の利益を優先し、非協力的になる。
そうすると会社全体にとって望ましくない状況が生まれ、結果、本人達にとっても望ましくない状況が生まれてくるのです。
社会的ジレンマは、言い換えれば「協力的行動を皆がとることで、特定の個人の利益を最大にするのではなく、社会全体の利益を最大にする。」ということが言えるのです。
決して自分一人だけの利益を考えるのではなく、利他の心を持ち「個人の最適」ではなく「全体最適」を考える視点を持ち、周囲のことを考え協力し合う事が大切です。
(関西事務所 阪倉 陽子)
Animo株式会社
代表取締役 橋本 典子 様
◆2016年2月に設立の会社が2年で100名を超える大所帯に!
橋本さんが引っ張る同社のHPには私も掲載頂いております。同社への想いを私も真剣に考え橋本さんにお伝えしましたら、その文面をそのまま掲載頂いた次第です。まずは、その内容を下記にお伝えさせてください。
☆Animoグループを応援して下さっているみなさまへ
代表の橋本さんと最初出会った際、『なんでこんなに笑顔が良いんだろう』と感じたことを思い出します。 Animoの語源から頑張ろう!とか頑張れ!の意味もクローズアップされますが、【元気を出して!】とか【テンションを上げて!】という意味もあるそうです。まさにこちらの意味のほうが、橋本さんにはしっくり来る感じの出会いでした。
その元気の先には、社会課題の解決、社会的意義の追求である、女性が「働くことへの喜び、生き生きと働ける環境づくり」があり、そのアツい想いに激しく共感したことも常に新鮮感ある想い出として記憶しております。母であり、妻であり、働く女性、そして会社経営へと大きくチャレンジされる姿に感動し、母性愛に包まれた【心を尽くすココロを贈る】の企業理念に賛同し、微力ながら一助となれますように、グループメンバー全員と一緒に【元気を出して!】世話人として活動してまいります。
と私自身もなにかコミットしてお役に立てたらと思い、日々お会いしている橋本さんについて今月はお伝えしたいと思います。冒頭の通り、まだ起業、会社設立して、2年が経過したところ、5名でスタートした会社が2年後の今年2月には23倍の116名に、急成長されている理由、これからの事業展開についてまでお話を伺いました。
◆父を追いかけた起業家人生への道 その1
1週間で10個のお稽古ごとを習わせてもらっていました!と明るくお答え頂きました。そこにビックリ、土日も無い中での習慣化により、現在休みなく働いても、3日徹夜しても仕事と向き合えるようにも思いました。それにしても10の習い事は凄いですね。そこで手を抜くのではなく、書道は師範の腕前、テニスはインターハイの常連、県の代表という栄誉の中で頑張ったそうです。ご本人も今の軸になっているのはこのお稽古ごとで鍛えられたマインド、そして必ず達成すること、過密なスケジュール感を楽しめる、ビジョンの持ち方に多大な影響があると仰っています。このお稽古ごとは3歳からスタート、水泳、ピアノ、塾他に通い過密なスケジュールにも全くシンドいなどの泣き言は言わなかったそうで、その原因はお父さんの影響であると橋本さんは話します。そのお父さんは不慮の事故で橋本さんが14歳でお亡くなりになったそうで(お父さんは当時42才)、そのお葬式に1000名を超える方々が弔問におこしになったこと、その原体験が今の橋本さんの生き方に大いに影響していると感じ入りました。折角の人生、もったいない生き方でなく、お父さんの様に周りの皆さんから忍ばれるような生き方にしたいものです。
その橋本さんのお父さんですが、東大阪のネジ工場の経営者の子息として生を受け、所謂、ボンボンとして育ったそうです。橋本さんから見ると御祖母さん(お父さんのお母さん)の言うままの人生だったそうで、大学までの学校も言いなりに。その大学生時代にお父さんが体験された初めてのバイトが家庭教師。そのたまたまの生徒さんが余命半年のお子さん。そしてその死を迎えた際に達成感の無い、やるせなさ、心にずっと引っかかりながらも、お母さんの言われるがままに実家のネジ工場に入社。しかし待ち受けたのが工場の爆発事故、この事故の影響で家業を畳むことになったそうです。そこからお父さんは、前述の初アルバイトの家庭教師での出来事を晴らすため、大学に再度入学、教員免許を取得し、塾の講師となり校長として参画したのが33,4才の頃だそうです。そこで教育の大事さ、本気でお子さん達に向き合い熱心に学問を教える熱血漢溢れる講師として頑張った先の突然の死と繋がります。生徒さん達から圧倒的な師事の結果が弔問1000人に繋がりますね。
お父さんが背中で見せた、教育の大事さ、10個のお稽古ごとの経験からも、人生における【機会提供の大切さ】が橋本さんには知らないうちに刷り込まれている様に感じます。橋本さんご自身の起業のタイミングの年令が丁度お父さんと重なることもまさに運命のように感じ入ります。ちなみに橋本さんの弟さんもお父さんに習い塾の先生から現在会社メンバーとなり参画しています。
◆父を追いかけた起業家人生への道 その2
お父さんの死と向き合えない時期が思春期の最中で、テニスに没頭している輝かしい選手人生でしたが、手首が悲鳴をあげるほど酷使し、手術をするほどになってしまいました。結果、テニスは引退。そこから救急救命士を目指すことになりました。その頃付き合っていた今のご主人と20歳で学生結婚し、21歳で長女に恵まれながら勉学は続行、22歳で見事救急救命士の資格を取得、お子さんを育てながら仕事をするも24歳で次女をご出産。この頃、大きく降り掛かっていたのが、あることでの【借金】。多額の借金を返済するのに、お子さんを育てながら、橋本さんは1日3つのアルバイトを掛け持ちしていたそうです。朝8時〜お昼頃まで近所のガソリンスタンドでアルバイト、14時〜16時まで、スイミングスクールでコーチとなり(昔のお稽古ごとで培った力ですね)、夕方帰宅してご飯を作る、そこから救急救命士の学校に夜行き(資格取得前)、学校が終わってから夜の12時〜朝方まで近所のファミレスで働いていたそうです。まさに寝る間も無かったわけですが、橋本さんは、『アルバイトの合間で寝ていました!私は目標が出来るとリミッターが外れるタイプなんです!』と笑顔で答えて頂きました。正社員として働く環境の難しさもありながら、悲壮感を跳ね返すのもこの笑顔があればこそですね。27歳でその借金返済と同時にお子さんお二人のダブル受験を経験、ここでも機会提供をするために私学へ(本当に頭が下がります)。28歳で3人目のご出産、自宅を購入、30才でご主人が会社設立、ご自分は3人のお子さんの子育てと向き合い、働きに出ていくことの出来ない環境下で『なにか出来ないか?』、人とのご縁の中で『こんな事できない?』と模索した結果出会ったのが竹細工。竹細工なら自宅で出来る!と思う一心で、そこから独学で、電動ドリルを片手に、竹の性質も全く分からない中で、毎日毎日1年間竹に穴を空け加工をし続けたそうです。その結果1年後にはその竹細工(竹を使った灯の細工)職人として、有名な全国チェーンの花店からも受注するくらいの本格的なお仕事になったそうです。ご主人の起業がうまくいかなかった中、このお仕事で家族全員を養うという状況だったそうです。この竹細工は、関西国際空港、有名ホテル、行政のイベントでも活用されるほどになっています。働きに行けない中でなにが自分に出来るかを探求したことがこの成功に繋がったと感じます。
◆周りのお母さん世代の悩みを聞いての起業へ
運があるとか強いとか言われる橋本さんですが、ご自身ではどうですか?と尋ねてみますと、『機会とどう向き合うか、その数が沢山あることだと思っています。好き嫌いが多い中でこの厳しい状況に追い込まれたからこそうまくいったと思います、しんどい時もチャンスだと思える自分なんです』まさに全ての経験は無駄にならない。と思う次第です。
このような忙しい、厳しい環境を過ごしてきた20代、周りの同世代のお母さん友達からも慕われる橋本さん、いろんな悩み事相談も寄せられるそうです。しかも何時でも、夜中でも対応するそうです。ほんとうに心が広い方だと思います。相談事から見えてくるのが、現代社会の問題点、シングルマザーの貧困問題、働き方改革とは縁遠い家庭環境、仕事に行けない、子供さんを預けられない、教育機会の少なさ、様々な相談を聞いているうちに次に向かったのが起業、そしてこの数多ある社会課題の一つ一つを解決する事業を行うこと。それが、冒頭のAnimo社への私のコメントに繋がるものでした。同社の企業理念【心を尽くすココロを贈る】ことに世の中のお母さん、お子さんたちへの教育機会提供を目標に各事業を運営されています。
◆女性が輝くステージを提供し続ける事を喜び、目標として
Animo社の事業概要について触れておきます。
・派遣事業→お子さんを持つお母さんにある最初の壁である【社会復帰】。そこからの【キャリアアップ】。まずは働きやすいお仕事の提供が出来るように、企業側には働くお母さんの多様な働き方を啓蒙していくこと、そこにキャリアコンサルタントによるフォローをキチンと入れていく。お母さんたちの復帰を支援することは大切ですね。
・ビジネスマナースクール→働くことの前に、【学ぶ】ことの方が大切なお母さんたちも多いという気付きから【社会復帰をスムーズにするための教育】。ビジネスに関わる講師陣を短期間で集めて来られたのも橋本さんの想いに共感する女性が多いからこそだと思います。
・保育事業→働く場所が決まっても、お子さんを預けるところが無ければ働けない。そこで自社ではじめた保育園。学びの場所にも、働く場所にも、双方にあれば安心してお母さんたちは社会へ復帰できるはずとこの事業を展開されています。ことしの3月で24の保育園が展開されることに。どえらいスピードでの展開です。
・保育運営委託事業→内閣府の認定保育園である【企業主導型保育園】の運営を受託していくもの、国としても急務であり、設立・運営に関しての助成も大きく、この制度と企業を結びつけることで大きく事業を進展されています。
この様に、お母さんの【悩み】を事業にし、課題を解決されている橋本さん、今後の夢、目標について伺いました。
『今後、未来を担う次世代の子どもたちが夢みられる社会を創っていきたいと思います。そのために大人も夢を持ち、叶えられる社会になることが大切です。行政では時間のかかる変革も私たち民間で創り上げることが可能です。女性活躍を応援する企業と手を取り合い、企業が運営する保育園を日本中に作り、自宅近くの保育園に安心して預けられる環境を構築していきます。また、アニモは社会復帰を目指すお母さんの力強い存在であり続け、働き方改革も、働くことの楽しさも、未来を愛することも、自社で率先して取り組み、次世代の子どもたちに未来を創造し、ワクワクする大人の姿を見せ続けていきたいと思います。』
大きな夢、計画でありながらも、逆境をも素敵な笑顔とチャレンジ精神で跳ね返して、【お母さんの悩み解決・お子さんへの機会提供】で明るい未来に役立つ企業経営者になられると確信しています。
代表世話人株式会社 杉浦 佳浩
( http://100-dream.jp/ )
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