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~こころの保健室だより~

query_builder 2021/12/10
メンタル・キャリア カウンセラーの部屋

 <長期休暇の年末年始はご用心!配慮すべき4つのケアとは?>

2021年もいよいよ終わりに近づいています。今年の年末年始は、コロナ禍とはいえワクチン接種が進んだこともあり、地方への帰省や旅行などを計画されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。早く休みが来ないかと心待ちにされている方も多いでしょう。しかしメンタルヘルス面においては、長期休暇を迎えることによる影響は良いことだけではなく、リスクも考えられます。休暇が続くことをきっかけに心身のバランスを崩してしまう方もいるかもしれません。今回は長期休暇が続くことにより考えられるメンタルヘルス上のリスクと、事業主が配慮すべき4つのケアについてお伝えします。  


◆休暇により考えられるメンタルヘルス上のリスクは?

「ブルーマンデー」という言葉を聞いたことがありますでしょうか。実は日本の中高年男性の自殺や、心臓病死の確率は月曜日の午前中に集中していると言われています。休み明けになると仕事再開によるストレスで、心身ともにバランスを崩してしまうことがその原因として考えられています。さらに休暇が長くなると、生活リズムが乱れやすくなり、休暇前に健康であった人も心身ともに不調になりやすくなってしまいます。コロナ禍で以前より他者とのコミュニケーションが減ってしまったことを実感している方も多いかと思いますが、休暇を一人で過ごされる予定の方は特にコミュニケーション不足により気分が落ち込みやすくなる可能性がありますので注意したほうがいいかもしれません。  

◆休暇明けでも元気に働くための予防法とは?

休暇明けでも元気に働くには、日頃から体調管理に注意しておくことが前提となります。そして休暇に入ってからも生活のリズムを変えることなく、規則正しい生活を行うことが大切です。それから十分な睡眠、適度な運動、バランスの良い食事を心掛けましょう。『健全なる精神は健全なる身体に宿る』という言葉もありますが、身体的な健康にとって良いことがメンタルヘルスの健康にも繋がります。


◆企業に求められているメンタルヘルスに関する指針

では、休暇前に企業としてメンタルヘルス対策上どのようなことができるでしょうか。まずは社員ひとりひとりの様子に目を光らせておき、心配な社員がいれば休暇に入る前に相談対応を行うことが挙げられます。例えば、最近元気がない新入社員や、年末に業務上上手くいかず落ち込んでいる社員等がいるとしたら、休暇中に周囲から退職を勧められ、安易に辞める決心をしてしまうということもあるかもしれません。部下の様子を注視し、不調がありそうならば早期に対処することを「ラインによるケア(ラインケア)」と呼びます。


厚生労働省では、企業に対しメンタルヘルスケアの指針(平成18年「労働者の心の健康の保持増進のための指針」)を策定しており、その中で上の図のような4つのケアを推進しています。

メンタルヘルス対策においては、普段から労使双方による積極的な姿勢が重要になります。安全配慮義務の観点から、企業側だけが労働者に対しどれだけ働きかけたとしても、労働者自身が健康であることの意義を全く理解しておらず、意識が低ければメンタルヘルス対策は上手くいきません。逆の場合もしかりです。


・労働者自身が心身ともに体調管理に気をつける重要性を認識すること

・労働者と距離の近い管理者、リーダー職が部下の不調や異変に気づいて早期に対処すること

・産業医等と連携し社内全体でメンタルヘルス対策を推進できる環境を整えていくこと

・社内だけで対応が難しい場合は社外の専門機関と連携して情報収集を図ること


これらが継続的かつ計画的に実施されることによって、メンタルヘルス不調になる社員が減るだけでなく、モチベーションアップや生産性向上にも繋がるといったプラスの現象も起こりえます。

当社では心理学のメソッドを用いたセルフケア研修や、傾聴訓練を取り入れたラインケア研修、産業カウンセラーによるカウンセリングサービスも実施しております。社内のメンタルヘルス対策を推進していきたいけれども、どのように進めていったらいいのか分からないという企業様や当社の研修に関心をお持ちの企業様は、担当コンサルタントにお気軽にお問い合わせください。

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