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~ホップ・ステップ・キャリアアップの道しるべ~
今回のテーマ <転機に対処するための「4つのSとは」>
4月から新年度が始まって約2カ月、卒業や就職、転職、転勤、昇進等、様々な「転機」を迎えられた方が多い時期ではないでしょうか。自らが行動して起こした転機もあれば、新型コロナウイルスの影響により雇用環境や働き方、ライフスタイルが大きく変わる中で、予想していなかった転機に遭遇している方もいらっしゃるかもしれません。私達の人生は転機の連続だと言えます。
時に転機は、喪失感や悲哀感に苛まれる事もあります。皆様の職場には、転機によってもたらされた変化に対応出来ず、悩んでおられる方はいらっしゃいませんか? 本日は、ナンシー・シュロスバーグ博士が提唱した転機に対処するための「4つのS」をご紹介致します。
シュロスバーグの理論では、転機を乗り越えるための自身の資源(=リソース)を「4つのS」にまとめ、点検した上で対処する事を提唱しています。
★4つのS
私自身もこれまで数多くの転機を経験して参りました。その一つ、前職で経験した「人材派遣部門から事業企画部門への異動」の例で、「4つのS」の点検と転機への対処を振り返ると、こんな風になります。
★4つのS [具体例]
★転機への対処 4つのSを点検したところ、PCスキル不足は社内の専門部署のトレーニングで改善出来る。企画力に 不安はあるがチームでの仕事なので皆で補い合えば何とかなりそう。困った時は上司に相談しよう。まずは 人材派遣部門での経験・知識から企画を考えてみよう。
予想していなかった転機に遭遇した時、起こった事象のみに着目してしまい、一時の感情で行動してしま う事もあるかもしれません。そんな時、「4つのS」を点検する事で冷静に物事を捉え、自分のリソースに不 足している部分を確認して補強したり、強いリソースを使って転機に対処する事を考える事が出来るので はないでしょうか。 転機自体はコントロールできないものであっても、転機をどの様に扱うか、その方法はコントロールできるも のであり、自分の「4つのS」を強化していく事は可能です。 とは言え、これらを自分一人で客観的に行う事は難しい作業かもしれません。そんな時は、キャリアカウ ンセラーとの対話を通じて4Sを確認し、転機に対処していく事も有効であると思います。自分自身では認 識していなかったリソースが発見出来るかもしれません。
BSキャリア・カウンセラーの会では、従業員の皆様にキャリアコンサルティングを通じてご自身の強みや能 力・価値観を認識しイキイキと仕事に取り組んで頂き、また会社様には人事評価制度の導入や研修等を 通じて人材育成を図るサポートをさせて頂く事で、組織の活性化を支援させて頂きます。
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