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平成29年6月号
岡社長の今月のアドバイス
『次世代に繋ぐこととは!(知覧訪問)』
『伝説のボス猿『ベンツ』!』
『再雇用時の高齢者賃金の定め方』
コンサルタント小出の今月の気になるキーワード
『様々なアイデアの出し方(オズボーン法)』
関西事務所だより No.29
『テロ対策について』
今月のご縁むすび
『株式会社パースペェクティブ・メディア
小口日出彦氏』
・「大人のためのヒーリングセミナー」実施報告
・事務所でファイトネスやりました!
次世代に繋ぐこととは!(知覧訪問)
先日鹿児島訪問の際、久しぶりに知覧に、九州担当の社員とともに立ち寄りました。
目的は同行した社員に知覧特攻平和会館を見せることです。福岡まで車で帰り、飛行機の搭乗時刻から逆算すると微妙な時間でしたが、知覧は当社全社員を連れていきたい場所のうちの一つです。免許取り消しを何とか逃れ、30日の免停で落ち着いた当該社員に、急ぎの行程を運転させるわけにはいきません。知覧までの行程と、知覧から福岡までの行程(約400km)は平均時速120~130km位で飛ばし、オービスと背後の覆面パトに注意しながら、何とか無事知覧に到着、平和記念館を拝観、知覧茶(何と静岡茶は知覧茶をブレンドしているとの情報が・・・)を購入し、とんぼ返りで福岡空港にたどり着きました。そのまま羽田に向かうという強行軍でした。
私の前世は海軍の予科練出身の搭乗員でした。戦争末期、鹿児島県の特攻基地である鹿屋(かのや)から艦上爆撃機に乗って、沖縄方面で米海軍のグラマンヘルキャットに撃墜されて戦死した記憶を持っていますので、陸軍特攻基地である知覧のような場所(その他に海上自衛隊鹿屋基地内の博物館、大刀洗平和記念会館、靖国神社遊就館など)に行くと、過去の記憶が蘇ってくるように感じます。
毎回訪問の度にふつふつと心底から湧いてくるのは、当時の国を挙げての、米国に一矢報いてやりたいとの旺盛な戦意と、ジリ貧の状態まで追い込まれた日本を守るために何とかしたいという焦燥感、身を挺して範を示そうとする自己犠牲の感情です。
諦めの早いことが私の長所であり欠点でしたが、その当時の記憶でも、あっさりと命を捨てることを選択し、特攻隊員に志願しました。現在できる精一杯のことをやることで安心してしまい、満足してしまうことは前世からの共通した私の持って生まれた性格のようです。詰めが甘いのです!
今回の人生ではあっさりと諦めてしまう性格を改めるべく、新たに「忍耐」を修得するよう魂にインプットして生まれてきました。これからの約50年の残りの人生で、この「忍耐」をマスターしていきたいと思っております。
本コラムを訪問先のタイ・バンコクで作成しておりますが、往路の飛行機の中で、またしても睡眠時間を犠牲にして映画を観てしまいました。岡田准一主演の「海賊と呼ばれた男」です。原作は3度読み、モデルとなった出光佐三を尊敬する身としては、スルーすることはできませんでした。
この映画を見て、多くのことを学ばせていただきました。
①チャンスはピンチの後についてくること
②人を動かすのは感動であること
③真のリーダーシップとは旺盛なチャレンジ精神と公明正大で折れない心であること
④目の前の課題に立ち向かう旺盛な気概(戦意)が人を動かす原動力となること
⑤優しさとは相手を思いやる心であること
⑥得たものを次世代に繋ぐことの大切さ 等々
(番外⑦綾瀬はるかは奥ゆかしくて可愛いということ・・・・・これは私の個人的な好みの問題でした(笑))
4月号のコラムでもお伝えしましたが、あの時代を支えた先人たちはトラディショナリスト世代(伝統主義者)の方々です。軍隊で鉄拳制裁に耐え、命がけで国を守ってきた世代の方々が、我が国を再建しました。軍隊では命令違反は不可能です。例え理不尽なことを命じられても、上官の命令には従わなければなりません。しかも命がけです。どれだけの緊張感の中で彼らは国防(戦後に戦勝国が宣伝した「侵略」などでは決してありません)という使命を全うしてきたのでしょうか。そのような精鋭の人々が、米軍の空襲で焼け野原になった我が国を死に物狂いで再建したのです。現代でいう障害(適応障害、発達障害、知的障害(身体障碍は兵役免除))があっても、健康であれば召集令状(通称:赤紙)一枚で軍人としてしょっ引かれ、国の為に奉仕することを義務付けられ、決して逃げなかった、責任感と勇気を持ち合わせた尊敬に値する魂の持ち主です。彼らの労働品質の高さは現代の基準で測ったとしても極めて優秀であったことでしょう。今の現役世代と比較しても3~5割ぐらいは平均して高かったものと思われます。
戦後の日本の繁栄の礎は、このトラディショナリスト世代が作り上げてきたものです。今の現役世代はこの先人たちの遺産の基に繁栄を享受してきました。そして今、戦後生まれのベビーブーマー世代(1945~1964年の生まれ)が現代の経済の中心に位置し、その次の世代であるX世代(1965~79年の生まれ)が、働き盛りを迎えています。
我が国は現在、周辺の不安定な国や利己的な国(中国・ロシア・南北朝鮮・米国)の挟撃を受け、益々不安定な状況に追い込まれていくことでしょう。ミサイルがたった1発でも原発のある地域にぶち込まれるだけで、この国は破滅的な被害を受けることになります。将来の繁栄の足枷を取り除き、国家を継続させ、良い国として<バトンを繋ぐ役割>が我々ベビーブーマー世代とX世代の役割となってきます。そしてこれから主役として活躍する世代であるY世代(1980~1995年の生まれ)や今後社会に出てきて我が国を支えるであろうZ世代(1996~2017年の生まれ)へ、綺麗にバトンを繋ぐことが求められます。日本国を愛する身としては、これからの100年後、1000年後も、我が国が繁栄していることを願わずにはいられません。そのためにできることを、我々国民の一人一人が自覚することが重要です。
昨年のリオデジャネイロオリンピックで、唯一私が涙を流したのは、男子リレーチームの銀メダル獲得でした。下記のデータの通り、未だに我が国の男子は10秒の壁を破れない状況です。
【1位・金メダル】ジャマイカ 37.27
・アサファ・パウエル 9.72
・ヨハン・ブレーク 9.69
・ニケル・アシュミード 9.90
・ウサイン・ボルト 9.58
【2位・銀メダル】日本 37.60
・山県亮太 10.05
・飯塚翔太 10.22
・桐生祥秀 10.01
・ケンブリッジ飛鳥 10.10
【失格】アメリカ(日本とほぼ同時の3位でゴール)
・マイク・ロジャース 9.85
・ジャスティン・ガトリン9.74
・タイソン・ゲイ 9.69
・トレイボン・ブロメル 9.84
一方アメリカはジャマイカに次ぐアスリートの集団でした。しかし、このガチンコの勝負で日本はジャマイカには力負けしましたが、かつての陸上王国アメリカに勝って銀メダルを獲得しました。
リレー当日は、私は大分の由布院に向かっておりました。途中の寄り道で大刀洗の平和記念会館に立ち寄り、国内唯一ここにしかない海軍の零戦32型(右写真)と陸軍の97式戦闘機を拝観し、そこから目的地に向かう途中の、電波の悪い山中でのTV観戦となりました。結果は先述した通りですが、気が付くと、溢れ出る涙とともに強烈なメッセージが私の潜在意識に降りてきました。
(零戦32型)
「今まで得た多くのものを次世代に繋げ」
この「繋ぐこと」、これこそが、我々がこの世に生を受けて生まれてきたことの目的の一つのような気がします。
人は生まれてきて、一定の期間を経て生を全うして死んでいきます。その際に、それぞれの魂固有の使命を帯びて生まれてきます。その固有の使命を全うするために四苦八苦して、ある人はそれを精一杯全うして死んでいき、またある人は志半ばで死んでいきます。或いはせっかく幸運にも生まれてくることが出来たにもかかわらず、その意味が分からずに人生を無為に過ごし、徳切れして、あの世で後悔している魂もあるようです。各人各様の使命とは別に、共通の使命として、我々は次世代に「繋ぐこと」が求められているようです。固有の使命に目覚めることは困難ですが、共通の使命である「繋ぐこと」は少し自覚すれば達成可能だと思います。
東北大震災の後「絆(きずな)」という言葉が各地で叫ばれました。「繋ぐこと」と「絆」は共通しているような気がします。
今まで多くの場で、「有難うの多い会社、感謝の多い会社は繁栄する」と申し上げてきましたが、これからは、「繋ぐことのできる会社・家庭は繁栄する」が加わっていくような気がします。
伝説のボス猿『ベンツ』!
「ベンツ」、何と貫禄のある名前でしょうか!私はニホンザルが好きです。あの短気なところ、仲間意識の強いところ、気位の高いところ、間抜けなところが、イジリがいのあるところが大好きです。ちょっとからかうと顔を真っ赤にして飛びかかってきます。それが面白くって随分各地の動物園でいたずらをしました。この年(満53歳)になっても、動物園に行く機会があると、何よりも猿山を目指している自分がいます。
ということで、平成3年に当時勤務していた損保会社の転勤命令に従って(実は希望して)、福岡に5年と5か月間勤務し、そこで長女と長男が生まれ、会社の保養施設があった別府温泉によく泊まりに行きました。子供が喜ぶ観光地はラッコのいる水族館と高崎山の自然動物園でした。そこにいたのがこの「ベンツ」です。
ベンツは大分県大分市の高崎山自然動物園で1978年ごろに生まれました。身体も大きく貫禄ある風体からドイツの自動車にちなんでベンツと名付けられたそうです。
彼は喧嘩が強く、9歳だった87年10月に同園史上最年少でB群ボスに就任しました。猿望?高く、気性は荒いが一旦事あれば、喧嘩・もめごとの仲裁解決手腕は抜群だったようです。正にボス猿です。ところが、「英雄色を好む」の諺通り(猿にも当てはまるようです)C群の美人猿リズに恋をし、事もあろうかB群のボスの座をかなぐり捨て、90年1月にリズと駆け落ちしました。何と人間と同じではありませんか。恋に落ちて全てを捨ててメス猿に走るなんて、何て人間(猿)らしい奴!大好きになりました。
私が高崎山に子供を連れてよく行っていた頃は、このエピソードで盛り上がっていた時期です。
ところがベンツはそのレベルでは収まりませんでした。その後C群に移籍し、下積みの雑巾がけから始め、苦節20年、2011年2月に32歳でC群ボスに昇格しました。
史上最高齢での就任、かつ二つの群のボス就任も初めてでした。このころTVでベンツがボス猿に就任したことを知り、心から祝福したことを覚えています。
因みに、ベンツがボスに就任するまでのエピソードですが、下記の記事が見つかりました。
B群時代は温和な気性だったが、C群では徐々に“武闘派”に変身。2002年(平成14年)6月、「高崎山」史上初の大抗争が勃発した!
A群は最大勢力を背景に餌場を独占しょうと画策していたが、C群の当時のボス猿ゾロはA群の勢力を恐れ手が出せない。 これに業を煮やし、C群NO2に出世した喧嘩っ早いベンツが立ち上がる。「うちのボスは何を考えとるんじゃ!A群など恐れることはない!」何しろベンツはその名前が示す通り頑丈でデカイ猿。おまけに度胸が据わっている。ベンツが一匹でA群の中に飛び込んでいき、投げる、噛み付く、蹴っ飛ばす大暴れ。 しかし、こんなに活躍してもベンツはナンバー1にはなれなかった。 その後も、群れになにかあると群れのボスのように一番にかけつける勇気あるベンツ。そして、誰もがベンツの度胸と統率力に敬意を払い、ついにC群の新しいボスに推挙された。しかし!長老メス猿たちからはブーイング! 「ベンツはC群生え抜きの猿ではない!」「女性関係がだらしない!」いっぽう、若者からは厚い支持!「最大勢力のA群との死闘を制して勝利できたのはベンツの度胸と統率力があったからだ!
そのころC群は700頭あまり、A群は800頭以上もいる世界最大の群れだった。C群とA群は、過去約1年に渡ってにらみ合いを続け、お互いにオス猿たちが前列に並び、その後ろに他の猿が並ぶという、昔の合戦さながらの配置で、睨み合っていたそうだ。
C群の血気盛んな若者猿もベンツに従い突入していった。
A群は山に逃げ帰り、次の日もベンツが大暴れをしたので、A群はまた逃げ帰り、ついにはベンツが遠くに姿を見せただけでA群は山に逃げ帰るようになった。そのときの様は、まるで天敵である犬などを見るような恐れ方だったそうだ。そして、「高崎山」開園以来何十年と続いた最大勢力のA郡は消滅してしまった!
一番強い猿がナンバー1になるのではなく、一番年上というわけでもなく、一番もてる猿というわけでもない。 群れに一番長くいるオス猿がナンバーワンになるのが猿社会の掟。ベンツはボスのゾロが近くに来ると餌をやっても取らない。席も譲り(どこかへ行ってしまう)尻尾も下げる。
オス猿は自分より順位の上のものがいない時は尻尾を上げるが、上のものが来たとたんに尻尾を下げるとのこと。オス猿の世界はシビアなのだ。
過去の事をああだ、こうだ、言う年寄り連中は引っ込んでいて欲しい!」
抗争を目の当たりにし、ともに戦った若猿たちから厚く信頼されていたのだった。苦労しながらボスに上りつめたサルの中のサル。若いころは気性が激しく、跳び蹴りされた職員もいたが、先頭に立って群れを守るベンツ。けんかの仲裁に率先して駆けつけるなど、統率能力にも定評があった。
恋を成就させ、約21年かけて最下位から再びトップに上り詰めたベンツ。そのベンツが昨年の9月13日に突然姿を消し、山から約7キロ離れた所で無事保護された。その後、ベンツは何とボスの座に復帰!
失踪の原因は不明だが、認知症も疑われ、老いも感じさせたようだ。
そして12月17日、再び姿を消した。1か月の捜査にもかかわらずベンツを見つけることができず、高崎山自然動物園は今年の1月17日にベンツの死を認定した。推定35歳、人間なら110歳を超える波乱万丈の猿生だった。そして伝説のボス猿として永遠に語り継がれることになった。
史上最高のボス猿ベンツ、安らかにお眠りください。 合掌。
何と魅力的な猿でしょうか。猿好きの私の中でも、ベンツは断トツのNO1のアイドルです。このようなボスが人間社会にいたらと思うと、ワクワクしてきます。「ボス猿ベンツから学ぶリーダーシップ学」なんてタイトルをつけてセミナーをやったら、大うけしそうです。是非検討したいと思います。
人間の世界でも猿の世界でも、筋を通し、信念を貫いて生きていく様は、多くの人や猿を魅了するものですね。ベンツは最後まで己を通してこの世を去りました。しかも推定年齢110歳です。大往生です。私は100歳まで生き、90歳まで現役を宣言しておりますが、上には上がいるものです。当時はA群、B群、C群の3群の群れがあるといわれていましたが、自らの力でA群を蹴散らし、伝説の猿となったベンツ。心から冥福を祈るとともに、最大の敬意を払いたいと思います。
<伝説のボス猿 ベンツ万歳~!>
再雇用時の高齢者賃金の定め方
Q)当社は平均年齢が50歳を超えており、60歳の定年以降も給料を2割ほど下げて再雇用しています。年金との兼ね合いもあると思いますが、60歳以降の賃金をどの程度まで下げるのがいいのか教えてください。
A)高齢者雇用の際によく出るご質問です。平成25年4月以降より、在職しながら受給できる「60代前半の在職老齢年金(報酬比例部分)」は63歳(昭和32年4月2日以降の生まれ)から支給されることになりました。以後3年毎に1歳ずつアップし、最終的にはS36年4月2日以降の生まれ(今年56歳)の方は、この在職老齢年金は支給されません。この制度の適用を受けることが出来る年齢層の社員が在籍している間に、十分に活用して内部留保に努めることが、企業活性化につながります。
<具体例>
高齢者雇用に頭を悩ませている社長が多いのが実情ですが、今後益々労働力人口が減少していく中で、企業の定年は4年以内にほぼ確実に65歳に延長される見通しです。従って、65歳定年、70歳~75歳までの再雇用を実現するための高齢者雇用制度を早期に社内制度の中に組込み、活性化させた企業が今後有利になっていきます。
減額の目安は、60歳到達時点の給与の50%~61%の間となります。(75%超の場合は不支給。
(注)団塊の世代(S22年~S24年生まれの人) ※現在68歳~70歳
S36.4.2以降生まれ(今年56歳)は完全65歳支給。60歳になる4年間の間に65歳定年が法制化されると推定。
60歳到達時賃金が30万円、60歳以降の再雇用後、63歳時の賃金が18万円の高齢者の場合、仮に、報酬比例の在職老齢年金額を10万円とすると、①高年齢雇用継続給付金が27,000円、②在職老齢年金100,000円から①と②併給により18万円の6%を減額、89,200円が給付され、合計金額が116,200円となり、賃金18万円と併せて、296,200円となる。
この金額のうち27,000円は非課税、89,200円のうち公的年金控除額部分は非課税となり、社会保険の対象額は18万円部分のみで、高齢者本人は、実質的には大幅な手取額アップになる。
会社側も従来の労働力を確保し、尚且つ賃金が30万円から18万円にダウンしたことで月12万円+労働・社会保険料が浮いてくるので、年間約162万円のコストセーブが実現可能。この浮いたファンドをどのように活用するかは経営者の判断となります。
<活用例>
①不足する退職金のファンドに充当
60歳からの在職老齢年金の支給は、昭和28年4月1日以前生まれの高年齢者にのみ認められた制度(S36年4月1日までは部分的に享受)であり、後輩の若い社員の退職金ファンドの捻出のために有効活用できる。
②来たるべき不況に備えて内部留保
第2次ベビーブーマーの最後の生まれがS49年ですが、これ以降より出生率が低下し続けているため、我が国中高年の購買力が低下していくことが予測される。
その猶予は2~5年後との予測もある。
③従来と同一の労働条件の場合、大幅な給料のダウンになる高齢社員にとっては、働く上でのモチベーションのダウンが予想される。この予防策として、
⑴労働時間の短縮
⑵労働日数の減少
⑶第二退職金制度の創設
などを導入し、一定の配慮を行うことが有効となる。
なお、この制度導入に当たっては、事前に高齢労働者に配偶者がいる場合には、夫婦揃って説明を行うことが有効である。何故なら、一般的に年金(在職老齢年金を含む)は、早期前倒しで受給すると損をするとの誤った認識が広く普及しており、一方にだけ説明すると、会社にうまく丸め込まれたとの誤解を与えかねないからである。
60歳代前半の老齢厚生年金(在職老齢年金)は、上記説明の通り、S36.4.1(女性はS41.4.1)以前に生まれた受給権者のみが行使できる権利であり、これを受給したからといって、65歳からの年金が増額されるわけではないからである。
因みに、65歳以降からの賃金については月額30~33万円位の金額であれば、大多数の人は年金のカットは行われない。経営者が65歳以上場合は、多額の役員報酬を大幅に減額し、年金を100%受給、余ったファンドは将来の退職金の積立に充当する方法が有効です。
■ 様々なアイデアの出し方(オズボーン法)■
オズボーン法は、あらかじめ準備したさまざまな切り口の質問項目に基づいてアイデアの発想を行うものです。なお、この質問事項を9つの切り口で整理し直したものが、オズボーンのチェックリストと呼ばれるものになります。つまり、オズボーン法とは、チェックリストに基づくアイデア発想法の代表的なものなのです。そして、このオズボーン法から派生したものにSCAMPER法(オズボーンのチェックリストをより覚えやすく、使いやすくしたもの)などがあります。
対象となるテーマは、既存の製品やサービスなどの改良やリニューアルです。固定観念により凝り固まってしまっている思考に、幅広い視点からの気づきを与えてくれるという効果があります。
<9つの切り口>
① 他に使い道はないか? ⑥ 代用してみたら?
② 応用してみたら? ⑦ アレンジしなおしたら?
③ 変えてみたら? ⑧ 逆にしてみたら?
④ 大きくしてみたら? ⑨ 組み合わせてみたら?
⑤ 小さくしてみたら?
例えば、⑥について、テーマごとにもっと深掘りをすると「他の人にしたら?」「他のものにしたら?」「他の成分にしたら?」「他の製法にしたら?」「他の場所にしたら?」「他のアプローチにしたら?」「他の口調にしたら?」など、そのテーマごとに「代用する」という言葉を具体的に置き換えてみることで、さまざまな発想がでてきます。これは消費財のマーケティングに多用されている手法であり、ビールを「組み合わせてみたら?」の発想で、複数種類の味のビールを組み合わせて贈答品用の商品に変化させたり、固形石鹸を「変えてみたら?」の発想で液状石鹸を開発したり、身の回りには実に多くのアイデア発想による製品やサービスが開発されているのです。(もちろん、前提として消費者の購買行動の分析等による嗜好を徹底的に調査しています)
そして、オズボーン法は製品やサービスのマーケティングへの応用のみならず、製造現場においての製造工程の見直しや作業内容の改善などにおいても効果を発揮してくれます。
特に、昔からずっと同じやり方で製造していたり、作業方法の見直しをほとんど行っていなかったというような現場は、一度、この手法を使って新しいやり方などを検討してみるのも良いかもしれません。もちろん、現場のメンバー全員参加で。
(小出 貴巳)
先日までよくニュースに取り上げられていた北朝鮮問題。
ひとまず、4月中のロケット発射はありませんでしたが、今後も、動向に注意が必要そうですね。
皆さま、テロ対策についてはされていますか。
もしミサイルが発射され、日本国内に落ちる可能性がある場合には、「全国瞬時警報システム」(以下“Jアラート”)が発動され、屋外スピーカーから警報が流れ、携帯電話にエリアメール・緊急速報メールが発信される仕組みになっています。もし、Jアラートが発動された場合は、警報やメール内容をしっかり確認し、落ち着いて対応しましょう。
万が一、ミサイルが発射された場合は
屋外にいる場合:出来る限り頑丈な建物や地下街に非難する
建物がない場合:物陰に身を隠すか、地面に伏せて頭部を守る
屋内にいる場合:窓から離れるか、窓の無い部屋に移動する などして、身の安全を確保しましょう。
また、ミサイルでの攻撃も怖いですが、化学剤や生物剤、核物質を使用した攻撃もあり得ることも注意しなければなりません。
■[化学剤の特徴]
風に運ばれ、広範囲に拡散する恐れあり。
特有のにおいのあるもの、無臭のものなど種類によって異なる。
[症状]
目の充血、せき込み、かゆみ 比較的早く発症
(触れたり、口に入れたり、吸引することで人体に悪影響を与える)
[方法]
飲食物・日用品への混入、人体への直接注入、爆発物や噴霧器などを利用した散布等
■[対応策]
口と鼻をハンカチ等で覆いながら、その場から直ちに離れ、汚染の恐れのない安全な地域に避難する。
汚染された衣類、時計、コンタクトレンズはすぐに処分する。
※汚染された衣服を脱ぐときに、直接肌に化学剤が付着する可能性があるため、はさみなどを用いて切り裂き、脱ぐ。また、汚染された衣服などは、再び触れなくて済むようビニール袋に密閉する。その後、水と石鹸で手、顔、体をよく洗い、肌についた化学剤を洗い流す。
安全が確認できるまで、汚染されている可能性のあるものは口に入れない。
化学剤傷病者への治療は一刻を争うため、体が痙攣し始めたり、しびれたり、呼吸が苦しくなったりと、何かしら体調がおかしい!と感じたらすぐに周囲に知らせ、速やかに警察や消防に通報しましょう。
■[生物剤の特徴]
発症するまでに潜伏期間がある場合や、人から人へ感染する場合がある。
[症状]
各生物剤によって異なる
(触れたり、口に入れたり、吸引することで人体に悪影響を与える)
[方法]
飲食物・日用品への混入、人体への直接注入、爆発物や噴霧器などを利用した散布等
感染者に触れることによる感染(二次感染)
■[対応策]
口と鼻をハンカチ等で覆いながら、その場から直ちに離れ、外気から密閉性の高い屋内の部屋または感染の恐れのない安全な地域に避難する。
屋外から屋内に戻った場合は、衣服を脱ぎ、ビニール袋に密閉した後、水と石鹸で手、顔、体をよく洗い、汚染物をきれいに洗い流す。
安全が確認できるまで、汚染されている可能性のあるものは口に入れない。
自身が生物剤によって感染した可能性がある場合は、マスクを用いて拡散を抑えたり、むやみに多くの人と接触しないよう注意する。他者が感染した疑いがある場合は、その人が使用した家庭用品などに触れないように注意し(二次感染を防ぐ。)、頻繁に石鹸で手を洗い、拡散させるのを防ぎましょう。
厚生労働省が生物兵器テロに使われる可能性が高いものとして、炭疽菌、痘瘡(天然痘)ウィルス、ペスト菌、ボツリヌス菌を発表しています。どのような特徴があるのでしょうか。
<炭疽菌>
潜伏期間 1~7日
皮膚、肺、腸の部位で致死率が異なり、肺に吸引された場合、インフルエンザのような症状(高熱、咳、膿、血痰)が現れ、呼吸困難を引き起こし、治療を行わなかった場合の致死率は90%以上と高い。
<痘瘡(天然痘)ウィルス>
潜伏期間 7~17日
高熱と頭痛、四肢痛、腰痛が発症。顔や頭部を中心に、全身に発疹が発生。
つばや痰で感染する。
<ペスト菌>
潜伏期間 2~7日
全身の倦怠感から寒気、高熱を発症。感染の仕方、症状によって腺ペスト、肺ぺストなどに分けられる。ノミから感染した場合、刺された付近のリンパ節が腫れ、痛みを伴う。肺ペストの場合、感染する恐れがあり、頭痛や高熱、下痢、気管支炎や肺炎を引き起こす。治療しなかった場合の死亡率は高い。また、感染時に症状が現れず、急激なショック症状、昏睡、手足の壊死を起こし死亡することもある。
<ボツリヌス菌>
潜伏期間 5時間~3日
四肢の麻痺、複視、構音障害、排尿障害、発汗障害、のどの渇きが見られる。一方、発熱はほとんどなく、意識もはっきりしたままである。ひどい場合は、呼吸筋を麻痺させ、死亡する可能性がある。
(国内では今年3月に乳児ボツリヌス症により生後6か月の男児が死亡しています。1歳未満のお子様には絶対与えないでください。)
このように生物剤による被害は潜伏期間中、また発症中に人から人へ感染する恐れがあることを知りつつ、対処することが大切です。また広範囲への感染や、治療が行われなかった場合の死亡率はかなり高いため、高熱や発疹、痛みやかゆみなど異常な症状が突然現れた場合はすぐに周囲に知らせ、速やかに警察や消防に通報しましょう。
アメリカで起こった炭疽菌テロ事件では、封筒が用いられ、配達に関わった人、配達物を受け取った人が犠牲となっています。このことから、運送関係のお仕事をされている方は、業務中に巻き込まれる可能性が高いので十分にお気を付けください。また差出人不明の荷物等には十分注意をしてください。(アメリカの事例では茶色いドックフードのようなものが入っていたそうです。)
■[核物質の特徴]
核兵器を用いた攻撃を受けた場合、核爆発による熱風、爆風などによる物質の燃焼、建物の破壊、放射能汚染などの被害が生じ、その後は放射性降下物が拡散、降下することにより放射線障害などの被害が起こる。
放射性物質を散布することにより放射能汚染を引き起こすことを意図した爆弾の爆発による被害は、核爆発ほど大きな被害は生じないが、爆発による被害と放射能による被害が発生する。
[症状]
火傷、放射線を浴びることで人体に致死的な病気を発生させる、眩暈や抵抗力を低下させる
■[対応策]
※核爆発の場合※
閃光や火球が発生した場合は、失明する恐れがあるので見ない。
遮蔽物の陰に身を隠す。地下施設やコンクリート建物はより安全です。
上着を頭から被り、口と鼻をハンカチで覆うことで、皮膚の露出をなるべく少なくしながら、爆発地点からなるべく遠く離れる。この場合、風下を避けて風向きとなるべく垂直方向に避難しましょう。
屋外から屋内に戻った場合は、衣服を脱ぎ、ビニール袋に密閉した後、水と石鹸で手、顔、体をよく洗い、汚染物をきれいに洗い流す。
安全が確認できるまで、汚染されている可能性のあるものは口に入れない。
被爆や汚染の恐れがあるため、行政機関の指示などに従い、医師の診断を受けましょう。
※爆弾の爆発の場合※
爆発が起こった建物などからできる限り速やかに離れましょう。
爆発において特有の特徴がなく、放射性物質の存在が判明するまでに時間がかかるので、たとえ外傷がない場合でも、行政機関の指示に従い医師の診断を受けましょう。
以上の症状や対応策より、化学剤や生物剤、核爆弾で攻撃された場合は、
①汚染物が無い空間に逃げることが大事。
②逃げるときはハンカチ等で口と鼻を覆い、身体の露出面積を少なくする。
③汚染物が身体に付着した場合は素早く正確に身体から取り除く。
④安全が確認できないものは口に含まない。
⑤不調が現れた場合は速やかに警察、消防に連絡する。 ことがポイントです。
世界では各地でテロ攻撃が行われています。いつ、日本で行われるのかは分かりません。
この国は狙われない、なんて「例外」はなく、今まで日本国内でなかったのが奇跡なのかもしれません。反対に今、とても騒いでいるだけで、今までと変わらない平和な日々が続くのかもしれません。
大切なのは、万が一に備えておくこと。テロ対策について少しでも興味をお持ちいただいた方は、ぜひ下記の参照サイトをチェックしてみて下さい。
*参考*
「内閣官房 国民保護ポータルサイト」
http://www.kokuminhogo.go.jp/
「厚生労働省 感染症法に基づく医師の届出のお願い」
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/kekkaku-kansenshou11/01.html
関西事務所 永井 真琴
(関西事務所:小山菜穂子・中村千紗・永井真琴・島本浩平・阪倉陽子)
株式会社パースペクティブ・メディア
代表取締役社長 小口日出彦 様
◆代表世話人の世話人
代表世話人株式会社の世話人という存在。あまり口にはしておりませんが、実際大変お世話を私にして下さっている方、今月は、その世話人である小口さんについてお話ししたいと思います。
小口さんってどんな方ですか?と質問を受けると、いつも、【智の巨人】、【難しいコトを誰でも分かり易く紐解き、解説してくださる上に、足りない部分を補ってまでくださる方】とお伝えいしています。私にとっては、大きく不足している部分をニコニコ側で『杉浦さん、それはね、、、、云々』といつも楽しく愉快にお世話をしてくださいます。お聞きしたことは無いのですが、『ホント何も知らないなぁ〜』と思っていらっしゃるかもしれませんが…
◆小口さんご経歴、昨年ご出版の著書について
小口さんのHPからご経歴を。
1984年3月 慶応義塾大学卒業
1984年4月 株式会社コスモエイティ ニューメディア開発プロジェクト
1986年3月 日経コンピュータ誌記者
1994年3月 日経BP社ニューヨーク支局特派員
1996年9月 米国カリフォルニアにて Nikkei BP BizTech Inc.創業編集担当取締役としアジアのハイテク/ビジネスに関する英文ウェブ事業企画/運営日経BP社シリコンバレー支局編集委員を兼務
2000年1月 日経E-BIZ U.S. Emerging Business Report 創刊 編集長米国急成長ビジネス専門ニューズレター
2002年3月 日経ベンチャー編集長
2005年1月 パブリックビジネス・リポート創刊 編集長公共サービス改革専門情報誌
2007年6月 株式会社パースペクティブ・メディア設立
私がいつも愛読している日経トップリーダー、その前身である日経ベンチャーは、小口さんが編集長の時代には既に拝読していました。当時はまだお会いする運命とは知らずに。海外にも精通し、Silicon Valleyでの知見、そこから米国のITベンチャーに関して徹底的に調べその後数十万円するレポート本を出版されたことを伺いました。2000年前後の日本の ITベンチャー経営者が挙って熟読したそうで、その掲載された企業やビジネスモデルその掛け合わせが、今煌びやかにもてはやされている企業群が展開しているビジネスの根幹になっています。その出版された内容を遥かに超えていくビジネスは、今も生まれていない事実に驚きます。
独立起業後は、企業の上場会社顧問や社外取締役等々を仕事の中心とされていました。出版に関しては、起業後、特段活動されていなかったのですが、昨年初夏に突然【情報参謀】を出版されました。私が出会って数年後の頃でしたが、小口さんとお会いする場所が、自民党本部のレストランでランチを採りながら、とか、この本に書かれている2011年前後は、よく永田町に訪問していました。
【情報参謀】については、小口さんの日経BP時代の後輩のグロービス広報室長の水野さんが評されている部分を引用させていただきます。
<本書で言う「情報戦」とは、テレビやネットに流れる政治関連のデータを収集して分析し、クライアントである自由民主党の「次のアクション」に役立てる――という一連のPDCA(本書では、計画・行動・評価・伝播としている)サイクルのこと。折しも、その時期は政治や選挙に及ぼすネットの影響力が無視できないほどに大きくなった転換期でもあった。茂木敏充報道局長、平井卓也報道局次長、世耕弘成報道局次長といった自民党キーマン(肩書はいずれも当時のもの)とのやり取りの中で、自民党の情報武装体制が進化していく様が生々しくドキュメントされていて、物語としても面白く読める。>
(http://globis.jp/article/4590 より引用)
政治に感心ある・無いに関わらず、情報の読み解き方、その行動、伝播に関わるところは、いろんな場面で意味ある、勉強になると思います。是非、手にとって頂ければ。
小口さんの著書、【情報参謀】はこちらです。
『情報参謀』(講談社現代新書)小口日出彦 著 2016.07.20
https://www.amazon.co.jp/dp/4062883775?tag=globisjp-22&camp=1027&creative=7407&linkCode=as4&creativeASIN=4062883775&adid=0GA92ATMY6YAH0CJAJ50&
◆小口さんとの出会い私との関わり
はじめてお会いした時のこと、実はお互い全く覚えておらず、何の件で、どうして会ったのか、今も謎であります。恐らく7〜8年ほど前に、私が小口さん宛にお伺いしたのがリアルなお付き合いのスタートではないかと思っています。その後、私の世話人としてご支援頂いている場面ともう一つ、それは、私が懇意になっていった、20代、30代の若きアントレプレナー(起業家)の事業〜経営課題を解決頂いている、そこが大きな場面です。
事例でお伝えすると。
★当時大学生(22歳)だったAさんの場合
大阪大学の大学生で、起業時点から私と懇意だったAさん。大阪で起業後、事業拡大に伴い、学生ながら渋谷に移転。そこで数千万PVのサイトを構築した際に、大きな後ろ盾になってくださったのが小口さんでした。Aさんのwebマーケティング手法の天才的な部分を早くから見出し、経営者への道について、海外事情、世の中の広さについて、Aさんに大きく力を貸してくださっています。今も、大きなプロジェクトの入口を指南していただいていたり…。
★物流関係の経営者Bさん(30代)の場合
世界に目を向けるキッカケをBさんに与えて下さった小口さん。現在もこのBさんの会社の顧問になっていただいています。Bさんからのご相談は、世界の物流事情をサイト上から得るのではなく、もっと【生の】、【リアルな】情報が手に入らないか?というものでした。すぐに小口さんにお会い頂き、米国や欧州の最先端の情報について、世界に散っている小口さんの前職時代の仲間に問い合わせてくださったり、Bさんと一緒に米国東海岸に飛び、現地企業(最先端ベンチャー)との面談を設定・同行いただいたりと、所詮ドメスティックな私には到底出来ないこともサラッとご対応頂いたことがありました
◆働き方を選択出来る時代へ:【一般社団法人at Will Work】の名付け親であり、多大な支援を
働き方改革元年と言われる今年2月15日に虎ノ門ヒルズにて、600名以上参加のカンファレンスが開催されました(「働き方を考えるカンファレンス2017『働く、生きる、そして』」詳細はこちらです。http://www.atwill.work/conference2017/)。その団体は、まだ結成1年未満の始まったばかりのヨチヨチ歩きの状態。そこに魂となる息吹を吹き込んでくださったのが小口さん、そして団体の命名まで。
生産性を上げることは重要であるが、時短ばかりが横行することは是としない団体。いろんな働き方、働きやすい社会、多様性を認めることの大事さを念頭にしています。折角の自分の人生、たった一度の人生を輝くものにできるかどうか。私も小口さんも、そこは仕事、働くことから得られる経験が重要であると思っています。そこで、この団体、【at Will Work】、働く側の人々が【意志を持って働く】ことが重要な意味をもっているという想いでスタートしました。
2月15日当日は小口さんもマイクを持ち、竹中平蔵さん他みなさんと、【日本人は本当に長時間労働なのでしょうか?】というテーマで、アツいお話をされていました。この部分については 先日5月に発売のプレジデントウーマンでも大きな記事となっています。
この団体に関わっている中に私も名前だけ入れていただいているのですが、小口さんのお付き合いの関係から、竹中平蔵さんも参画頂いています。(http://www.atwill.work/about/)
そもそも この活動については、元々私から小口さんにご支援をお願いした株式会社ストリート・スマート(http://street-smart.co.jp/adviser)の存在と、代表の松林さんの事業活動を広げていくことと大きく関係しています。
働き方改革の政府の方針の中にも大きなテーマとなっている、【IT活用】、世の中にはITツールが溢れるほどある中で、働きやすい環境に役立つ、働き方を変革できるツールはどんなものがあるのか、またその活用方法、その先のスムーズな導入の仕方を教えてくれる企業は実は案外少ない状況です。このニーズを支援する会社がストリート・スマート社であり、その事業活動の中からこの団体発足に繋がっていきました。団体同様に、小口さんに同社の支援も行っていただいています。
先日、上記の松林さんに、小口さんについて一言頂きました。
『出来たてホヤホヤ、ヨチヨチで何の実績も無い団体であり、企業としてもまだまだ小さなベンチャーである中、名だたる企業家〜大臣級のすごい方々にまで引き合わせて下さって、本来であれば悲壮感、焦りで一杯の私をニコニコしながら大丈夫!と勇気づけてくださり、団体は最初から大きなスタートになりました。若いからとか、小さな組織だからということで別け隔てを一切されない小口さんに、本当にお世話になっています。心より感謝を込めて』
◆NYにいらっしゃる関さんと小口さんのモノづくりにカケル企み
ある日、小口さんから、NYから関が帰ってくるから会って欲しいと連絡を頂きました。関さんはNYでFabFoundry,Inc.(http://fabfoundry.net/events/monozukuri/)のCEOであり、モノづくりを通じて、NYと日本を繋ごうと起業された方です。その関さんと小口さんは、日経BP時代の先輩後輩だったそうです。Silicon Valley、中国、アジア各国の台頭で、本当にモノづくりが弱くなっている日本。その危機を米国東海岸と繋ぎ、日本らしさを世界に発信していくプロジェクトともに活動をされています。この活動に関しても、小口さんから、是非!ということで私もほんの一部ですが参画させていただいています。(http://monozukuri-startup.jp/about/)日本側の連携組織として【モノづくり起業推進協議会】があります。
そして、関さんの想いが記事となったものが以下です。
「NYでものづくり系アクセラレーター『FabFoundry』を立ち上げ—Six Apart元代表・関氏、次のチャレンジ」Yuhei Iwamoto ,TechCrunch Japan,2015.05.28
(http://jp.techcrunch.com/2015/05/28/150527fabfoundly/)
ニューヨークで新しいことをしていきたい。
Six Apartに関わって11年半、ニューヨークに来てちょうど1年。そろそろ新しいことをしていきたいと思った。アクセラレーターと言えば投資のイメージがあるが、その事業モデル自体が新しい。FabFoundryはアクセラレーターというビジネスを立ち上げるスタートアップと思っている。
今秋オープン予定のFabCafe New York:カフェの中にレーザーカッターや3Dプリンタを導入しており、コーヒーを飲みつつ、さまざまなものづくりができるスペース。カフェの中でプログラムを提供すれば、スタートアップが『3Dプリンティングをしたい』と思った際にもわざわざマシンを買う必要がないし、プリンターなど機材のエンジニアが常駐するので彼らのリソースを使うこともできる。とにかくインキュベーション、アクセラレーションの最初の部分は起業家に何かを与えることからだと思っている。
シリコンバレーには行きやすくなったが、ニューヨークはこれから。他の地域のスタートアップがここからグローバルを目指すのであれば、その“進学先”になってもいいと思っている。
起業するかしないのかという初期段階のアイデア出しから、ネットワーキングして、さらにはプログラムに参加して、成長して巣立つ——そのエコシステムを作っていきたい。そこで敷居を下げるという意味で大事なのが『カフェ』。そこにふらっと来て、『やってみよう』となる。これはFabCafeが東京でもやってきたこと。
(ニューヨークは、)テック企業からは距離が遠い。生活に溶け込む製品(のメーカー)は大企業しかいない。重要な拠点だけどもハイテクスタートアップはいない。いないからこそ、そこに行って挑戦する。ドットコムバブルがはじけた直後のシリコンバレーと同じ感覚がある。
(TechCrunch Japan,2015.05.28より)
単純にメディアの世界でいらっしゃるだけでなく、若手起業家(企業家)支援、働き方改革から日本のモノづくりまで幅広く活動を展開されている小口さん、実は上記はまだまだ一端のお話なんです。またどこかで、その領域の広さを伝えていけたらと思っています。
代表世話人株式会社 杉浦 佳浩
ブレイン・サプライグループ経営計画発表会のイベントで、元格闘家の大山峻護さんとサポート役の町田光さん(現役キックボクサー)をお招きして「ファイトネス」を実施して頂きました。
「ファイトネス」とはファイティング×フィットネス。格闘技の基礎運動とフィットネスの要素を加えた、心と身体の健康維持のための新しいトレーニングプリグラムです。昨年、弊社でも体験セミナーを開催させていただきました。
講座は、大山さんの信じる力“勘違い力”のお話しに始まり、ストレッチから脳トレ、ミット打ちまで、楽しみながら、みっちり汗を流しました。心と身体の強張りをほぐして、しっかりリフレッシュすることができました。次頁は社員の感想の一部です。
先日29歳になりましたが、まだまだ若いので大丈夫と思ってましたが、まさかの筋肉痛で土日を過ごしました。普段いかに体を動かしていないかを痛感しました。ゲーム感覚で楽しめて、仲間とのコミュニケーションもとれて、運動で痩せられる!!一石三鳥だと思います。また次回もお願い致します!(H.I)
日頃、動いていないことを痛感致しました。
背筋とふくらはぎの筋肉痛がひどく・・。運動をしないといけないなと改めて思った次第です。ストレス発散もでき大変楽しかったです。(T.K)
ファイトネスを通じて、普段あまりコミュニケーションを取れない方々と仕事ではない環境で交流したことで、意外な一面(目の色がいつもと違うぞ?!)を垣間見ることができ、とても楽しかったです。
また、運動不足&お菓子の食べ過ぎで太ってきた体には運動量も程よく、無理なく、楽しく体験でき、気持ちもリフレッシュできました。
(グローブとミットが当たる音がクセになりそうです^^)
大山様、町田様。貴重な体験をありがとうございました!!(M.N)
体が追い付かないのは想像しておりましたが、それ以上に脳が追い付かないことがショックでした。体だけでなく脳も鍛えていかなければと思いました。(M.I)
ピーターアーツと対戦したことのある大物と同じ空間で汗を流すことができ、大変光栄でした。また、職場の皆様の違った一面を拝見する機会も大変貴重なことでした。「勘違い」により、自らの志を成し遂げる。実践してみたいと思います。ありがとうございました。(R.F)
ファイトネスとは、格闘技とフィットネスを融合した新しいタイプのトレーニングプログラムだけあって、今まで体験したトレーニングで1番、”笑顔”が出てしまうトレーニングで、めちゃ”喜楽”でした。脳科学的にもとても脳を刺激してくれて、脳が若返りました!こんな楽しいトレーニングであれば、通って受けたいので
ジムを出してください(笑)
会社メンバーともファイトネスを通して、距離が縮まりチームワークが良くなりました。有難うございました。来年もお待ちしてます!! (K.S)
お互いに声をかける=コミュニケーションをとることを重視しているところから、単に体を動かすレッスンではなく、チームワークを大切にするスポーツなんだと感じました。とても楽しむことができました。(T.S)
・大山さんのスペシャルなお話に感動
・大山さんや町田さんの模範演技に目が釘付け
・皆さんのジャージ姿が新鮮
・小学生の頃の体育の授業みたいで楽しかった
・約1時間があっという間
(K.I)
大山峻護さん、町田光さん、
ありがとうございました‼
*町田光選手が6月17日(土)TDCホールで行われるKNOCK OUT vol.3に出場されます!応援よろしくお願いします‼
※詳しくはこちらhttp://www.knockout.co.jp/
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