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平成28年7月号

query_builder 2016/07/01
サプライ通信

岡社長の今月のアドバイス
『労働の質の低下を嘆く前に!』
『パワースポット“セドナ”(再掲載)』
『社員との正しい向き合い方とは!?』

セミナーご参加者からのご感想
「労務監査のすゝめ」セミナー(6/17開催)

コンサルタント小出の今週の気になるキーワード
『様々なアィデアの出し方(MECE法)』

関西事務所だより No.19
『産業カウンセラーの視点から ②』
-予告!- 
従業員の労働時間、今のままで大丈夫ですか?
今月のご縁むすび
『公益社団法人難病の子どもとその家族へ夢を 代表理事 大住 力 様』

独立開業のお知らせ 
松下卓蔵 株式会社MMパートナーズ

*セミナーのご案内
・管理監督者のための「人事評価」実務セミナー
・労働時間管理セミナー(東京開催)
・将来に渡る「勝ち残りの体制構築」セミナー

≪労働の質の低下を嘆く前に!≫

最近お客様訪問の際に、経営者の皆様からよく相談されることの一つに、社員の「労働の質」にかかわることが挙げられます。曰く、
「昔はもっと反応があった・・・」
「人の話を聞けない若者が増えた・・・」
「働く意欲が高かった・・・」
「直ぐに泣きごとなど言ってくることは無かった・・・」 等々・・・。

私は、ご契約をいただいたお客様の職場で、早い段階で『社員マンパワー向上研修』、『社員感謝力向上研修』のタイトルで、社員様向けにお話をさせていただいております。

何故この研修をさせていただくのかという最大の理由は、“今、ここ”に存在していることに感謝の心を持つことで人生が変わることを知ってもらいたいからです。
“人は言われて変わる生き物ではなく、気づいて変わる生き物”です。本来大きな、強いご縁があって入社された大切な“人材”を、本当の意味での“人財”に変えていく努力は、全ての経営者の宿命であると私は捉えています。そのきっかけ作りに関与させていただくことは、実は私の今回の人生の使命であるようです。

この私の使命については、紙面の関係でお話しできませんが、ある機会に鮮明に思い出すことができました。ご興味のある方は直接私(岡)までお問合せください。タップリと時間をいただいたうえでご説明させていただきます。(ほんの少しだけ次項にご説明しますね!)

学校教育や家庭教育で教えられていない≪態度≫≪愛≫≪感謝≫を中心に分かり易い言葉を選択して、相手の心に届くことを意識して、それこそ自分の会社の社員に伝えるつもりで、心を込めてお話しします。すると、開始30分~1時間ほど経過すると、7~8割の方々の表情が劇的に変化してきます。開始前は、やる気の見られない人、眠たそうな人、怒りを抱えた人、不平不満の塊のような人等、実に様々な表情をされた人が受講されます。

過去には元暴走族出身者の集まりの中でお話させていただいたこともありました。最初は足を投げ出して、背中から曲がっているのではないかと疑うほどに、背もたれにもたれ掛かっていた人が、徐々に居住まいを正し、最後にはきれいな姿勢で背もたれから離れ、笑顔で質問されてくるようになりました。私のその時の心境は、<何とかしてこの子たちのために役に立ちたい>でした。

① 社員には権利だけでなく義務が存在すること
② 給料には社長の社員に対する様々な感謝の思いが込められていること
③ 働く際の心構えと態度が人生を変えること(下記ご参照)
④ 言葉の力と利他主義のメリット
⑤ 未来型の労働者とはどのような労働者か
⑥ 運がいい人はなぜ運がいいのか
⑦ 社会人としての心がけ10か条
⑧ 労働品質と利益の関係
⑨ 二次元(満足)から三次元(感動・感謝)へ 
⑩ 会社は人間性を高める場所
⑪ 仕事は心を込めて行うもの   ・・・・等です。


この研修のお時間をいただいた後に、就業規則及び各種規程の改定説明会を実施するパターンが多いのですが、非常にスムーズに進みます。意見を言ってくる社員さんはいますが、その顔は希望に満ち溢れた顔であることが多いです。恐らくですが、研修の際にご自分の人生を振り返って、心が洗われていらっしゃるのだと思います。憑き物が落ちた感じです(笑)。

この研修を通じて、実は私が一番学ばせていただいています。≪利他の心を持つこと≫です。 このエネルギーを送る側が、損得勘定で動いていては、伝わるものも伝わりません。誤ったエネルギーを送り込んでしまいますと、それこそ目の前の受講者の皆さんの人生を変な方向に導きかねません。常にニュートラルを心掛け、「受講者の皆さんの心に届きますように」と念じてお話しさせていただいております。このようなことを毎回やっていますと、開始5分で何かが下りてきます。それが何かは分かりませんが、私は≪天の意思(神様)≫と呼んでおります。これが下りてきますと後はお任せ状態になります。「どうぞ私をお使いください」という心境です。

この状態がどうも良いようです。私自身は緊張状態ですが、結果的に受講者の皆さんには比較的ご満足いただける講演になっているようです。

まだ本研修を実施させていただいていないお客様、是非一度お話しさせてください。    精一杯お伝えさせていただきます。

≪パワースポット“セドナ”(再掲載)≫

実はセミナーや研修の際にものすごく緊張します。私は小心者のようで、参加された多くの方々の期待を裏切ったらどうしようとか、期待していたのにくだらない内容だったとか、思われはしないかと緊張しているのです。主催者の期待を裏切るようなことにならないかと大いに気をもんでいるのです。その時はきっと究極の自我が出ているような気がします。開始5分~10分、遅くとも30分くらいで、受講者の皆さんのエネルギーが交わってきて、一体感が出てきたあたりから“それ(何か)”が降りてきます。

“それ”とはいったい何なのでしょうか。

2012年の9月に記念すべきアメリカ合衆国初訪問の際に、以前から行きたかったセドナを訪問しました。




その際の気づきを綴ったコラム(2012年10月号)を再度掲載します。この体験は昨日のことのように覚えています。

当社社員も30名と増加し、またお客様も増えてきていますので、私の不思議体験をお伝えしていない方々のためにも是非目を通していただきたいと思います。

<初のアメリカ訪問>

行ってまいりましたUSA!(ヨセミテ国立公園)


実はカナダやハワイには行ったことがありましたが、長時間飛行機に乗らなければならず、時間的にも10日間は難しいと思っていましたところ、多くの方々のご厚意とご協力によって、一部仕事も兼ねて初アメリカを体験してまいりました。(2012.9/15~24)

サンフランシスコ、ラスベガス、グランドキャニオン、モニュメントバレー、などを訪問し、最も訪問したかった「パワースポット」で有名なセドナ(ネイティブアメリカンのハバスパイ族の聖なる場所)で面白い体験をしました。以前にお客様から、「あなたのオーラはピンク色です」と言われたことがきっかけで、いつか自分では見る能力がないオーラ(AURA)というものを一度見たいと思っておりました。

現地ツアーのガイドで道中親しくなった(なんと彼の恋の悩みを解決!)、ベジタリアンの元モルモン教徒で日本留学経験を持つ、日本語が堪能なネイト氏から勧められ、現地で最も有名なオーラ写真館で撮影してきたのが次の写真です。(真ん中に薄っすらと私が心霊写真のように写っています)



(7つのチャクラ)


オーナーのジェイミーさんによると、「ベリー・ベリー・ハイ・スピリチャル」「ベリー・サイキック」なカラーだそうで、スピリチャルガイドといえる、何度も生まれ変わっている古い魂だそうです。(その割には学習能力が足りないような気がします(笑))

CROWNチャクラとTHIRD EYEチャクラが開いているのでクリエイティブでありティーチャー、トレーナーに向いているとのこと。過去からスピリチャルガイド、グッドティーチャー、グッドメンタルトレーナー、グッドアドバイザーであり、特にコミュニケーションを得意としてきており、現在の仕事は何かと聞かれ、経営コンサルタントであることを告げると「パーフェクト!」と言われました。

5つの守護霊(頭上に3人、左右に2人(身内):エンジェル・スピリチャルガイド)が守っていて、体の中の白い部分が見えるのは、私の体、口を通してガイドがメッセージを普段から発しているとのこと。これは普段から自覚があり、人と1対1で面談している時や講演しているときに、「今自分が喋っていないな」とか「誰かが降りてきたな」と感じることが多かったのですが、この原因がわかり、長年の疑問が腑に落ち、納得できました。

(質問1)
現在の仕事は続けてよいか

(答え)
心が敏感、人のエネルギーを感じることができるため、人のキャリアや人生の相談、人に訓練をすること、人生の目的を見つけるための相談を受けることが向いており、現在の仕事が最適とのこと

(質問2)
今後、海外進出企業の支援に力を入れていきたいが大丈夫か?

(答え)
海外進出は守護霊の指示で導かれている可能性が高いので失敗はしないでしょう。
気づきやひらめきを大切にして積極的に取り組んでも大丈夫でしょう。

強い力で後押しされたようで、全く迷いはなくなりました。

今回の10日間のアメリカの旅は、日本と時差が16時間あり、毎日メールを100件以上チェックしながらの道中でしたので平均睡眠時間4時間ぐらいの旅となりましたが、毎日が楽しく、疲れを全く感じない旅でした。また、ご一緒いただいた木暮税理士や大変お世話になった木暮さんの弟の正治さんはじめ多くの方々のご厚意とご支援で充実したものとなり、上記のセドナでの体験以外にも多くの自分発見につながりました。

ビジネス的にも日本で活かせる気づきやヒントが満載であり、今後のお客様への商品化やサービスに結び付けていきたいと考えております。

実は今まではアメリカの政治が余り好きではなく、なんとなくアメリカ訪問は二の足を踏んでおりましたが、食わず嫌いは良くないことを反省しました。

まさに「百聞は一見にしかず、百見は一体験にしかず」でした。また行きたいです(2014年9月に実現!)。次回は会員の皆様をお誘いしての視察旅行なども検討していきたいと思っております。(ただし長時間の飛行機にはうんざりですが・・・)是非皆様のご希望を聞かせてください。よろしくお願いいたします。



(オーナーのジェイミーさんとツアーガイドのネイトさん)



<チャクラが開くポイント>

■清潔な環境をつくる
 掃除、整理整頓をし、換気をして、部屋やトイレ、玄関などがきれいになっていると、悪    いエネルギーがたまりにくく、良好な気を取り入れやすくなります。

■プラスの波動を出す生活習慣
 何事にも明るく楽しく前向きに、感謝する、物事を否定しない、人を非難しない、悪い言葉を発しないといった生活習慣は、自分がプラスの波動を発することによって、プラスの波動を共鳴して呼び寄せます。その逆では、マイナスエネルギーを呼び込んでしまいます。
 また、できるだけ加工度の高い食品を摂らない、合成界面活性剤を使わないといった、自然を意識した生活を送ることが大切です。

font color="#8b0000">■良い「気」を取り入れる
 ヒーリングや瞑想、ヨーガ、気功など、「気」を取り入れる時間を持つ。
パワースポットに行って「気」を吸収したり、良い波動を発するエネルギーの入った宝石や波動製品を身の回りに置く。風水を取り入れた間取りや家具の配置にする。
といったことが必要です。(開運・幸福研究所HP参考 http://kaiun-kofuku.com/

≪社員との正しい向き合い方とは!?≫

「死に物狂いで頑張ります!」
「二度とこのようなミスはしません!」
「お客様に寄り添えるよう努力します!」
「明日から心を入れ替えて必死で働きます!」・・・・・。

社員を指導する経営者や管理者の方との面談の際、出来の悪い社員を指導したときに出てくるフレーズです。しかしこれが度重なると憎しみに変わり、危険です。
実は私は労働者の品質の低下と学校教育のレベルダウンとの因果関係があるのではという仮説を立てています。現代の小中学校では、発達障害、適応障害、人格障害の生徒が20年ほど前の7倍以上増加しているそうです。これは周囲の理解が高まったからということだけでは説明できない数字ではないでしょうか。モンスターペアレンツを恐れてストレスを抱える教師たちは、労働人口比でもうつ病患者が多いようです。さらに学校では、体罰を禁止するため、ストレス耐性の弱い生徒が増殖しています。
我々が義務教育を受けていた頃は、明確な障害を持っている生徒以外は、同レベルの教育を受けており、決して差をつけることは無かったように思います。私などはいたずらが過ぎ、多くの恩師から、「お前ほど殴った生徒はいない」とか「良くあれだけ叱ってもへこたれなかったな」とか言われたものです。思い出すだけでも、今思えば恥ずかしい経験です。
当時一般的には、多少能力が劣っていても、先生の愛情を同様に受けており、当然ルールを逸脱すれば厳しく指導を受けていました。そこに甘やかしはありませんでした。その結果ストレスと真正面から向き合い、心から悩み、ストレスを自分なりに克服してきました。恐らく多少の障害であれば、幼少の頃の柔軟な脳の状態の中で、親や教師の愛情のこもった厳しい指導を受けることで、改善していくのではないでしょうか。
自分を客観的に見る訓練を幼少のころから経験していれば、社会に出てから適応障害や発達障害などで働けなくなることは無いのではないかと感じる今日この頃です。親や教師の愛情を受けずに、腫物に触るようにして育てられた子、勉強だけできれば、あとは問題ないということで、やはり愛情を受けずに育ってきた子も、現代社会では多く見られます。そしてそのような育ち方をしてきた人は、総じて自己評価が高いです。

先月号でもお伝えしましたが、会社をかき回す不良社員の多くが、

① 自己評価が高い
② プライドが高い
③ 利己的である

の3点を兼ね備えています。今や会社を滅ぼす3要素と申し上げても過言ではないような気
がします。国家全体が弱きに基準を置き、馴れ合いの運営を行い、マスコミや医療関係者が権利と称して己の利益のためにそれを助長してきたのです。
はっきり言えることは、幼少の頃から、ストレスと向き合い、コントロールしてきた人は強いのです。一方、くだらない権利意識の中で育ってきた人はストレス耐性が弱いのです。
 先般、労働組合との団体交渉に関するアドバイスを求められました。組合代表が財務諸表を見せろと言ってきたのです。労働者が経営に口を出すなら、経営悪化に対しても一蓮托生の覚悟を示すべきと回答しました。会社が儲かっているから昇給しろと言ってくる輩は、会社が倒産する前にトンずらします。過去に沢山見てきました。
経営コンサルタントとしての私の目から見て、経営者が優れているから儲かっている会社において、「利益が上がっているから、その分昇給しろ」は言いがかりであると感じます。であれば賃下げにも柔軟に応じる覚悟を持ち、経営側に提示するべきです。自分たちはリスクを回避し、会社にのみリスクを求める輩との交渉は無益と感じます。会社は適正な昇給、賞与以外は払うべきではありません。それ以外は気持ちで報いるか、福利厚生の向上以外は、将来の万が一に備えて、内部留保すべきです。そしてどうしても苦しくなった時にその内部留保を切り崩すのです。それが正しい運営です。 
左巻きの連中は、大企業は設備投資をしないで内部留保ばかりするから景気が良くならないと言います。彼らが言うがままに設備投資をして会社の内部留保を減らしたら、昨今のコンプライアンス違反で企業が被っている数千億円規模の不祥事が発生した際に耐えられるでしょうか。どのようなトラブルに巻き込まれても、どんなことがあっても会社を倒産させないこと、100年継続し雇用を維持することが、最高の福利厚生であることを全く理解していない証拠です。目先の、小手先の対応は会社を滅ぼします。社員の欲望に応えることで、社員の勘違いを起こし、会社の将来を誤ってはなりません。
ここに面白い研究結果があります。ダニング=クルーガー効果と呼ばれるものです。なぜかできない人物が自信満々で、できる人物の方が謙虚で自信なさそうな様子なのは、周囲を見ていて多くの人が感じることでしょう。それを証明したのがダニングとクルーガーです。
 ダニング=クルーガー効果とは、能力の低い人ほど自分の能力を著しく過大評価し、能力の特に高い人は自分の能力を過小評価する傾向のことだそうです。
 ダニングたちは、ユーモアのセンスなどいくつかの能力に関するテストを実施しました。 その際、能力の自己評価にあたっては、自分のその能力が下から何%のところに位置づけられるかを答えてもらいました。実際の成績順に全員を4等分し、①最優秀グループ、②平均より少し上のグループ、③平均より少し下のグループ、④底辺グループに分けました。
 ユーモアのセンスに関するテストの成績が下位4分の1に入る④の底辺グループの平均得点は12%のところに位置する、非常に低い得点となっていました。ところが、底辺グループの自己評価の平均は58%となっており、自分は平均以上にユーモアのセンスがあるとみなしていたのです。
 つまり、下から12%程度の実力しかないのに、本人たちは自分は平均以上の能力があるとみなしているわけで、自分の能力を著しく過大評価していることがわかります。
 それに対して、最優秀グループでは、そのような過大評価はみられず、むしろ自分の能力を実際より低く見積もる傾向がみられたそうです。
 論理的推論の能力についても、底辺グループの実際の平均得点は12%なのに対して、自己評価の平均は68%となったそうです。論理的推論の能力はきわめて低いにもかかわらず、自分の論理的推論の能力は平均よりかなり高いとみなしているのです。ここでも、自分の能力を著しく過大評価する傾向が明らかにみられます。
 一方、①の最優秀グループでは、そのような過大評価はみられず、むしろ自分の能力を実際より低く見積もる傾向がみられたそうです。
 このような実験結果は、なぜか仕事のできない人ほどポジティブで、根拠もなく自信をもっているということを裏づけるものといえるようです。
 できない人の方が楽観的で、自分の能力を実際以上に見積もり、できる人ほど不安が強く、自分の能力を実際以上に低く見積もる。これは、できる人の方が、現実の自分自身や状況を厳しい目でみているため、自分を過信するよりも、まだまだ力不足だと思うということでしょう。それがさらなる成長の原動力になるといった好循環になっているようです。
 こうしてみると、ポジティブであればいいというわけではなく、ポジティブ信仰にはまるのは非常に危険で、自身の成長を阻害する測面があるとも言え、ポジティブシンキングのみに偏らず、バランスが大切であるといえそうです。 
因みに先般日米通算で4256本(7/6現在4268本)を超えるヒットを放ち、世界記録を打ち立てたイチロー選手は、ネガティブシンキングから、万全の準備をし、常にどのシチュエーションでもベストの能力を発揮できるよう準備を怠らない、プロフェッショナルであり、成功者の典型だそうです。

私も常にそうありたいと思います。


セミナーへご参加の皆さまからの感想をご紹介いたします。


平成28年6月17日に弊社にて『労務監査のすゝめ』セミナー(講師:弊社社長・岡弘己)が開催されました。弊社には、日々様々な労務トラブルのお悩みを抱えた経営者様からのご相談が寄せられます。そのトラブルの多くはあらかじめ手を打ってさえいれば未然に防ぐことができるものです。セミナーでは、労務トラブル対策のマル秘策など、事例を交えて解説いたしました。
 次に皆さまの感想をご紹介いたします。

・就業規則の見直しやその他の改善策がとてもわかりやすく話に引き込まれました。
 問題点を今一度見直し、経営者としての意思決定やぶれない心を再確認いたしました。
・自らをもっと高め、人間力・総合力を高めたいと思いました。
・現状の労働契約・就業規則は不足であることに気がつきました。早速、有効なものに作りかえたいと思います。
・労務監査の重要性がわかりました。今後の業務に役立てたいと思います。
・雇用契約書の内容・量・合意事項の添付により、従業員の意識・意欲に効果的な影響をもたらすことに関心を持ちました。
・マズローの自己実現法則の話を聞き、社内的に問題がないか検証したいと思います。
・社員の評価制度を具体的に実施していきたいと思います。
・社員みんなの幸せと、100年企業を目指して会社作りに尽力しよう!と思うパワーをいただきました。
・労働管理の重要性を改めて感じることができました。コンプライアンス上のリスク回避は事前の準備により可能であることを再認識しました。
・「労務監査」、「ブラック社員のフィルターチェック」、「辞めてほしくない社員対策」、「入社面接時合意事項チェックシート」、「採用面接シート」の活用は、すべてがトラブル防止になりまた会社の発展につながることがわかりました。

<懇親会>

セミナー開催後には、参加者の皆さまと懇親会を持ちました。様々な業種の方々がご参加くださり、とても有意義な異業種交流会になったことと思います。

ブレインサプライでは、これからも皆さまのお役に立つセミナーを企画してまいりたいと思います。ご期待ください!!



『様々なアイディアの出し方(MECE法)』

自社で起こっている「好ましくない状況」を引き起こしている問題の特定、本質的な要因の抽出、さらにその要因に対策を打った場合、短期的には「好ましい状況」になったと思っても、長期的にみると以前の「好ましくない状況」に戻ってしまうということがあります。これは、問題の特定や対策を打つ際に、「見逃している」ことがある可能性があります。たとえば、営業利益の減少という「好ましくない状況」に対して、「販売単価が下がっている」ことばかりを問題視してしまうことです。ここで、「円安による仕入れコストの上昇」という視点を忘れてしまっていることにより、販売単価を上げることに成功しても、いつまで経っても営業利益が上がらないということが起こります。「そんなことは気付くはず」と思われるかもしれませんが、実際の現場では過去にうまくいった方法などに捉われ、見落としてしまうことがあります。  こういったことが無いように、何かを特定するまたは抽出する際には、「モレなくダブリなく」という状態を作らないといけません。その状態を「MECE」といいます。「MECE」とは、前回5月号「ロジック・ツリー」の論理的思考の基本的な手法の一つです。

<MECEの特徴>

 ・細分化することで隅々まで発想を広げることができる
 ・適切な切り口を設定することでモレやダブリがなくなる(モレは最悪)
 ・他人に説明する際に理解や納得を得られやすい


これらは「書くこと」によって【明らか】かつ【共通認識】になりますので、必ず書き出す作業を行ってください。

以 上

(小出 貴巳)


『産業カウンセラーの視点から ②』

■社員との面談

管理職・主任・リーダーの重要な業務の一つに「社員との面談」があります。
社員にとって上司との面談の時間は、普段は話せないような本音を聞いてもらえる(であろう)数少ない機会であり、大切な時間です。「本音を話す」ということはそこに信頼関係があることが大前提になるのですが、上長の皆さんは部下からどのくらい本音を話してもらえているでしょうか。
 一方で上長は、一人ひとりとじっくり向き合って話をしたいと思いながらも、実際には複数の社員との面談を限られた時間でこなさなければならず、一方的な指示・要求のみで面談時間が終わってしまうケースもあるようです。

■沈黙への対応

カウンセリングの場面では、クライエントの「沈黙」がどのような意味をもっているのか、よく理解することが重要だとされています。
これは上長が社員と面談する時にも少なからず参考になる要素だと思いますので、ご紹介します。

〈沈黙の意味とカウンセラー(聴き手)の耐性〉
 クライエント(話し手)の沈黙には多様な意味が考えられます。
① 自分を語ることへの抵抗、ためらい、不安、迷いなど否定的、消極的な気持ちの表れ
② 胸にためていた思いを吐き出してほっとしている安堵感
③ 自分の考え、感情などを探索しているような肯定的、積極的な気持ち
④ 自分を理解してくれない聴き手への不満、怒り、反発、不信感

カウンセラーは沈黙の気まずさから急いで沈黙を破るような動きをしてはいけません。クライエントの沈黙の意味をしっかりつかみ、柔軟に適切に対応する必要があります。クライエントが自分と向き合い、自問自答を続けているようなときカウンセラーは沈黙している本人とともに、じっと沈黙を待てる耐性をもたなくてはいけません。

〈沈黙への対応〉
 沈黙は、話し手と聴き手との関係性や応答の中の文脈など、さまざまな状況、要因から生じます。したがって沈黙への対応についてもさまざまです。
① 黙って待つ…話し手が次にどう話すか考えているような時
② 応答する……明らかに聴き手の発言を待っている時
③ 話しやすいよう促す……話し手が緊張している時、或いは話すことについて決心がつかない様子の時
④ 感じられる気持ちについて話す……話し手から、話すことについて拒絶や抵抗などが感じられる時

■信頼関係を築く一つの方法として

上長はカウンセラーではありませんので、社員が話したくないことまで聞き出す必要は必ずしもないのですが、社員が本音を話したくなるということはそこに信頼関係があるということです。 
 時間が限られている中で、上長から伝えなければならないことはもちろん大切です。しかし最後に「何かありませんか?」「特にありません」で終わってしまう面談は、ちょっともったいないと思うのです。
 特に何かに悩んでいるような社員に対しては、「沈黙」の意味をしっかりとつかみながら柔軟に、適切に、全力で本音を引き出そうとする上司であってほしいと願います。


関西事務所

産業カウンセラー: 小山 菜穂子



(関西事務所:阪上文子・田宮チヱミ・佐藤多栄・小山菜穂子・中村千紗・永井真琴・島本浩平・阪倉陽子)



~株式会社 大住 力 様~

(公益社団法人難病の子どもとその家族へ夢を 代表理事)

今年の春 ご自分で映画の製作された 大住 力さんについて今月はお伝えしたいと思います。

映画の題名は、given(ギブン)〜いま、ここ、にある しあわせ〜 

☆最初にこの団体についてと設立経緯について

http://www.yumewo.org/index.php

◆この団体の名付け親について

この団体の最高顧問でもある、聖路加国際病院の名誉院長の日野原重明先生が名付け親です。


◆家族も対象にした数少ない団体です。

日本国内には、難病のお子さんは約20万人、毎日3名のお子さんが小児ガンでなくなっているそうです。そうしたお子さんたちを支援する団体は日本に100以上あるそうです。同様の団体の中で、この大住さんが運営されている団体は、家族まで対象にした数少ない団体です。難病のお子さん自身が大変である以上に、そのお子さんと一緒に生活を共にするご家族、病気の状況・状態次第では、旅行に行けること、家族でのイベント、またお子さんのご兄弟との“ふれ愛(ふれ合い)”等々に制限があるご家族も少なくないそうです。この団体は【家族】にフォーカスし家族の“絆”ひとつながりを大事にしています。

◆米国にあるモデルケース ギブキッズザ・ワールド

元々、米国でホテル経営者であったヘンリーランドワース氏が、ある時、ホテル宿泊客のキャンセルの内容を調べていると、難病のお子さんがディズニーランドに行きたかったが、夢が叶わず亡くなったということでした。そこから、難病のお子さんが米国ではディズニーランド、ミッキーマウスに会いたいと思っている子どもが70%近くいることを知り、自分の全財産を売却、難病のお子さんたちとその家族をディズニーランドに1週間招待するプログラムと施設を始めました。

◆ヘンリーランドワースに会いに行った大住さん

2000年頃、テレビの番組で、ギブキッズザ・ワールドの内容を見た、大住さん。居てもたってもいられず米国へ。しかし、この米国での運営者のヘンリーランドワース氏からは、かなり否定的な一言が。『日本人は共感するが実行・実践しない、だから協力できない』と。
そこに激しい想いを感じ、何度となくランドワース氏を訪ねて人間関係を構築し、大住氏は、ランドワースから認められる存在になりました。
当時、勤務していたオリエンタルランドの経営陣に、このランドワース氏の想いを日本で実現しようと働きかけるも、実現することは叶いませんでした。そこから一念発起して、この団体を一人で立ち上げました。


☆団体の運営について

◆米国流に日本流を付加した運営を

米国では、家族をディズニーランドにご招待するところにフォーカスされていますが、日本では、“ふれ愛(ふれ合い)”の場面を増やすことに腐心されています。ディズニーランド、USJへのご招待だけでなく、なかなか普段は行けない高級ヘアサロンに連れて行き、家族全員が綺麗になったり、高野山の宿坊に泊まったり、大住さんの地元福山に行ったり、また沖縄へも訪れたり、、、その訪問した地元との“ふれ愛”や“絆”を意識した運営をされています。

◆寄付だけなく参加型の関わりも

前述の運営の中でのヘアサロンへ行った時のお話。ヘアサロン側では、『明日もしかして命が尽きるかもしれないお子さんに、あなたは最高のおもてなしをしなさい』という場面を想定して、カットをするそうです。これほどのプロフェッショナルな【研修】はないと思います。“最高の笑顔でお迎え出来ているか?”“最高の技術を出しきったか?”“命に限りがある、その中で仕事に注力することが如何に大変であるか”と、このような場面に参加できることで、社員教育にも通じる参加型のプログラムが、家族だけでなく、関わる皆さんにも用意されています。
この経験から、命の大事さ絆の大事さ、そして仕事の大事さという、気付きが得られる事が仕組み化されています。
ヘアサロンだけでなく、参画する企業やお店の皆さんから、『参加家族から元気をもらった!』という声が寄せられています。

◆参加家族同士の絆も大切に

旅行に招待する中で大事にされているのが家族同士の対話。いろんな境遇の中で、家族の絆、お子さんの誕生から今までをお互い振り返って、家族の絆を一層深めて頂く場面を持っています。私もこの場面に参加させて頂き、如何に自分は何もしてきていないか、命への感謝、親への感謝、私を支えてくださっているまわりの皆さんへの感謝に気付きを与えてくださいました。
そして、【人間誰一人役割無く産まれ来る人はいない…命の長さより中身、想い。】そこに至りました。いきるって素晴らしいですね。
旅行への招待だけでなく、過去に繋がった家族の皆さんや、プログラムに参画した皆さんが一同に会すパーティーも開催されています。ここ最近、関西では大阪マラソンへの団体での参画、そしてその後のパーティーへと私自身も楽しく参加させていただいています。


☆活動を知って頂く、広めるためへの活動について 出版 〜 映画製作に

◆この活動の応援をさせていただくく中で、私の耳に入ってきた言葉。『可哀想』『つらいですよね』『悲しい』といったネガティブワードのオンパレード。私ですらこんな状況ですから、当の大住さんでしたら日常に経験されているはずです。実際は、生きる力を与えてくださる素晴らしい場面であり団体であると確信しています。その認識や理解を変える、そこに大きなチャレンジをされています。

◆講演活動から出版について

この団体の活動を広める意味でも重要なことの一つは、代表の大住さんの認知度が上がること。そのために、講演活動で飛び回っておられます。時には、女性刑務所で“命”の講演をされたり。難病のお子さんを応援して行かれる中で、重要な存在はお母さんです。
その場面を見れば見るほど、ご本人の口から【日本のかあちゃんを応援したい】という言葉が多く聞かれるようになってきました。
ご自分の活動を知って頂くために、講演活動の他に出版活動も展開されています。
出版については、もう既に6冊の出版をされていらっしゃいます。

【上記はこちらから】

◆映画製作に至る想い

映画を創るって簡単なことではありません。まずは資金。そこからしても大きな壁ですが、大住さんは、『絶対必要なこと』として、一歩も引かない感じでした(団体設立の時も同様でした)。言い出してからがまさに実行の人。
いろんな困難をもろともせずに、気付けば昨年の夏に、『大阪で試写会やります!』という連絡。まだまだ未完成の映画を拝見しました。完成後の映画とは内容がかなり違うものでしたが、私は涙が溢れて止まりませんでした。
私は、大住さんに、率直に『このままで良いじゃないの?』と伝えましたが、大住さんは『杉浦さんは活動を知っているから判る、でも団体を知らない・活動を知らない人たちからしたら全く伝わらない、だからダメなんです!』とキッパリ。
そこから約半年の編集、撮り直しから完成に。2度目の試写会にも参加させて頂きましたら、さらに素晴らしい内容に変わっていました。映画の内容については、是非どこかでご覧になって頂きたいと思っていますので言及は致しませんが、“生きる力”を、“自分の目の前にしあわせがあること”を気づかせてもらえる素晴らしい内容だと思います。
映画についてのサイトは以下です。
http://given-imakoko.com/index.html


☆大住さんのお気遣いに感謝

◆私が前職時代、転職もせず会社が倒産しないかぎりサラリーマンには必ず起こりうる、勤続20周年。普段からお世話になっている経営者の皆さんが、私の20周年を目出度いとおこなって頂いた大イベントに、大住さんは忙しい中、しかも一人ではなく奥様も帯同しご参加して頂きました。なんの力もない私のために奥さんと一緒に…頭が下がるばかりです。

◆4年前2012年12月に出版の【一生の仕事が見つかるディズニーの教え】のあとがきに私の名前も登場させて頂いています。出版後すぐに、私に献本も。感謝しかありません。

【上記はこちらから】

◆今回の映画 given(ギブン)〜いま、ここ、にある しあわせ〜 にも。
映画を拝見して、最後涙を拭っている中、エンドロールを眺めていると、私の名前が。そして関係してきた経営者の皆さんの名前を漏らさず、全員を掲載していらっしゃいました。ディズニー流の最高の気遣いおもてなしを言葉だけでなく体現、実行されるところ、いつもいつも教えていただいています。素晴らしい活動を継続していかれることを望み、この御縁つなぎが広がる事を願っています。
近い将来、念願の拠点づくり。ヘンリーランドワースさんとの約束ももうすぐですね。
一層命の大事さ、有り難さ、絆がフォーカスされていく時代を創っていかれると思います。
微力ですが付いてまいります。


(代表世話人株式会社 杉浦 佳浩)


【関西開催】 全2回 第2回目 (第1回目:「中小企業の組織作りと部下育成」)


【東京開催】


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    「人生100年時代」は、2016年に発売された『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)100年時代の人生戦略』(東洋経済新報社)の中で、ロンドン・ビジネススクール教授のリンダ・グラットン、アンドリュー・...
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