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平成26年8月号

query_builder 2014/08/01
サプライ通信

岡社長の今月のアドバイス『墓参りと靖国神社御霊祭り』『ECサイトの重要性』『美味しいラーメンのはずが・・・・』ほか
診断士 松下から見た『“データから将来”を考える』
BS海外コラム『日本流心遣いとは?』

関与先様からのご投稿株式会社ウェルス・マネジメント代表取締役 濵  昌志氏
労務の寺子屋【法改正編】雇用保険の基本手当日額等が8月1日より変更となります
ブレイン・サプライよりお知らせ
・統計心理学を活用したコミュニケーションUP術
・知って得する「就業規則」&「採用セミナー」
・大人のためのヒーリングセミナー

≪墓参りと靖国神社御霊祭り≫

今年の5月18日に、高野山の麓、和歌山県伊都郡九度山町九度山に墓参りに行ってまいりました。 この通信の昨年8月号で、『靖国神社の役割とは?』とのタイトルで掲載させていただきましたが、岡家の墓の周辺には、40年くらい前までは戦死された元軍人さんのお墓が至る所にありました。
ところが5年前に訪問したときに気づいたのは、下記の写真の通り、供養する親族が死に絶え、無縁仏として追いやられた戦死者のお墓が如何に多いかということでした。 恐らくこの現象は、九度山町だけのことではなく、全国至る所で見られる現象ではないでしょうか。 我々人間には「肉体の死」と「存在の死」の2つがあります。歴史に名を遺した偉人は、肉体の死を迎えていたとしても、その存在は我々の心の中に生き続けます。従って未だ「存在の死」は迎えていないのです。
ところが、20~30代で召集され、戦死された方々の遺族は通常はその親・兄弟となりますが、多くの戦死者の魂は、今、「存在の死」を迎えようとしています。 我が国と国民のために心ならずも戦場に往かれ、亡くなられた兵士の方々の魂に感謝し、祀ることは、我々後世に残る者の務めとして当然のことではないでしょうか。 今全国で見られるこの忘却された戦死者の御霊を遺族に代わって祀っていただける有難い存在、これが靖国神社です。

先日7月14日の夜、靖国神社の御霊祭りに行ってまいりました。
靖国神社の御霊祭りは、日本古来のお盆にあたる、7月13日から16日までの4日間、国のために尊い命を捧げられた英霊を慰める行事として、昭和22年(1947年)に始まり、毎年開催されています。 現在では、靖国神社の夏の風物詩として親しまれており、毎年30万人の参拝者が訪れるようです。
 御霊さま、ご先祖さまが幽冥にて楽しく暮らして頂けるよう、また、私たち現世の子孫を見守って下さるようにお祀りするのは、仏教で言えば先祖供養という言葉になりますが、神道では先祖祭祀といいます。それは飛鳥時代、552年(欽明天皇13年)の仏教伝来以前からの日本人の伝統です。その先祖祭祀のお祭りをすることを「みたままつり」といいます。
 神道においては、人は死後に幽冥(ゆうめい)に赴き、そこで暮らして自分たちの子孫、そして日本の国を見守る守護神となります。また、熱心にご先祖さまをお祀りすればするほど、ご先祖さまが自分たちを守ってくれる力が増すといわれています。

御霊祭り開催中の靖国神社参道では、多くの若者でまっすぐに歩くことが出来ませんでした。日本人だけではなく海外の方々も数多く見られました。 多くの若者達にとっては、単にお祭りに参加する感覚であったり、カップルにとってはデートの目的としてにぎやかな夜店を目指してやってきているのでしょうが、私の見たところ1/5くらいの若者は拝殿の前の賽銭箱にお金を入れ、真剣にお祈りをしていました。 参拝者の過半数は20代~30代であり、中高年は少数派でした。 今どきの若者も捨てたものではないなと思いました。 (舞台で歌っているのは往年の美女、歌手の あべ静江さんです:書を奉納されたそうです。)

≪反日勢力に対抗するには!≫

昭和一桁から20年前後に生まれた、丁度私の両親の年代から昭和30~40年代に生まれた世代は、戦後教育の洗礼を受けています。その年代の方々は、戦争は悪と教えられてきており、歴史学上の戦争=「国家間の経済政策の一手段」 としては見ることが出来ません。 彼らはA新聞をはじめとする反日新聞や放送局の思想統制の大きな負のエネルギーを受けており、価値観転換が困難な状態になっています。 特に高齢者は新聞・テレビ神話に侵されており、新聞やテレビは嘘をつかないと、未だに信じている方が多いのが現状です。 その年代の方が今日の日本の政治の中枢にいるということも、我が国が世界の中で確固たる政治力を発揮できない一つの要因のような気がします。 
一方若者はネットを通じて、桁違いの情報量の中から、取捨選択し、真実の情報に近づき、反日マスコミの言論統制の嘘に気づき始めています。 そして中韓の執拗な日本たたきに辟易(へきえき)としてきています。 
既に戦後70年近く経過し、当時政治の中枢にいた人はほぼ死に絶えており、戦前生まれで生き残っている人も、当時は子供であり、社会人としては経験も浅い状態であり、戦争の当事者ではないのです。 従って未だに歴史・歴史と反日教育を繰り返して、過去の数百数千年前のことは話題にも触れずに、大東亜戦争当時のことだけを取り上げる隣国などの主張に耳を傾ける必要はありません。 彼ら反日勢力の目的は経済で優位に立つことです。 自分たちが逆立ちしても勝てないのが我が国の信用力なのです。 だから彼らは我が国の信用を落とすために、世界中にロビー活動をし、国連に人材を送り込み、その機能を乗っ取りました。 今の国連の事務総長の潘基文などはその典型です。 我が国を貶める発言ばかりしています。 また国連の事務職員も、貧しい国の出身者が多く、簡単にお金で転ぶと聞いています。  
政治でもビジネスでもいえることですが、相手の意図を読み取り、最善の策で対抗することはRM(リスクマネジメント)上不可欠です。
今後我が国は、正々堂々と国内外の反日勢力に異を唱え、渡り合っていくべきです。
これからの日本人はさらに国際化の洗礼を受けます。 従って世界史と日本史、更に世界の宗教史を学び、多くの価値観の中から、日本人としてのアイデンティティーを確立していかなければなりません。 これから世界に雄飛する若者には、是非ともジャパニーズ・スタンダードだけではなく、最低でも4つのスタンダード(①アメリカン・スタンダード、②ヨーロピアン・スタンダード、③チャイニーズ・スタンダード、④イスラム・スタンダード)を学んでいただきたいと思います。 自国の歴史を学び、我々の祖先が果たしてきた功績を称え、日本人としての誇りを持った人材が海外に出ていけば、日本人として尊敬されます。 私は、そのような若者を一人でも多く、育成していきたいと思います。

≪大量生産・大量消費経済から、多品種少量生産、多額消費経済へ≫

滅多にない休日の私の行動を思い起こしてみると、最近は新聞のテレビ番組欄を見なくなりました。どうせテレビはヤラセが多く、感情の押し付けをしてきますし、コマーシャルは消費者動向とマーケティングの観点からを除いては時間の無駄で、ほとんどスルーしてしまいます。 撮り貯めたお気に入りの番組(次女が殆どを占有)の中から、その時の気分で興味のあるものを1つ2つ選択してみるか、JCOMの番組の中からディスカバリーch、ヒストリーch、他歴史ものや新旧の話題になった映画などを見るくらいです。 また自宅にいると2匹のプードルが私から離れません。 私の傍にいるとそのうち根負けして散歩に連れて行ってくれることを分かっているからです。
何だかんだと時間を使い、空いた時間で書き物をしている休日に、必要なものを買いに行ける時間はありません。 現代は時間が加速化していき、1日で完結することが数多くなってきました。
このような文明社会で最も大切にされるのは≪時間≫であり、快適な≪空間≫であり、それを得るための≪知識(情報)≫です。 この3要件が、未来学者アルビン・トフラーがいうところの「富を生み出す要素」なのです。 世界は、今我々日本人が経験しているような多元的な生活が主流となり、時間を有効に使う購買行動が主流となってくると思われます。その基礎となる考え方は、
(1)私たちは日常生活において無限の選択肢を持っている。
(2)現実は捉える人間の知識によって、変化する。  ということです。 
この行動心理をビジネスの世界で発展させていく場合、今人口が爆発的に増加している中国やインド、ブラジル、バングラディッシュ他の国々で見られる或いは今後見られるであろう<大量消費・大量生産経済>は早い段階で終焉を迎え、それらの国では最も不得意な、<多品種少量生産・多額消費経済>の時代がやってくることが想定されます。
 我が国の、正直で嘘を嫌う、真面目で繊細、な国民性こそが次世代の経済にピッタリ当てはまります。 世界の中においては「ジャパンブランド」は確固たる地位を築いています。 先人たちの数百年以上にわたる信用の蓄積によって、「日本人は嘘をつかない」「メイドインジャパンは最高品質」との認識は世界で定着しています。 我が国周辺のライバルたちはこの信用を落とすべく、血眼になって世界に金をばら蒔きながら、我が国の信用を落とすためのありとあらゆる手段を講じて、徹底的かつ執拗にネガティブキャンペーンを張ってきます。 また日本の一部のマスコミは、その意図を読み違えて、マイナスの動きを必死でやっているようですが、気の毒なことに彼らマスコミの最大のライバルに成長したネットによって真実は国民の基に届けられるようになってきました。
 今後は彼ら日本のライバルとマスコミに邪魔されずに、世界の流通の中で確固たる地位を明確に築いていくためにも、<多品種少量生産・多額消費経済>に対応できる組織づくりが企業に求められるようになってきます。

≪ECサイトの重要性≫

ECサイト(エレクトロニックコマース:電子商取引)の活用が、今後のモノ作り社会を活性化し、「ジャパンブランド」 の起爆剤となるような気がします。 上記にも記載しましたが、今後は<大量消費・大量生産経済>は早い段階で終焉を迎え、<多品種少量生産・多額消費経済>の時代がやってくることが想定されます。 
アマゾンなどはECサイトのトップレベルでしょうが、読書が趣味の私が、書店訪問回数が極端に減ってしまいました。そして販促メールの4回に1回は購入しています。これは顧客に購買心理学を徹底的に分類化・細分化し、顧客が興味を持ちそうな商品をピックアップして売込みをかけてくるからです。ネットを通じた販売促進はコストがほとんどかかりません。
商品(本・DVD)を買わされた私は、本屋に行く時間を短縮でき、読書の時間を確保できると同時に、また別の本を買わされるというパターンに誘導されていきます。
 従来の製造・販売の流れでいくと、営業を通じて得られる顧客を除き、殆どの潜在的な見込客には辿りつけません。 
 今後は今の発展途上国も加速度的に国民が豊かになっていき、消費者は、「過充足」(これ以上欲しいものがない現象)状態で、なおかつ「買い物時間不足」の状態に陥ります。その中で、ECサイトだけは「ながら購買や選買分離に対応でき」かつ「接客不要購買向き」で「需要創造しやすい」商品に関しては、堅調に売り上げを伸ばしていくことと想像できます。 消費者は、TVをみながら、アイパッドで音楽を聴きながら、可処分時間を節約し時短的買い物ができ、一方では店頭で気になる商品を選択し、ネットで最安値店舗を検索し、ネット通販で購入するようになってきます。   さらにECサイトのメリットは、店頭でわずらわしい接客販売や過剰サービスを望まない消費者にも最適です。さらに欲しいものが見当たらないというニーズレス、ウォントレス時代では、ブログやツイッターで書き込まれた「購入後に得られた体験や商品物語」とかTVタレントの衣服・アクセサリー・靴などに「購買意欲をかき立てられる」ことで、売れ行きを高めているようです。 私の大学のマーケティングゼミの1年先輩が昨年マザーズに上場しましたが、正に上記をきわめて成功されました。 「たかがネット、されどネット」です。 機械音痴、IT音痴の私が言っているのだから間違いありません。

ECサイトの<長所>

① 自社の商品やサービスを売るので販売元が明確で認知、信頼されやすい。
② ある程度自由にサービスや商品を提供できる。
③ 顧客の購買行動を予測できる。
④ ブランド戦略などのマーケティング戦略が容易にできる。

ECサイトの<短所>

① Webサイト構築、維持のための設備投資がかかる。
② 商品、サービスの種類の面で電子商店街に劣る。
③ 他店と価格の比較がしやすいため、価格競争が発生しやすい。

一方、当社のサービスは、対面が前提です。また「社員の心を荒ませるお客様のご契約はお断りさせていただく」 を社員と約束しております。 従って“ご縁”を最も重視していることから、上記のECサイトの展開が難しいところではあります。 がしかし、今後は異業種展開も視野に入れておりますので、早い時期にECサイト立ち上げのノウハウをお客様にご提供できるようになると思います。 是非是非、ご期待ください。

≪美味しいラーメンのはずが・・・・≫

ラーメンチェーン「どうとんぼり神座」のロゴ(上、理想実業のホームページより)。下は台湾の飲食店が使用している酷似したロゴ
味が不味くて発覚したのが上記上段の「どうとんぼり神座(かむくら)」の偽物の台湾のラーメン店ですが、なんと台湾当局はこのパクリを容認したそうです。 親日国台湾でのまさかのジャパンブランドの敗北ですが、知的財産局の上級機関にあたる経済部への不服申し立てに対する回答を待ちたいと思います。 それにしてもここまでパクリますかっていう感じですね。 恥を知る国台湾の良識に期待したいと思います。

ラーメンチェーン「どうとんぼり神座」のロゴ
(上、理想実業のホームページより)。
下は台湾の飲食店が使用している酷似したロゴ

今治タオルのロゴ(上)と
中国企業が申請していた酷似するロゴ

タオルで有名な今治も中国企業に狙われ、中国の当局が「今治は公衆が認知する外国地名」として登録の一部を認めない裁定を下しました。 
 現実上、日本の特許出願総数(年33万件)は欧米並みなのに、海外向け取得は23%しかなく、欧米は60%内外、つまり国内分は世界一ですが、25万件・77%もが国外流出した可能性が大なのです。
 一方で、侵害国への外交力も極端に弱く「盗まれ損」が多発していることが、わが国GNPを減損(海外売上高比率は、微小の5%弱のみ)させてきました。今こそ海外を視野に入れた新政策(国有財産並の保護対策)と外務・経産両省による海外取り締まり強化が急務だと思います。
 海外進出は夢も希望も、そしてリスクもあります。 進出の際は用意周到、万全の準備が必要です。 またまずはリスクの少ない国から展開を図ることも一考です。 今後海外進出のご予定などありましたら、是非当社までご一報ください。 海外経験の長い専門家によるネットワークの活用とアドバイスをさせていただきます。

“人は幸せだから感謝するのではありません。感謝しているから幸せなのです”

株式会社ブレイン・サプライ  岡  弘己

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<労働安全衛生法改正のお知らせ>

(平成26年6月25日公布、平成26年中から平成28年6月までに順次施行)
精神障害を原因とする労災認定件数の増加等のため、平成26年6月25日公布されました。大きなポイントはメンタルヘルス対策強化です。
ストレスチェック(常時使用する労働者に対して、医師、保健師等による心理的な負担の程度を把握するための検査)の実施等が義務となります。(施行日平成27年12月までに施行される予定・労働者50人未満の事業場は当分の間努力義務)
もし、社員の方がうつ病等の精神障害を発症し休職する場合、就業規則による根拠が必要となります。会社としても休職の説明に備えて、規程の定めや休職期間の再検討を早急にすることが重要です。今回の法改正は、労働災害の防止対策強化のためのものです。弊社の予防する就業規則で、施行前に社内施策に積極的に取り組まれてはいかがでしょうか?(大金 暢子)

診断士 松下から見た
「“データから将来”を考える」

総務省が7月29日発表した2013年10月1日現在の住宅・土地統計調査結果によると、住宅の全国総数6063万戸のうち820万戸が空き家で、その割合は13.5%と過去最高だったとのことです。この調査は5年に1回総務省が行うもので、5年前に比べると総住宅数は305万戸(5.3%)増えたのに対し、空き家数は63万戸(8.3%)増えた結果、空室率は0.4ポイント上昇しました。

都道府県別にみると、空き室率が最も高いのは山梨県。そして、愛媛県、高知県、徳島県、香川県と四国4県が続いています。一方空き室率が低い県は、宮城県、沖縄県、山形県、埼玉県、神奈川県の順です。宮城県と山形県は震災の影響で住居戸数が不足したことも影響していると思われます。

ここで気になるのは5年前との比較です。この5年間で大きな出来事として発生したのは東日本大震災。これは東北地方(特に宮城県、山形県、福島県)の空室率の低下の特殊要因といえます。一方その例外を除いて考えると、空室率の高い上位10県を見ると和歌山県を除いて、1ポイントから2.4ポイント以上悪化していますが、この要因として多いのは高齢化社会の到来により、同居、施設等への入居、そして1人世帯方が亡くなっているのが要因といえます。

私も四国4県に行くこともありますが、この実態数字は過疎化した集落の影響が大きい感じがします。それ以上に、住宅着工の進んでいる首都圏での上昇に危機感を覚えます。

埼玉県、神奈川県といった周辺都市も上昇に転じていますが、両県とも元々東京のベットタウンの通勤圏として発展してきました。“ニュータウン”と呼ばれる新興住宅地も既に40年~50年近い開発を迎えた地域もありますが、一方でマンションをはじめとする共同住宅の戸数は増えています。需要と供給の関係で建設着工されることからすれば、通常新たな入居が進むので空室率は減少するはずです。ところが実態、神奈川県と埼玉県は逆の現象が発生しております。
また、今回のデータで転居世帯数の上位10県に首都圏(東京、千葉、神奈川、埼玉)が入っていります。この点を踏まえると空室率以上に空き家の増加が懸念されます。

都道府県別転居世帯数上位10都道府県(平成25年)
(単位:万戸)


(出典:総務省統計局 平成25年住宅・土地統計調査(速報集計)結果)

一時期、地方都市を中心に“コンパクトシティ”が話題になりましたが、住宅だけでなく交通網のインフラの広がった首都圏については、いまのうちから手を打たないと大変なことになるのではないでしょうか。時代の先を読んでいくこと、それに向けた対策を考えること、そしてその準備に備えること。データとリアルの世界の両方を見ていくこと、そして事例をもとに考えること。地方を回ることの多い私としては、そのヒントをお客様に伝えていくことが大切ではないかと考えています。
(なお、データの出典は全て、総務省統計局 平成25年住宅・土地統計調査(速報集計)結果に基づきます)

(松下 卓蔵)

《日本流心遣いとは?》

前回、台湾はコンビニコーヒーに関して日本の大先輩であるというお話をご紹介しました。

2013年に日本でもコンビニコーヒーがブレイクしたとき、当然のごとく台湾にもその事が伝わったのですが、その際台湾で「さすが日本!」と台湾のブログ等で大きな話題になったエピソードがあります。今回はそのお話をご紹介します。

前回ご紹介したとおり、台湾は日本と異なり、コーヒーの提供はセルフではなく、店員がサービスします。したがって、コーヒーサーバーの操作は店員が行なうので問題はないのですが、日本の場合はお客が自らサーバーの操作を行ないます。そこで問題が発生します。

セブンカフェのコーヒーサーバーはセブンイレブンのブランディングを主導した著名クリエイティブディレクター・佐藤可士和氏による近未来的でスタイリッシュなデザインですが、先進的すぎて操作を理解しにくいという苦情が頻発しました。そこで、セブン各店がテプラを貼る等の工夫をこらし、それが面白いと写真がツイッター上に投稿され、大きな反響を呼ぶことになったのです。以下、少しご紹介します。

まずはオリジナルです。スタイリッシュでかっこいいですね。

←ホットとアイス
レギュラーとラージ が分かりにくいということでテプラを貼ってます。
わかりやすくなりました。

わかったような、わからないような・・・。 →

←手作り感満載!でも・・・せっかくのスタイリッシュデザインが・・・。

←懇切丁寧なのはよいのですが、丁寧すぎて何が何だか・・。かえって、寄り付きがたい雰囲気を醸し出していませんか?

これもかなりにぎやか。 →
ここまで来るともはやオリジナルデザインコンセプトは何処に・・・です。

これらは日本のツイッター上に投稿されたものですが、台湾等海外のブログでもとりあげられ、「日本人の英語能力はこんなに低いの?」「やりすぎ!せっかくのデザインが台無し!」あるいは「さすが日本。きめこまかなサービスだ。」などと論議を呼びました。

さて、みなさんはどのようにお感じになりますか?

(坂井 優)

特別投稿【諸事百景】その6

株式会社ウェルス・マネジメント
代表取締役 濵  昌志氏

「閻魔様はどこに居るの?」

皆様、残暑お見舞い申し上げます。早くも8月を迎えましたがこのサマーバケーションは如何お過ごしでしたでしょうか? 旅行、帰省、お墓参り諸々楽しまれた事と存じます。まあ季節もお盆なので今月号は或るお寺で拝聴させて頂きましたご説法をご紹介させていただきます。
我が日本ではこのお盆の季節、ご先祖様の霊が降りてくると伝えられ盂蘭盆、地蔵盆と続き、家のお仏壇は俄かに華を帯び、お供え物や提灯で賑やかになります、これは年齢重ねるほど良き習慣だと思うのですが皆様のお宅でもこの習慣は今も変わっていませんか。 さてご説法の内容ですが皆様お釈迦様の教えの中に「六道輪廻」という言葉があるのをご存知だと思います。
人間は肉体が滅びてもその魂は永遠不滅であり生まれ変わり、死に変わりしながら転生していくという考え方ですがその転生先が六つあり地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天であるということですね。 ここまでは子供の頃からよく言い聞かされたもので「嘘をつけば地獄の閻魔様に舌を抜かれる」などは生涯皆忘れない教えでしょうね。人間は怒りに燃える時「はらわたが煮えくりかえる」、「八つ裂きにしてやりたい」などといいます。こうした心情を絵にしたものが地獄絵図で灼熱の炎で煮えくり返る釜の中で人が浮き沈みするのが描かれているのが「叫喚地獄」でこの情景はまさに「はらわたが煮えくり返る」世界です。また人の体をのこぎりで鬼が切り刻んでいる絵が描かれているのが「黒縄地獄」でここでは人が文字通り「八つ裂き」にされています。さてここで説法師が語られます。皆さん、地獄や極楽は死後の世界と思って居られるのではないですか? とんでもないですよ 生きているこの娑婆世界そのものが心一つで地獄にも極楽にもなるのですよ」と説かれるのです、先ほどの様な煮えくりかえる心なら地獄に落ち、自分だけのことを考えるなら我利我利亡者の餓鬼の世界に心が移り、それに相応しい現象世界が自身を包むと、すなわち内に在る(空の世界)ものが外(色:現象の世界)に現れると、例えば心が悲しみを感じれば目に涙が、喜べば胸が高鳴り笑顔になり、驚くと手に汗するように心身は一体であり、そして身と心だけでなくその心が招来する現象・環境も不二一体であると、故に古来より「笑う門には福来る」との諺があると、これ即ち空即是色、色即是空なりと。そして説法はミソの披露・開伝となります。先ほど話した魂の行き先の地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天の六道界なるものは六つの執着の異なる世界を表したものであり魂がその六つのどこに在るかに依り同じ事柄でも全く異なって見えるのであると。古歌に「手を打てば 鳥は飛び立つ 鯉は寄る 女中茶を持つ 猿沢の池」というのがあります。パンパンと手を叩いた音、その音は鳥にしてみれば自分に危害を加える鉄砲の音だと思い一目散に逃げていくが、逆に鯉は餌を貰えると思い喜び勇んで寄ってくる。またお手伝いの女性は主人が呼んでいるのかと思い慌ててお茶を淹れてきます。まさに猿沢の池という同じ場所で全く同じ「音」を聞いても全然違う受取り方になると。ご理解いただけたかと思いますが貪欲・怒り・愚痴という三毒の煩悩に覆われた人間は先ほどの六道界の視座・視点から脱却できない故にこの六道界の輪廻転生を続けるのであるとのことであり、頷きながらも如何にせんと思った次第でありました。 皆様は如何思われました?お盆にお墓参りやご先祖供養が出来なかった方はお彼岸に心込めてお参りさせていただきましょうか。

『雇用保険の基本手当日額等が8月1日より変更となります』

雇用保険の基本手当(失業手当)の基本手当日額及び高年齢雇用継続給付・育児休業給付・介護休業給付の支給限度額等が今年も8月1日から変更となります。

●賃金日額・基本手当日額の上限額
離職時の年齢   賃金日額       基本手当日額
29歳以下    12,780円   6,390円
30歳~44歳   14,200円  7,100円
45歳~59歳   15,610円  7,805円
60歳~64歳   14,910円   6,709円

●賃金日額・基本手当日額の下限額
年齢  賃金日額     基本手当日額
全年齢   2,300円  1,840円

●高年齢雇用継続給付(平成26年8月以後の支給対象期間から変更)
★支給限度額 341,542円 → 340,761円
★60歳到達時等の賃金月額
 上限額   448,200円 → 447,300円
 下限額    69,300円 →  69,000円

●育児休業給付(初日が平成26年8月1日以後である支給対象期間から変更)
★支給限度額 
上限額(支給率67%)286,023円 → 285,420円
上限額(支給率50%)213,450円 → 213,000円

●介護休業給付(初日が平成26年8月1日以後である支給対象期間から変更)
★支給限度額 
上限額  170,760円 → 170,400円

今回は、平成25年度の平均定期給与額が前年比で約0.2%減少したことから、上限額・下限額ともに若干の引き下げになります。この変更に伴い、現在受給している従業員の方の、高年齢雇用継続給付等の給付額が変更になる場合がありますのでご注意ください。

(大金 暢子)

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