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平成25年末年始特大号

query_builder 2013/12/01
サプライ通信

岡社長の今月のアドバイス『強すぎた日本!』『ゼネラリストからスペシャリストへ!』
診断士 松下から見た『企業リスクは身近なところから学べ』
社労士BSの労務トラブル対応110番『採用活動で気をつけるポイントは?』
BS海外コラム『海外で有名な日本人:西岡京治』
コンサルタント小出の今月の気になるキーワード『総合的品質管理「QC7つ道具」ヒストグラム』

関与先様からのご投稿株式会社ザメディアジョン代表取締役兼CEO 山近 義幸 氏より
関与先様からのご投稿株式会社ウェルス・マネジメント代表取締役 濱 昌志 氏より
関与先様からのご投稿株式会社ChatWork Academy代表取締役  加藤 利彦 氏より
BS・なるほど!?質問箱『限度額適用認定証って何ですか?』
ブレイン・サプライスタッフより年末年始のご挨拶
BSより 自社セミナーのご案内

≪強すぎた日本!≫

平成25年12月6日、参院本会議で特定情報保護法が成立しました。スパイ防止法の無かった我が国においては、世界中のスパイが暗躍し、国家機密から企業情報まで盗み放題の状態であり、このままでは日米共同の軍事戦略を構築できないとの米国の裏の圧力があったことが背景にあり、自民党の強行採決という動きに至りました。残念なことは連日マスコミがこの法律の制定に反対キャンペーンを張り、反対意見のみのオンパレードであったことです。このようなマスコミのヒステリックな状況をみて、一般の国民はどう思ったのでしょうか。日本の周辺では日韓関係、日中関係の急激な悪化に伴い、きな臭い雰囲気が漂ってまいりました。歴史は70年周期で繰り返すとの説を聞いたことがありましたが、70年前と現在とを比較すると、本質的な日中韓の間の問題は変わっていないような気がします。特に日本の歴史認識について中国・韓国から厳しい非難が相変わらず続いております。
 このままでは不測の事態にいつ突入するか、予断を許さない状況です。 彼らのいう歴史とは、事実の歴史、真実の歴史ではなく、自国にとって都合のよい歴史のようです。アメリカの歴史学者がアジア、特に日中韓の歴史を評して、「日本の歴史はヒストリー」、「中国の歴史はプロパガンダ」、「韓国の歴史はファンタジー」であるとの結論に至ったそうです。
 彼らがいうように、本当に日本はアジア侵略を目的としていたのでしょうか。

大和朝廷の白村江の戦・663年(百済と大和朝廷の連合軍 対 唐・新羅連合軍)から日本の対外戦争は始まっていますが、元寇・1274年/1281年(対 元・高句麗連合軍)、秀吉の朝鮮出兵・1592年/1598年(対 明・李朝朝鮮連合軍)と常に自国よりもはるかに強大な国との戦ってきており、幕末の対外戦争は薩英戦争・1863年、下関戦争・1864年に、イギリス・フランス・オランダ・アメリカの列強と戦いました。 さらに明治以降の対外戦争は日清戦争・1894年、日露戦争・1904年~1905年、第1次世界大戦・1914年~1918年、満州事変・1931年、日中戦争(支那事変)・1937年、大東亜戦争・1941年~1945年と全ての戦争で自国より強大な国である、清・ロシア・ドイツ・中国・米・英・蘭・ソ連等と戦いました。 そして大東亜戦争で民族が滅ぶかと思われるほどの大敗を喫しました。

上記の戦の中で、唯一侵略をしたのは豊臣秀吉が晩節を穢した文禄・慶長の役のみであり、それ以外は全て自衛の戦争です。 満州事変当時の満州は日露戦争での利権獲得もあり、全てが中国領ではありませんでした。
中国・韓国・北朝鮮がいうような「侵略が目的」で、ここまでリスクの高いことが本当にできるでしょうか。
 私は上記戦争の全てを肯定するつもりはありませんが、3000冊以上の本を読み、歴史を愛し、歴史を研究してきたものとして、誤解を恐れずに申し上げると、過去の戦争は全て必然であり、避けることが出来なかったのではないかと考えています。
過去の歴史を紐解いていきますと、誰かが何処かで戦わなければならなかったという考え方に落ち着いてしまいます。
 大東亜戦争開戦当時、アジア・アフリカでまともな独立国はイタリアに支配されつつあった<エチオピア>、今や中国に侵略されてしまった?<チベット>、英仏を手玉に取って生き残ってきた<タイ>、欧米列強の支配を受け、死に体の状態であった<中華民国(中国)>、そして明治維新以降、欧米の侵略から唯一独立を果たし、富国強兵・殖産興業に邁進してきた我が国≪日本≫の5か国であったといわれています。
 この5つの国の中で、欧米に一泡吹かせ、アジアを開放できる国が、日本以外に無かったことが我が国の不幸でした。 本来なら欧米から「眠れる獅子」として恐れられていた中国の役割であった「アジアの開放」を、止むを得ず日本が肩代わりしてやってあげたというところが、恐らく100年後、1000年後の歴史の評価となるでしょう。
 日本のように自分より強い相手と戦って勝てる確率は極めて低いのです。 その戦(いくさ)を敢えてやらざるを得なくなったというところが真相であり、極東の一小国である我が国が大人しくしていたら戦争は起こらなかった的な隣国の中傷は聞くに堪えないものです。 今後は頭を下げるのではなく、いうべきことを外交の場で主張していくことが、過去の清算につながり、隣国とまともな関係を構築していくことにつながるのではないでしょうか。 リーダーとしての責任を自覚されて昨年総理に返り咲いた安倍晋三さんには、是非とも周辺国との対等な外交関係の構築をお願いしたいと思います。

≪ゼネラリストからスペシャリストへ!≫

何故日本はここまで戦争に強い国だったのでしょうか。 そして何故大東亜戦争で完膚なきまでに叩きのめされたのでしょうか。
私は、戦争(戦争だけでなく喧嘩やもめ事は全て)は相手に対する情報不足・理解不足が原因で発生すると考えています。また戦争で負ける要因の第一は慢心であり傲慢な態度ではないでしょうか。人も国も謙虚さを失った時に周囲が見えなくなってしまうようです。

 戊辰戦争で官軍は錦の御旗を掲げ、西南戦争では戦の素人の有栖川宮熾仁親王を総督として戦い、その参謀長として戦上手の山形有朋がこれをサポートしました。
また、明治の元勲が生き残っていた日露戦争まではこの参謀組織が機能して勝利をおさめることが出来ました。その後参謀が重要ということになり、明治16年に陸軍大学校、明治21年に海軍大学校を作り、参謀の養成を行ってきました。 軍上層部は、参謀が優れていると戦(いくさ)に勝てると思い込んでしまったのでしょう。その参謀が満州事変を起し、更に日独伊三国軍事同盟を叫び、大東亜戦争では、机上の空論で多くの将兵を死に追いやってしまったのです(戦死240万人以上)。しかもその責任を取って命を絶った方は、陸軍大臣阿南惟幾(あなみこれちか)や神風特別攻撃隊生みの親である大西瀧治郎中将、最後まで特攻攻撃を指揮した第五航空艦隊司令長官の宇垣纏(まとめ)中将等、ほんの一握りでした。
 何故このようなことになってしまったのでしょうか。 それは日本の軍隊が官僚化してしまったからです。 陸軍士官学校や海軍兵学校、陸軍大学校や海軍大学校では情報の重要性を認めない教育をされます。その教育の中からいわゆる偏差値エリートが作戦参謀になって出世の階段を上っていき、指揮官となっていきます。 日露戦争から35年ほどの間、戦争らしい戦争は無く、一部の局地戦のみでした。 そのためこれらの指揮官の多くは戦争よりも、自らの出世を意識していたことは広く知られています。
 特に大東亜戦争においては、戦艦や航空母艦を沈める方が評価は高く、輸送船を沈めても評価ポイントはゼロでした。 結果は皮肉なことに戦闘艦艇ばかりを攻撃して、輸送船を無傷で放置し、相手に食料や兵器を与えてしまい、味方は飢えて戦えず、逆に食料不足になった味方を救うべき輸送船の多くは沈められてしまい、補給が続かず、虎の子の駆逐艦で夜間のネズミ輸送を繰り返したにもかかわらず、駆逐艦もその多くを沈められ、結局2万人が餓死したうえで、撤退を余儀なくされたガダルカナルの戦いが全てを象徴しています。
 このガダルカナルでの実情を無視して無謀な戦いを行ったのがエリート参謀の辻正信中佐(戦後:衆・参議員:現ミャンマーを訪問した際に行方不明) でした。 この辻中佐は陸軍幼年学校、陸軍士官学校を首席で卒業、陸軍大学校を3位で卒業したエリート中のエリートです。この男はノモンハン事件・1939年 を画策し、日独伊三国軍事同盟締結に奔走、 大東亜戦争開戦当初のマレー半島上陸の際、この男の作成した小冊子が配布されました。その中で「土人」という表現がなされていました。「八紘一宇(道義的に世界を統一して天下を一つの家のようにする)」を旗印にアジアの開放を掲げていた帝国陸軍の高級参謀が、現地の人々を土人と表現していたのです。このような浅はかで傲慢な考え方で戦争を遂行したから、インドネシア等一部を除いて、フィリピン、ニューギニア等で反発を招いたのです。

 戦争が起こり、戦争に負ける要因は、繰り返しますが相手に対する情報不足・理解不足と慢心・謙虚さの欠如です。 日露戦争まではプロフェッショナルとしての専門家が活躍していましたので、何とかギリギリのところで勝利を得ることが出来ました。
その日露戦争の勝利の要因の一つである情報戦では「情報収集分析」、「謀略・調略」、「宣伝」の3つが重要とされています。
日露戦争のときは明石元二郎大佐が「情報・謀略」をやり、ロシアで革命を煽り、後方から支援をしました。金子健太郎(ハーバード大学でセオドア・ルーズベルトと同級生)は「宣伝」をやり、世界中に日本の勝利が宣伝されました。正にプロフェッショナルの仕事っぷりでした。
 ところが日露戦争後の35年で陸海軍軍人は3代目になり、官僚化して滅びます。
 また同様に戦後の官僚も3代目あたりから硬直化し、偏差値エリートが幅を利かすようになりました。 戦後の日本は優秀な人がゼネラリストになり、ゼネラリストになれない人がスペシャリストになるとの誤った解釈がまかり通ってしまいました。
 現代はスピード化の時代となり、ドッグイヤーからマウスイヤーへと、つまり以前の7倍から35倍のスピード化の時代となっています。 ところが偏差値エリートは既得権益集団と化し、リスクの高い変化を拒み、このスピード化の時代を乗り切ることができません。 現代はブルーカラー・ホワイトカラーから変化への対応が出来るゴールドカラー(スペシャリスト)へと時代が進化してしまったのです。 旧帝国海軍が大艦巨砲主義を最後まで捨てず、制空権を失って大敗北を喫したように、滅びの方向に一直線に向かっているような気がします。
 政治の世界でも、ビジネスの世界でも今後は益々意思決定のスピードが求められてきます。 我が国の経済が低迷した要因の一つはこの意思決定のスピードの遅さです。 リーダーに求められる資質は、スペシャリストになることと、意思決定のスピードとなるでしょう。 これから起業される若きリーダーの方には、是非歴史から先人の経験と知恵を学んでいただき、この意思決定のスピードを修得していただき、だれにも負けないスペシャリスト(ゴールドカラー)となることを目指していただきたいと思います。

 歴史を学ぶ人は先人から多くを学ぶことが出来ます。歴史は誠に多くの示唆に富んでいます。特に近現代史はごく近い時代ですので、生存者や多くの文献も残っており、学びがいのある時代です。 現代史をご理解されたいと思う人は、まず日本の明治維新後の近代史に目を向けてください。 特に戦争に至るプロセスは判断に迷う現代においては非常に多くの解決策を提示してくれます。
 今年の年末12/21に、作家の百田直樹さん原作の「永遠の0(ゼロ)」が全国で上映されます。400万部の売上があり、多くの若者にまで読まれている素晴らしい作品です。私が過去に読んだ数多くの戦争関連の書物が参考にされていて、実に当時の感覚に近い描写が特徴の名著です。
 この映画をまだ見ておりませんが、原作の素晴らしさから、多くの人、特に時代を担う若者に見ていただきたい作品です。来年のご挨拶は 「永遠の0を観た?」 になれば嬉しいです。

 皆様、来年は激動の年になります。是非とも日本を良い国にしていきましょう。
今年1年、お世話になりまして有難うございました。 そして、皆様、良いお年をお迎えください。

“人は幸せだから感謝するのではありません。感謝しているから幸せなのです”

株式会社ブレイン・サプライ  岡  弘己

診断士 松下から見た
「“企業リスクは身近なところから学べ”」

12月14日(土)に名古屋市中川区のJR関西線 春田駅にて普通列車とすれ違おうとした貨物列車が駅よりも長かったため、はみ出して線路を切り替えるポイント部分まで後部がはみ出しました。ホームの長さが330mに対し、貨物列車は16両編成の350m。結局、春田駅手前200mまで来ていた4両編成の普通列車を1つ手前の八田駅までバックさせ、貨物列車をすれ違わせたといいます。この間、2時間にわかり関西本線は運休しました。

 普通であれば、すれ違いさせる駅と時刻を運行表で決めるので、当然その時点でホームへの入線順位を決めることになります。一部のマスコミでは、普通列車を先に入線とか書いていましたが、“乗客を乗せている普通列車”のダイヤをベースにその間に“乗客を乗せていない貨物列車”と退避させることで、より利用者の利便性を図ることが可能になるのが通常のダイヤの考え方になります。よって、退避する場所をどう考えるかがカギになります。

本来、退避させる場所は、長さに余裕がある駅を基本とします。理由は貨物列車の場合、輸送量との関係で車両の編成はその都度変わるからです。よって、編成が長くなる都度ダイヤを見直すことはできないことを考えると、退避できる場所は自ずと決まってきます。

 八田駅と春田駅間は停車時間を入れても4分です。次の春田駅と貨物列車が前に通った蟹江駅との間は3分です。しかも蟹江駅は右写真のとおり貨物列車退避用の線路があります。わざわざ貨物列車専用の待避線を作る駅があるのは、ダイヤ上ここで退避させることが多い前提だったからと考えられます。
すなわち、①貨物列車を蟹江駅で退避させるべく普通列車を待つダイヤを作る、のが本来の解決策と考えます。

こうした背景にあるのは何でしょうか?

大きくは、
①コンピューターの発達、自動化により機械的にシミュレーションを行っており、必要な要件(今回でいえば貨物列車の長さ)が抜けていると正しい結果がでないこと
②さらに、これを回避するために必要な現場感覚(駅の長さなど過去の経験など)が失われている(要は机上の空論になっている)ことの2点ではないかと考えます。

 企業を見ていると、数字面だけでの判断、報告だけでの判断がこれにあたると思います。
 よく私は経営セミナーや研修会で「三直三現主義」のお話をさせていただいております。
 三直三現主義とは

 “直ちに”、“現地”に行く
 “直ちに”、“現物”をみる
 “直ちに”、“現在”できる最高の対応をとる

をいい、よくクレーム対応の時に使われることばです。この“直ちに”を除くと、日常必要な対応ではないでしょうか。

 ここの“現場”とは、もの(サービス)を買っていただく“お客様”、そして製造・サービスを提供する“工場”“現場”の両方を指します。決して片方だけではないのです。
私はこれまで全国で46都道府県(後はJRのない県のみ)の企業、1500社以上にお伺いしております。共通するのは、社内と社外の両方で3つの“現”を心掛けている経営者の企業は元気があることです。特に実際に行った時の“現場感覚”が大切と思います。

 私自身、コンサルタントとして現在も月のうち半分以上出張で全国を飛び回っております。そのなかで、最初にできる限り現場を見せていただくようにしております。また、その際、駅から会社にお伺いするまでの道、周辺などを見る中で、風土を感じるようにしております。時間があれば街にでて実際に食事をすることで、地元のことを知るようにしていくことで、この現場感覚をつけるように心掛けています。

 “穴熊”にならず、“現地、現物、現在”を見ることで、これからの企業のかじ取りは決まるのではないでしょうか。

 ブレイン・サプライも多くのメンバーが入社し、労務関係を中心に取り組んでおります。私自身は、この11年間の経験を活かして、“地方と日本の中小企業を元気に!”の新たな活動を2014年から本格的にスタートしたいと考えます。

皆様にとっても素晴らしい1年になることをお祈りいたします。

(松下 卓蔵)

★社労士BSの労務トラブル対応110番★
「採用活動で気をつけるポイントは?」

Ⅰ.今回の課題:年明けから中途採用活動を活発に行いたい。良い人材を採用するコツは?

 年が明けると転職市場も活発化されてきます。「人材難の時代」と言われてはいるものの、自社にあった人材を採用し、定着させている企業も少なくありません。では、どんな採用活動が効果的なのか、その一端をご紹介します。くれぐれも、労務トラブル常習犯の「ウィルス社員」を採用しないようにしましょう!!!

Ⅱ.対応方法:大事なのは「履歴書を見る目」と「面接官の観察力」

x①履歴書で注意するポイント
・日付が書いていない、もしくは日付が古い。
・志望動機があいまいで、「頑張ります」「御社に
貢献します」など抽象的な文言が多い。
・履歴書が汚れている。
⇒これは、転職活動がうまくいっていないため、他社で提出した履歴書を使いまわしている可能性があります。

・写真が貼られていない、写真の服装や髪形がラフ過ぎる。
・誤字脱字が多い。誤字脱字が修正テープで直されている。
・学歴、社歴の年月日が間違っている。学校名や会社名が正式名称ではない。
⇒こういった履歴書を提出する方は社会認識力が低いことが多いです。

・職歴に一貫性がない。
・資格取得欄に記載されている資格が多種多様である。
・転職回数が多い(35歳未満で3社以上の経験がある)
⇒転職を繰り返してきた人材は、御社でも定着する確率が低いと考えられます。

・履歴に6カ月以上の謎の空白期間がある。
⇒書かれていない職歴(アルバイト期間含む)や病歴がある可能性があります。また、転職活動がうまくいっておらず、他社でも敬遠される人材かもしれません。面接で必ず確認しましょう。

 これらの項目にあてはまる履歴書が送られてきた場合、不採用とするのか、面接で詳細を確認してみるのか、じっくり考えてください。

②面接で注意すること
 面接官は会社の代表です。「採用してやる!」という雰囲気を出さず、明確かつ魅力的に会社を語れるように準備してから面接に臨みましょう。また、自社で活躍している人物は、どういった経歴、スキルを持っているかを分析してから面接をすると、応募者が自社にマッチした人材かどうか見極め易くなります。

応募者を見極めるポイント
・来社時間は適切か(遅刻はもってのほかですが、早すぎる来社は社会常識の欠如の証です)
・入室、退室時に挨拶ができているか。
・面接官の目を見て話しているか、語尾まで明瞭か。
(語尾が強い口調になりすぎている場合は自信過剰の場合もあります。適正なボリュームで話せていますか)
・志望動機が具体的か。待遇や条件面だけで応募してきてはいないか。
・前職の退職理由について、面接官が納得できたか。

 もちろん、まだまだ面接での留意点はありますが、最低でも上記のポイントには注意をしましょう。
また、内定を伝える前に
・源泉徴収票(前職の年収が分かります)
・年金記録台帳(経歴詐称が見抜けます)
・雇用保険被保険者証(前職の退職時期が確認できます)
・住民票記載事項証明書(居住地の確認)
・運転記録証明書
・(有資格者は)資格の証明書
・退職証明書の提出を求めておくことをお勧めします。

 なお、入社前にしっかり確認しておかないと、入社後に虚偽の申告が発覚した場合、言い訳をされます。
書類の確認は怠らず、また入社時誓約書に「応募時に提出した書類、面接で申告した内容について虚偽がないことを誓います」と一文入れておくこともお勧めです。

*ニュースレター10月号もご参考下さい。
http://brain-supply.co.jp/newsletter/pdf/201310.pdf

 採用活動について、ご不明な点やご質問などありましたら、ブレイン・サプライまでお問い合わせください。

今年もあっという間の1年でした。出会ったすべての皆さまに心より感謝いたしております。
来年もよろしくお願い致します。

(山岸 芽里)

《海外で有名な日本人:西岡京治》

ブータンという国があります。
 2011年11月、第5代ジグミ・ケサル・ナムゲル・ワンチュク国王が、1ヶ月前に結婚したばかりのジェツン・ペマ王妃と共に国賓として来日され、被災地を始め、東京、京都などをご訪問されたのは記憶に新しいところですし、衆院本会議場でのすばらしい演説も日本人の心を大いに揺さぶりました。
 長くなりますが本稿の重要な部分となりますので、演説の全文を改めてご紹介します。(下線は筆者)

天皇皇后両陛下、日本国民と皆さまに深い敬意を表しますとともにこのたび日本国国会で演説する機会を賜りましたことを謹んでお受けします。衆議院議長閣下、参議院議長閣下、内閣総理大臣閣下、国会議員の皆様、ご列席の皆様。世界史においてかくも傑出し、重要性を持つ機関である日本国国会のなかで、私は偉大なる叡智、経験および功績を持つ皆様の前に、ひとりの若者として立っております。皆様のお役に立てるようなことを私の口から多くを申しあげられるとは思いません。それどころか、この歴史的瞬間から多くを得ようとしているのは私のほうです。このことに対し、感謝いたします。

 妻ジェツンと私は、結婚のわずか1ヶ月後に日本にお招きいただき、ご厚情を賜りましたことに心から感謝申しあげます。ありがとうございます。これは両国間の長年の友情を支える皆さまの、寛大な精神の表れであり、特別のおもてなしであると認識しております。

 ご列席の皆様、演説を進める前に先代の国王ジグミ・シンゲ・ワンチュク陛下およびブータン政府およびブータン国民からの皆様への祈りと祝福の言葉をお伝えしなければなりません。ブータン国民は常に日本に強い愛着の心を持ち、何十年ものあいだ偉大な日本の成功を心情的に分かちあってまいりました。3月の壊滅的な地震と津波のあと、ブータンの至るところで大勢のブータン人が寺院や僧院を訪れ、日本国民になぐさめと支えを与えようと、供養のための灯明を捧げつつ、ささやかながらも心のこもった勤めを行うのを目にし、私は深く心を動かされました。

 私自身は押し寄せる津波のニュースをなすすべもなく見つめていたことをおぼえております。そのときからずっと、私は愛する人々を失くした家族の痛みと苦しみ、生活基盤を失った人々、人生が完全に変わってしまった若者たち、そして大災害から復興しなければならない日本国民に対する私の深い同情を、直接お伝えできる日を待ち望んでまいりました。いかなる国の国民も決してこのような苦難を経験すべきではありません。しかし仮にこのような不幸からより強く、より大きく立ち上がれる国があるとすれば、それは日本と日本国民であります。私はそう確信しています。

 皆様が生活を再建し復興に向け歩まれるなかで、我々ブータン人は皆様とともにあります。我々の物質的支援はつましいものですが、我々の友情、連帯、思いやりは心からの真実味のあるものです。ご列席の皆様、我々ブータンに暮らす者は常に日本国民を親愛なる兄弟・姉妹であると考えてまいりました。両国民を結びつけるものは家族、誠実さ。そして名誉を守り個人の希望よりも地域社会や国家の望みを優先し、また自己よりも公益を高く位置づける強い気持ちなどであります。2011年は両国の国交樹立25周年にあたる特別な年であります。しかしブータン国民は常に、公式な関係を超えた特別な愛着を日本に対し抱いてまいりました。私は若き父とその世代の者が何十年も前から、日本がアジアを近代化に導くのを誇らしく見ていたのを知っています。すなわち日本は当時開発途上地域であったアジアに自信と進むべき道の自覚をもたらし、以降日本のあとについて世界経済の最先端に躍り出た数々の国々に希望を与えてきました。日本は過去にも、そして現代もリーダーであり続けます。

 このグローバル化した世界において、日本は技術と確信の力、勤勉さと責任、強固な伝統的価値における模範であり、これまで以上にリーダーにふさわしいのです。世界は常に日本のことを大変な名誉と誇り、そして規律を重んじる国民、歴史に裏打ちされた誇り高き伝統を持つ国民、不屈の精神、断固たる決意、そして秀でることへ願望を持って何事にも取り組む国民。知行合一、兄弟愛や友人との揺るぎない強さと気丈さを併せ持つ国民であると認識してまいりました。これは神話ではなく現実であると謹んで申しあげたいと思います。それは近年の不幸な経済不況や、3月の自然災害への皆様の対応にも示されています。

 皆様、日本および日本国民は素晴らしい資質を示されました。他の国であれば国家を打ち砕き、無秩序、大混乱、そして悲嘆をもたらしたであろう事態に、日本国民の皆様は最悪の状況下でさえ静かな尊厳、自信、規律、心の強さを持って対処されました。文化、伝統および価値にしっかりと根付いたこのような卓越した資質の組み合わせは、我々の現代の世界で見出すことはほぼ不可能です。すべての国がそうありたいと切望しますが、これは日本人特有の特性であり、不可分の要素です。このような価値観や資質が、昨日生まれたものではなく、何世紀もの歴史から生まれてきたものなのです。それは数年数十年で失われることはありません。そうした力を備えた日本には、非常に素晴らしい未来が待っていることでしょう。この力を通じて日本はあらゆる逆境から繰り返し立ち直り、世界で最も成功した国のひとつとして地位を築いてきました。さらに注目に値すべきは、日本がためらうことなく世界中の人々と自国の成功を常に分かち合ってきたということです。

 ご列席の皆様。私はすべてのブータン人に代わり、心からいまお話をしています。私は専門家でも学者でもなく日本に深い親愛の情を抱くごく普通の人間に過ぎません。その私が申しあげたいのは、世界は日本から大きな恩恵を受けるであろうということです。卓越性や技術革新がなんたるかを体現する日本。偉大な決断と業績を成し遂げつつも、静かな尊厳と謙虚さとを兼ね備えた日本国民。他の国々の模範となるこの国から、世界は大きな恩恵を受けるでしょう。日本がアジアと世界を導き、また世界情勢における日本の存在が、日本国民の偉大な業績と歴史を反映するにつけ、ブータンは皆様を応援し支持してまいります。ブータンは国連安全保障理事会の議席拡大の必要性だけでなく、日本がそのなかで主導的な役割を果たさなければならないと確認しております。日本はブータンの全面的な約束と支持を得ております。

 ご列席の皆様、ブータンは人口約70万人の小さなヒマラヤの国です。国の魅力的な外形的特徴と、豊かで人の心をとらえて離さない歴史が、ブータン人の人格や性質を形作っています。ブータンは美しい国であり、面積が小さいながらも国土全体に拡がるさまざまな異なる地形に数々の寺院、僧院、城砦が点在し何世代ものブータン人の精神性を反映しています。手付かずの自然が残されており、我々の文化と伝統は今も強靭に活気を保っています。ブータン人は何世紀も続けてきたように人々のあいだに深い調和の精神を持ち、質素で謙虚な生活を続けています。

 今日のめまぐるしく変化する世界において、国民が何よりも調和を重んじる社会、若者が優れた才能、勇気や品位を持ち先祖の価値観によって導かれる社会。そうした思いやりのある社会で生きている我々のあり方を、私は最も誇りに思います。我が国は有能な若きブータン人の手のなかに委ねられています。我々は歴史ある価値観を持つ若々しい現代的な国民です。小さな美しい国ではありますが、強い国でもあります。それゆえブータンの成長と開発における日本の役割は大変特別なものです。我々が独自の願望を満たすべく努力するなかで、日本からは貴重な援助や支援だけでなく力強い励ましをいただいてきました。ブータン国民の寛大さ、両国民のあいだを結ぶより次元の高い大きな自然の絆。言葉には言い表せない非常に深い精神的な絆によってブータンは常に日本の友人であり続けます。日本はかねてよりブータンの最も重大な開発パートナーのひとつです。それゆえに日本政府、およびブータンで暮らし、我々とともに働いてきてくれた日本人の方々の、ブータン国民のゆるぎない支援と善意に対し、感謝の意を伝えることができて大変嬉しく思います。私はここに、両国民のあいだの絆をより強め深めるために不断の努力を行うことを誓います。

 改めてここで、ブータン国民からの祈りと祝福をお伝えします。ご列席の皆様。簡単ではありますが、(英語ではなく)ゾンカ語、国の言葉でお話したいと思います。
「(ゾンカ語での祈りが捧げられる)」
 ご列席の皆様。いま私は祈りを捧げました。小さな祈りですけれど、日本そして日本国民が常に平和と安定、調和を経験しそしてこれからも繁栄を享受されますようにという祈りです。ありがとうございました。

 現代の日本人からするとこそばゆくなるような演説ですが、この内容は決してお世辞や外交辞令に基づくものではなく、ブータンのこれまでの日本への対応にもしっかり表れています。

 ブータンは、1986年の外交関係樹立以降、皇室・王室間の交流、経済協力等を通じて日本とは友好関係にあるだけでなく、日本の常任理事国入りに一貫して賛意を表明、また国際機関での選挙・決議等において常に日本を支持してきました(安保理改革に関するG4枠組み決議案の共同提案国、国連人権委員会等)。

 東日本大震災の時も、大震災発生翌日の3月12日には、国王主催で被災者の安全を祈る式典を執り行い、18日には100万米ドル(当時は約8000万円相当)の義援金を日本へ寄付してくれました。100万米ドルといえば、GDP34億ドルのブータンにとってどれくらいのお金であるか?というと、GDP500兆円の日本を基準に比較した場合、なんと1500億円に相当するそうです。小国で決して裕福では無い国として、どれ程の破格な援助であったかがわかります。

 語り継がれているエピソードのひとつに、ブータン第4代ジグミ・シンゲ・ワンチュク国王が、1989年2月24日の昭和天皇の大喪の礼に参列された時の話があります。
各国からたくさんの首脳が葬儀参列のために来日し、多くの国がこの機会を利用して日本からの経済的支援を得るために、日本政府首脳と会談する弔問外交を行いました。このことはどこの国でも通常に行われる事であり、弔問外交をしたからといって、失礼でもなければ、非難されたりする事でもありません。
 しかし、ブータン国王はこうした弔問外交を全くされることなく、大喪の礼に出席して帰国の途につかれます。新聞記者が理由を尋ねると、国王は嫌な顔をされ、「日本国天皇への弔意を示しに来たのであって、日本に金を無心しに来たのではありません。」とお答えになられました。ブータンは、その後1カ月間日本という他国の為に喪に服しました。

このような親日国ブータンに28年もの永きにわたり滞在し、農業の発展に多大なる寄与をし、同国の「農業の父」とまで讃えられた西岡京治という日本人がいます。

 次号ではこの西岡氏の業績についてご紹介したいと思います。

皆様、本年も拙コラムをご愛読いただき誠にありがとうございました。
新年が皆様にとってよりよい年でありますように心からお祈り申し上げます。

I wish you a happy new year!

(坂井 優)

《第19回:総合的品質管理「QC7つ道具」ヒストグラム》

今回は、総合的品質管理の視点「QC7つ道具」のヒストグラムについてご紹介致します。前回同様、製造現場のみならず、事務所内間接業務の業務品質の改善にもご活用ください。

③ヒストグラム

ヒストグラムとは、データの分布状態を把握するために用いる図で、データの範囲を適当な区分に分割し、データを集計した度数分布表を棒グラフ化したものです。バラツキをもった個々のデータの集団が、どんな姿をしているかが一目で分かります。左右対称の釣鐘を伏せた形が安定した正常な形で、逆に山型の裾野が横に広い場合は、バラツキが大きいということです。

<ポイント>
1、データの分布の姿が一目瞭然
2、データのバラツキの大きさが一目瞭然
3、データの中心の位置が一目瞭然
4、データの分布と規格との関係が一目瞭然

 ヒストグラムは、シックスシグマという経営管理手法でも活用します。平均値から±3シグマ以内に数値が収まるように工程改善や品質改善を行っていくものです。これは、実務的に人事評価のバラツキ度合を見える化し、甘辛調整をする際に使用すると、社員へのフィードバック時に一次評価点数が最終評価時に変わった理由などを根拠に基づいて説明できるという利点もあります。

(小出 貴巳)

『経営計画書発表にあたって【はじめに・・・】(新年、1月6日発表用)』

株式会社ザメディアジョン
代表取締役兼CEO 山近 義幸 氏

グループ売上過去ほぼ最高! グループ合計経常利益、過去、間違いなく、最高!
まずは、本当に、ご苦労様でした!
心より、心底、お礼、申し上げます!!!
数値・・・数値・・・言い続けた1年でした。
犠牲も払いましたが、お陰様で、ここに書き、言い続けたとおりの結果となりました!
まだまだできる、もっともっとできる!
今年も、もっと、もっと、【数値】を・・・と、大方の予想では、言ったり、書いたり・・・と、思われるでしょうが、違います。
今年は
・社員 ・お客様 ・数値 (順不動)です。

 経営は「お客様」と「数値」です。「論語」と「算盤」です。トキメキと戸惑いのように・・・【お客様】と、【数値】は、異母兄弟です!二元論です!!
利益をだして、残すのは、お客様のため。ゆえに、お客様のためには、お金を使います!
財務体質をよくするのは、社員のためでも、あり、お客様の「お役だち」のためです。
社員・・・財務体質・・・ともに「強靭化計画」の流れにしないと、お客様に迷惑をかけ、社員にも心配を、かけてしまいます。
だから、今年も【チャレンジ】し続けます! 社員を【教育】し続けます!
【お客様】のことを、必死で、考え続けます!
アイデアと知恵をどんどん出してください。よいアイデアの人は世の中にたくさんいますが、“実行”する勇気のある人はほんの一握りです!
 当社の中には、他社よりずば抜けて、素晴らしい社員がたくさんいます。そういう人たちから、“自由さ”創造の喜び゛を、奪ってはいけないと私は常々、思っています。無鉄砲なくらいのチャレンジをさせる社風であり続けたいのです。そのために、常日頃“足腰”だけは鍛えさせてもらいます。
 私も皆さんのやっていることは、まだ100分の1に過ぎない。まだまだ可能性があります。
ちっちゃいけど、夢の【経常利益1億】円は、もうすぐです。そして、他社から羨望のまなざしで、みられる会社に育つのももうすぐです。100年後の年表にのるのみ、もう夢ではありません。
 大きなチャンスは必ず来ます。
その時に、それを利用できる準備ができていないと、ならないのです。
最近、考えるのは、「社員のこと」ばかりです・・・。
笑いたければ、笑ってください。
あの数年前の【パートさん離脱“空白の2日”事件】から、私は変わり、反省し、舵を取りました。
社員の幸せ・・・  社員の成長・・・  社員のご家族・・・
 この、昔の私なら、あまりに、不釣合いの言葉が、いつも、よぎっているのです。
役員会議を、ユーチューブでご覧になられるとといいと思います。
意外な放送事故のような、激論から低レベルな喧嘩まで、すべて、役員と社長が“人”について、話しているのです。
まだまだ未熟ですが、お付き合いください。
意外と、「いい会社」なのです。このザメディアジョン・グループは・・・。
次のステージにいくのは、もう待ったなし! 皆さんの協力が必要です。

 ≪若手社員の皆様!≫
欲望という名の、たき火をもっと、もっと焚き付けてください。空海のように・・・。
欲望に愛と感謝を加えれば、大丈夫です!
チャレンジした人のみ獲れる、リスクをとった人のみ得れるのが、「成功」と「成長」です。
何もしないことを、恐れてください。
今後も当社は家中の栗というリスクを取り続けます。
そうしないと今の若い人は成長しないのです。精神的体罰です。
トラブル大いに結構。
私はトラブルにむしろ、感謝します。
ひとつのトラブルを克服した時に、強くなり、対処力がついてくるのです。
致命的にならない失敗はどんどんしたらいい!行動してから修正すればいい。
もう、吉田松陰先生、坂本龍馬を弄ぶのは、やめましょう。
そして、積小為大。
今の一秒の集積が、1日となり、ひとつの積み重ねが、1か月、1年、10年となるのです。

本年度から、
東京本部
広島本社
関西支社
に、巨大な二宮金次郎@本物のブロンズ像を、置かせていただきます!

毎日、皆さんの【視覚】に否応なしに入ります。
ごめんなさい。

ついに、やっちゃいました!

特別投稿【諸事百景】その1

株式会社ウェルス・マネジメント
代表取締役 濵  昌志氏

「葉隠考」

皆様、ご無沙汰致しております。押し詰まった師走の中ですが、体調万全で頑張っておられますか。私は今年の半ばに体調を壊し暫く筆を休ませて頂きました。お蔭様で漸く体調も回復し従来の通りに活動出来るようになりましたので再び書かせていただきます。月並みですが人は重篤な病など日常性を変えてしまうような経験をする時には天はその人に来し方を思い返す時間と大きな行路転換の機会を付与しているのであるとよく言われますがご多聞に洩れずこの私も色々思いを変えさせられる機会となり人並みで良かったと安堵しております。そこで表題も従来の「時事観望」も心機一転、改めまして私の気赴く処、より大きな範囲で扱えるようにとの思いを込め「諸事百景」に変え拙論・拙文認めさせていただきますので宜しくお願い申し上げます。
 さてその第一回目は「葉隠考」と題しております。日本が世界に誇る武士道のことなら、かの有名な「武士道とは死ぬことと見付けたり」と明快に即答され、饒舌を振るわれる方は数多居られますが「葉隠」となると途端にその舌峰の鋭さが鈍る方がこれまた数多おられるというのが現実であり、昔からその辺りを不思議に思っておりました。調べていくとそれもその筈でかの三島由紀夫氏でさえ、色々探求はしたけれどもその意味はよくわからないとしている定説なき言葉でありますのでこれは当然といえば当然なのでしょう。例えば「葉隠」とは本来「葉の蔭」そのもの、或は葉蔭となって見えなくなることを意味する言葉である為に蔭の奉公を重視するのだという説、また歌人西行法師の葉隠の和歌に由来するという説、更には江戸中期に出された書物「葉隠」の淵源とも言える肥前国佐賀鍋島藩士・山本常朝(「葉隠」という書物はこの常朝が武士としての心得についての見解を「武士道」という言葉で解説しそれを聞いた田代陣基という人が筆録して出来上がっている)の庵前に「はがくし」という柿の木があったからとする説などがあります。
 そこである方の面白い説をご紹介致します。(学説ではなく所見、見解という域ですが)その方は言います、ヨハネの福音書に「はじめに言葉ありき、言葉は神と供にありき、言葉は神でありき」とあるように本来神のように表裏のない素直なものでなければならない、すなわち言霊そのものでないといけない。しかし「言葉」というが如く人間の使う「言」には常に葉っぱのように表裏があります。例えば「君を信じているからね」とい言う時の心は「だから裏切りは許さないぞ」という気持ちが付随しているみたいな。こんな感じで。この様な考え方を敷衍していくと語り手、聞き手の間に不信感が増長し(平たく言えば言行不一致は信用出来ないと)それはやがて風紀の乱れにも繋がっていく、このような経緯からその人は「葉隠」の名の由来は言の葉っぱの表裏に由来するのではと主張されます。つまりそこに書かれた文言は「武士の理想型」でありながら実情はそのことがなされていないことを示唆していると。山本常朝は真の武士の姿(理想型)を方便として用いながら現状の誤りを指摘し警鐘を鳴らした書であり言葉の裏側(真の姿)を書いたことを謎かけのように記し「言葉の隠れた部分=真の姿=葉隠れ」と命名したのではないかと。
 とこのような説明を受けますと「武士道とは死ぬことと見付けたり」という意味も誤解の多い軽率な特攻精神ではなく「武士は真から覚悟と責任感を持って事に当たらなければ、その使命を全うできない。その為には二度と取り返しがつかない死を規準として常に真剣に生きることを道とせよ」という真意が正に葉の蔭から浮かび上がってきたような気持ちにさせられませんか。
 それでは皆様、よき新年をお迎え下さいませ。来年も宜しくお願い申し上げます。

<濵 昌志氏 略歴・ご趣味>

1954年大阪生まれ、同志社大学経済学部卒業
大手アパレルメーカーに勤務後、ソニー生命保険に入社、保険会社数社を経て、知己の税理士の協力を得て2010年の秋に会社を設立。趣味は野球(大阪で夏の甲子園出場を果たした公立高校の野球部出身です)、ジョギング。57歳の年齢で毎週1回、5キロ走り、このペースで30年間走り続けています。

<★株式会社ウェルス・マネジメント様 事業内容のご紹介★>

税務会計事務所とタイアップし、経営コンサルティングの一環として事務所の顧問先様を中心に生命保険の有効活用を提案するのが一つの柱であります。そのため生命保険の乗合代理店を営んでおります。
また銀行での資産運用コンサルタントの資格と経験を有しており、金融商品中心の資産運用コンサルティングも行っております。この分野は海外での運用も可能なネットワークを有しており、現在きちんとしたスキーム作成を急いでおります。
また先般、私の所属するNPO法人日本IFA(Indipendent Financial Adviser)協会がこどもの金銭教育の分野での活動を認められ文部科学省のHPに掲載されました。今迄は関東地区中心の活動でありましたが今後は関西地区でも展開予定であり、この分野も活動を開始したばかりです。公立小・中学校の授業の中への取り入れや企業のCSR活動としての提案など多様な活動形態があり、頑張って参りたいと考えています。
また各種士業の方々とも連携しセミナー活動も推進しており、早期に事業として確立させたいと考えております。是非とも皆様のご支援・ご指導・ご鞭撻を頂戴したいと思いますのでどうぞ宜しくお願い申し上げます。

<ブレイン・サプライより年末年始営業日のおしらせ>

本年も顧問先、関与先のみなさまには大変お世話になり、ありがとうございました。
弊社の年末年始の営業日は下記の通りです。

平成25年12月27日(金)まで営業
平成25年12月28日(土)~平成26年1月5日(日)まで休み
平成26年1月6日(月)から営業開始

皆さま、健やかに良いお年をお迎えください。来年も引き続き何卒宜しくお願いいたします。

★★★関与先企業様ご紹介★★★

ChatWork Academy株式会社
代表取締役  加藤利彦氏

皆様、初めまして。ChatWork Academy株式会社(チャットワークアカデミー)の加藤と申します。どうぞよろしくお願い致します。

 ChatWork Academyでは、IT活用コンサルティングを行っている会社です。今回は、ITを活用したeラーニングで社内研修を70%自動化する方法についてお話させていただきます。

●教育時間を短縮し、新しいスタッフを即戦力化

 「忙しいから採用したのに、今度は教えるのに忙しくて・・・」
新しくスタッフを雇用した、ある代表の方がポロリと言った一言です。
売上が伸びると仕事がどんどん増えていきます。今のスタッフの人数では手が回らなくなり人を雇うことになったが、その後の教育に時間が取られて、ますます時間に追われることはよくあるケースです。新しく入ったスタッフは、早く仕事を覚えたくて質問をしたい。しかし、忙しそうな先輩に気を使ってなかなか質問ができないという悪循環から、ますます教育に時間がかかってしまいます。
 また教育者によって入る情報が統一出来ないため、認識の違いが生まれます。同じ仕事内容なのに、AさんとBさんが違う仕事の仕方をしてしまっている。ということはよくある話です。入社したばかりのスタッフは、誰の言うことを聞いたらいいのか分からず戸惑い、なかなか実務を遂行することができません。

産業能率大学の企業の教育担当者を対象に行った調査結果から、「職場の後輩を計画的に指導・育成する」役割の現在の遂行状況で、”あまり遂行していない”という回答が全体の56.5% となっており、”遂行している”の回答は全体の2.9%しかなかった。

●若者の離職率低下につながります

 中小企業にとって人材の採用は大企業のそれと違って重要な経営課題となります。採用した人材を即戦力として活かしていかなければなりません。しかし、新人や中途採用者への教育、研修が正しく行われておらず教育が不足している企業が少なくありません。充分な教育を受けることが出来ず、自分の居場所がないと感じた新人が退職してしまうケースを少しでも減らす必要があると考えています。

●実際の運用方法について

1.Google appsのスプレッドシートで研修チェックシートを作成

左記の図のように弊社では、研修チェックシートを作成しています。またこちらのシートですが、インターネット上で保存されているので、関係者が同時に入力することが可能です。新入社員の名前を登録するだけでどの人がどの部分まで研修を進めているのかが分かります。

2.動画を活用することで視覚と聴覚から学ぶことができます。
 研修内容については動画を利用しています。動画を利用することで視覚と聴覚から学ぶことができるため、認識のずれを軽減させることができます。通常業務だけなく経営理念や会社についても動画で保存しておくことによっていつでもどこでも繰り返し確認できます。通常業務はSnagitというツールを利用すると簡単にパソコンの画面を録画することができるので、ミスも減ります。

●教育70%自動化すると幸せになれる3つの理由

・アナログのコミュニケーションの時間を増やし信頼関係を築ける。
・教育の自動化でインプット側の労力が必要なくなるため、170%の効果が得られる。
・同じ内容を繰り返しいつでもどこでも見ることができるのでミスが減る。

詳しい情報をお求めの場合は、下記までご連絡ください。

【お問い合わせ】
ChatWork Academy株式会社 大阪府大阪市西区江戸堀3-1-20-401
HP:http://www.chatwork-academy.jp/
TEL:06-6441-3665
Mail:info@ecstudio-academy.jp

最近、手術や出産のため入院する際、病院からいただく「入院に必要な書類」等の中に保険証・診察券と一緒に限度額適用認定証というものが記載されていることが多くなりました。
皆様あまり聞きなれない言葉かもしれませんが、ひとことで言うと高額療養費の現物給付です。
70歳未満の方が「限度額適用認定証」を保険証と併せて医療機関等の窓口に提示すると、1ヶ月(1日から月末まで)の窓口でのお支払いが自己負担限度額(※)までとなります。
以前はとりあえず、一旦医療機関の窓口で立替払のような形で負担しておいて、あとから高額療養費として申請をして支給を受けるのが原則とされていました。
入院治療や手術を行い高額な費用の請求がきた場合、家計に大きな負担を強いることになります。また、高額療養費は申請から入金になるまで数ヶ月かかるため、連続しての入院治療は自己負担がどんどん膨れ上がってしまいます。
そこで、健康保険限度額適用認定申請書を協会けんぽ・健康保険組合等に申請し限度額適用認定証の交付を受けておけば、退院や窓口での医療費の支払いの際、自己負担限度額までとなり、利用すれば家計的にもとても助かる制度です。

ただ、この制度の注意点として
・あらかじめ認定証を提出しないと利用できないため、緊急入院即手術などで発行依頼が遅れた場合会計に間に合わないことがあります。
・医療費はレセプト(個人別、月別、入院・通院別)ごとの計算となりますので、月をまたいで入院した場合、自己負担限度額までに到達しない場合があります。
・限度額適用認定証の有効期限は最長で1年間となります。長期入院・治療をされている方は再度申請手続きが必要になります。
・保険外負担分(差額ベッド代など)、入院時の食事負担額等は対象外となります。

※自己負担限度額
1、一般所得者          80,100円+(医療費の総額-267,000円)×1%
2、上位所得者          150,000円+(医療費の総額-500,000円)×1%
 月収(標準報酬月額)53万円以上
3、住民税非課税者        35,400円
4、世帯内での合算措置や、12ヶ月間に4回以上該当した場合の軽減措置もあります。
5、70歳以上の方は更に軽減措置があります。

高額療養費の自己負担限度額は実際申請の経験がある方でも、なかなか理解しにくい細かい決まりがあります。ご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせください。

(大金 暢子)

~ブレイン・サプライスタッフより年末年始のご挨拶~

<サンドブラスト教室>

いつか、子育てもひと段落し、自分の時間が少し持てるようになったら、何か自分の手で作品を造ってみたいなと、ずっと強い思いがありました。当初は、陶芸を始めようかと、あちらこちらの陶芸教室を覗いていたのですが、たまたま出会ったガラス工芸のサンドブラストに魅かれ、数年前から通っています。

ガラス工芸と聞くと、とても難しそうなイメージを持たれますが、これが意外と初心者でも手軽に作品が作れます。サンドブラストの「サンド」は砂で、「ブラスト」は風を送るという意味で、作り方を簡単に説明すれば、まずは一口グラスやお皿など、成形済みの色つきのガラス器の表面にデザインをし、圧縮した空気で研磨剤(いわゆる砂)を吹き付けて、ガラス器の表面に彫刻を施していくというものです。ガラス器のデザインは、デザイン画を利用できますので、絵心が無くとも、初回からとても素敵な作品が仕上がり、本当に楽しいです。
 かなりの勢いで砂を吹き付けますので、彫るスピードも速く、彫る深さや、ぼかし方次第で、その人なりのとても個性的な作品が仕上がります。

ただ、回を重ねる度に、このサンドブラストの奥の深さを感じさせられ、次はもっとこうしたいと気持ちがぐっと入ります。デザインする際は、デザイン画のシートを切り貼りし、カッターナイフで切り込みを入れていくのですが、もともと細かな手作業が好きな私はカッターナイフの使い方も徐々に上達し、うれしくなります。
一番難しい砂の吹き付けは、出来上がりの作品をイメージしながら、それに近づけていこうと相当な集中力が要りますが、ぼかし方で出る濃淡や遠近感など、ひとつひとつ趣があり、仕上がった作品は本当に可愛いです。
とは言うものの、実は、ここ2年ほどほとんど教室に通えていませんでした。1か月ほど前、久しぶりに教室に顔を出してみましたが、カッターナイフも思い通りに動かせず、ずいぶん集中力も鈍ってしまっており・・・。悲しいかな、老眼も進み・・・泣。
でも、また少しづつ感覚を取り戻して、造る喜びを大いに味わいたいと思っています。

出来上がった器にお料理を盛り付けて楽しんだり、インテリアとして飾ったり、友達や両親に名前を刻んでプレゼントしたり、造った後もたっぷり楽しめます。
合わせて、手先を使い、集中力も養え、良いこと尽くめですから、来年は、もう少し教室に足を運びたいなと思っています。
お恥ずかしいですが、私の作品を何点かご紹介します。(本ページ写真)

(岡 佳奈子)

<相続のヒント>

今年は、相続のお手伝いを92歳のオーナー女性経営者から遺言で頼まれ引き受けました。
仮に、相続財産は2億円(自宅1億円・自社株式1億円)としておきます。

 私は、相続を得意とする税理士さんに私の提案を確認しながら進めました。今回は、兄弟二人で分けるように遺言があり、養子(将来オーナー企業の後継者と期待されるお孫さん)については触れられていません。相続人には遺留分という権利があり、他の相続では係争中の方もいます。日頃から仲良くしないと痛い目にあいますよ!

 まず、相続税の節税は『小規模宅地の特例』を使うことです。普通は、自宅(居住用宅地)を配偶者や同居の子供たちが相続するケースで、自宅敷地の相続税評価額が80%減額(土地8,000万円→1,600万円の20%評価、建物2,000万円)されます。しかし、今回は、お母様が一人暮らしで兄弟はそれぞれ持ち家でした。ただ、養子であるお孫さんが賃貸住宅にお住まいだったので、彼に自宅を相続させる提案を行いました。『家なき子』特例(80%評価減)と言います。問題は、自宅をお孫さん(養子)に継がせると、その売却代金は孫の財産です。本来、兄弟二人で分けなさいという遺言の主旨に反します。そこで、『代償分割』により、孫が自宅を相続する代わりに、将来の売却代金を見込んで現金8,000万円を兄弟が受け取るという内容を遺産分割協議書に盛り込むことを考えました。ただ、孫が相続する自宅評価額は3,600万円と売却代金より小さく、自宅だけの相続では8,000万円は無理なので、さらに自社株式5,000万円を孫(将来の後継者)に相続させることにしました。その結果、自宅売却代金のうち8,000万円を兄弟が受け取り、オーナー企業の自社株式50%を一世代飛ばしてお孫さん(四代目経営者候補)に移すことが実現しました。お孫さん(養子)が相続すると、相続税が20%アップするのですが、これも最小限となった訳です。最後は納税ですが、オーナー経営者ですから、金庫株か会社借入で資金調達し、面倒な延納は止めました。このような内容を相続人にしっかり説明し、遺言の主旨にそった分割協議が整い申告書を10月に提出しました。あとは、税務調査を待つばかりです。

 別件で、11月「相続税の税務調査」を受けました。二名の調査官が自宅に来られ、財産形成や生い立ちを詳しくヒアリング、自宅の金庫・タンスをみた後、銀行の貸金庫まで同行しました。心構えがないと相続人(特にお年寄り)は戸惑います。12月初めに申告是認(問題なし)の通知書が届き、ホッとしたところです。
 また、3年以内に税務調査を受けると思うと気が重いですが、これも税理士の役割です。

★小規模宅地の特例(国税庁HP)
http://www.nta.go.jp/taxanswer/sozoku/4124.htm

(木暮 一郎)

<Weekly Newsのネタを振り返って>

関与先企業様向けにメールにて配信させて頂いておりますWeekly Newsですが、今年で4年目を迎えました。今年も、更なる協力助っ人をスカウトいたしましたので、昨年以上に多彩なネタを提供できたと思っております。
今年も、年末年始特別号ということもありまして、Weekly News広報の独断と偏見ではございますが、恒例のネタTOP3を決定いたしました。

 では、まず、第3位です。第3位は、JKリフレネタです。
こちらの記事は、1月31日に配信しております。
 今年は割と固めのニュースが多かったのですが、やわらかめのネタでした。
こういう業界は本当にあの手この手で新サービスを思いつくなと深く考えさせられました。
ただ、女の子の頭をいいこいいこするが3分1000円、見つめ合うが1分1000円というサービスがありましたが、「近距離で攻防?」や「無言で?」などと想像すると、どういった対応になるのかを考えてしまい、中々厳しいものがあるように思いました。
ただ、あの手この手は違法の可能性があると思われますので、くれぐれもご注意ください。。。

 つづきまして、第2位です。第2位は、サラリーマン川柳ネタです。
こちらの記事は、2月26日に配信しております。
恒例のサラリーマン川柳。今年もシュールな作品が目白押しでした。
個人的には、「父からの 友達申請 ひく娘」、「すぐキレる 妻よ見習え LED」、「インターホン 佐川男子に 声かわる」、「家族割 あるのに妻と 通話なし」が、中々気に入ってましたが、今改めて見ても、良い出来栄えと思います。
来年も優秀作品が入選すると思いますので、来年も引続き取り上げたいと思います!!!

 そして、栄えある第1位は・・・。第1位は、“ご長寿”企業ネタです。
こちらの記事は、2月20日に配信しております。
1000年以上も続く企業が1社あるだけでも、本当に奇跡的な事だと思ってしまうのですが、日本には、何と7社もあります!!
日本最古の企業は「金剛組」で、西暦578年、飛鳥時代に創業しております。
飛鳥時代から、廃業に追い込まれる危機を何度も経験され、支援を受けてきた中で、今の姿があるとは思いますが、本当にすごい国だなぁと改めて思いました。。。

皆様は、どのネタがお好みでしたでしょうか?

 今年の漢字は、「輪」でした。お客様や取引先様の「輪」、社内の「輪」、家族の「輪」など様々な「輪」が広く大きくなるように、来年も、今年以上に、Weekly Newsのネタを配信していきたいと思っております。
今年もWeekly Newsをご覧頂きまして、大変ありがとうございました。
来年も、宜しくお願い申し上げます。

(長尾 基宏)

<今年一年を振り返って>

つい2か月ほど前まで暑い暑いと言っていたと思っていたら、秋を通り越し、一気に冬となってしまいましたね。今年は急激な気温の変化で木々が対応できず、葉が一気に落ちてしまったと聞きましたが、皆さんは体調を崩されていないでしょうか。恥ずかしながら、私は早くも風邪をひいてしまい、同僚やお客様にご迷惑をかけてしまいました。申し訳ありませんでした。
この一年を振り返ってみると、毎年思うことですが、やはりあっという間だったなぁという思いと今年も様々な経験をさせて頂いたなぁという気持ちです。ブレイン・サプライに入社して約2年半経過しましたが、新聞や雑誌、弊社のお客様の状況等を見ていても労働問題は減少しておらず、むしろ内容が多様化・複雑化しているように日々感じています。

 特に今年は、ブラック企業という新しい言葉が流行し、長時間労働や残業をさせる企業を『悪』ととらえる風潮になりつつありますが、逆に意図的に労働問題を起こし、金銭を企業に要求しようとするブラック社員も徐々に増えているように感じます。私自身もお客様と様々な労働問題に対応してきましたが、最近特に思うことは就業規則等の規程類を整備することももちろん大切ですが、企業(社長をはじめとした経営陣)と社員がコミュニケーションをとることがとても大切だと思います。会議等の改まった場だけではなく、日常的に社員がコミュニケーションをしている企業と、社員と全くコミュニケーションをとっていない企業ではあきらかに労働問題の発生するリスクが違うように思います。日常的にコミュニケーションをとれば、社員としても自分を見てくれている、気にかけてくれていると感じ、企業(社長)の想いを伝えやすくなるのではないでしょうか。

 弊社代表の岡が今年のブレイン・サプライ通信6月号にマザーテレサの言葉を掲載しています。その中に「思考」→「言葉」→「行動」→「習慣」→「性格」→「運命」 とつながってきます。と記載しておりますが、人(社長)と人(社員)との少しの意識の違い(齟齬)が労働問題に発展するのではないかと思っていますし、弊社の使命はその齟齬を少しでも無くし、企業として末永く存続できるようなお手伝いをすることだと思っています。

 最後に、今年も多くの皆様に助けて頂きながらなんとか無事に過ごすことができました。
心残りなのは、旅行に一度も行っておりませんので、来年は仕事に支障が出ない範囲で時間を見つけながら旅行に行くことを一つの目標にして頑張りたいと思います。

 今年一年本当にありがとうございました。
来年も皆様のお役に立てるように、精進したいと思いますので宜しくお願い致します。

(五十嵐 敏之)

★マザーテレサの言葉が掲載されておりますサプライ通信6月号はこちら↓↓
http://brain-supply.co.jp/newsletter/pdf/201306.pdf

<福岡グルメ情報>

福岡はご存知の通りおいしいものはたくさんありますが、今回はお魚、焼き鳥、お肉、もつ鍋の私にとっての代表的・選りすぐりの5店舗をご紹介します。
なお年末年始で混雑が予想されますので予約の電話をされていたほうが良いと思います。

①「とりかわ粋恭 (すいきょう)」http://tabelog.com/fukuoka/A4001/A400104/40000336/
住所:福岡県福岡市中央区薬院1-11-15
電話:092-731-1766 (事前に予約されたほうが・・・)
やはり鳥皮は抜群においしいです。巻方が違うので焼きも均一。表面はパリっと中はジューシー おいしそうでしょう!!!豚バラも良いよ

②割烹よし田
http://tabelog.com/fukuoka/A4001/A400103/40000692/
住所:中央区天神1-14-10
電話: 092-721-0171
九州の魚料理といえば関アジ、関サバ、イカ、〆の鯛茶漬けならここです。

③華蓮(かれん)
http://tabelog.com/fukuoka/A4001/A400102/40000807/
住所:福岡市中央区春吉3-11-19ジャスマック酒肴小路博多 B1F
電話:092-72-1090
鹿児島黒豚・黒毛和牛 鹿児島経済連直営店 福岡でしゃぶしゃぶなら間違いなくここです。

④もつ鍋 幸
http://r.gnavi.co.jp/p3wpurv10000/
住所:福岡市中央区大名1-8-34ARTK'S 2F
電話:092-751-6395
福岡はもつ鍋の発祥の地。
ここのもつ鍋の〆は雑炊で。(チャンポン、うどんもありますが・・・)
サイドメニューも豊富で焼きサガリやスモツ(上記写真参照)もぜひ。

⑤「せいもん払い」
http://tabelog.com/fukuoka/A4001/A400102/40000029/
住所:福岡市博多区上川端町5-107 シャトー川端 1F
電話:092-281-5700 
営業時間:17:00~23:45(L.O.22:45)
新鮮な魚の安さと量は圧巻!最近は予約は必須。

(上田 幸俊)

<来年もよい年になりますように・・・>

2013年もあとわずかです。最近になって、月日が過ぎるのが、どんどん早くなっていくように感じます。今年も、仕事と家事・育児に追われて過ごした1年でしたが、手帳を見返してみると、今年は4月から小学2年生の娘のPTAクラス役員をしている関係で、学校に出向く用事が多かったことが特徴的です。

卒業までに、1度は引き受けなくてはいけない決まりの役員の仕事ですが、今年引き受けることになったのは、偶然、誘われたからでした。断るほどのはっきりした理由もなく、いつかはやらなくてはいけないので、立候補することにしました。(残念ながら、誘っていただいた方は他学年の方でしたが、クラス内のジャンケンに負けて、一緒に役員になることはできませんでした・・・。)

 私の担当は、学校のPTA活動の広報紙の発行で、自分たちで行事の取材をしたり、原稿のお願いをして、編集し、年5回発行するというものです。メンバーは8人で、ほとんど初対面の方ばかりでしたが、このメンバーの皆さんが、前向きで協力的な方たちで、リーダーとなった方のお人柄もあり、程なくして、良いチームワークが出来上がっていきました。おかげで、どちらかというとマイナスイメージの強かった役員の仕事を気持ちよく進めることができていることに驚きつつ、メンバーの皆さんに感謝したいと思っています。

 もうひとつ、私が役員をしていることを娘が好意的に感じてくれていることも意外なことでした。時には休日に予定が入ったり、自宅で家族と過ごしているときに、パソコンで作業したりということもありますが、PTAの仕事だとわかると、納得してうれしそうにしています。

 この経験もそうですが、特に最近になって、最初から自分でこうと決めてかかるよりも、前向きに流れにのってみることも大切だなと感じます。そうすることで、新鮮な驚きがあったり、思っていた以上の結果が待っていたりすることが多いように感じています。
来年も、前向きに物事に向き合い、よい年にしていきたいと思います。

(宮澤 令子)

<ルームシェア生活を振り返って>

昨年の10月1日から、高校時代の男友達と東京都墨田区でルームシェア生活をスタートし、今年の10月末をもって、シェアを解消しました。(喧嘩別れではなく、ルームメイトの会社移転にともなって今の住まいが不便になったからです!)

 この13カ月を振り返ると、良い思い出も、大変だった思い出も湧きあがります。

 ルームシェアは、一人暮らしの疑似体験であり、結婚生活の疑似体験にもなる他人との共同生活となり日々刺激を受けましたし、友人のこれまで知ることのなかった良い点を発見することができ、より固い絆をもつことができました。(熱を出したときに看病のため雑炊を作ってくれたことには今でも感動しています!)

一方で、生活観・価値観のギャップに思い悩んだこともありましたし、友人という間柄上、日々気を使う為「今は一人になりたいな」と思ったこともありました。

 良い点も悪

  • ブレイン・サプライ通信 3月号(3/10配信)

    2025/03/10
    3月は人事異動の季節ですね。新しい環境に期待とともに不安を抱える方もいるかもしれません。体調に気をつけながら気持ちも新たに頑張りましょう。また、4月からは改正育児・介護休業法が施行され、子...
  • ブレイン・サプライ通信 2月号(2/10配信)

    2025/02/10
    2月は年末年始休暇明けで業務が本格化する時期です。1月分の給与計算・支払、年末調整など、労務担当者様は多忙な日々を送られていることと思われます。また、労働保険の年度更新準備も始まります。寒...
  • ~キャリアアップの道しるべ~

    2025/02/10
  • ブレイン・サプライ通信 年末年始特大号(12/...

    2024/12/10
    今年もあっというまに年末です。日本の年末の一大イベントの1つに「年末じゃんぼ宝くじ」があります。縁起のいい日をねらって購入する方が多いのではないでしょうか?今年の販売期間中に最強吉日の[天...
  • ~心の保健室だより~

    2024/12/10
    「ソーシャルサポート」とは、“社会的な支援”という意味で、ご自身の社交の範囲内で受けることができるサポートのことを言い、主に下記2つの内容にわけられます。 ①   物理的な支援 経済...
  • ブレイン・サプライ通信 11月号(11/8配信)

    2024/11/08
    ふるさと納税を活用したことありますか? 今年はお米や防災グッズが人気だそうです。一時期お店のお米が品薄状態だったことがありましたので危機を感じた方が多かったのでしょうか。今年の収穫量は順調...
  • ブレイン・サプライ通信 10月号(10/10配信)

    2024/10/10
    20024年の10月17日(木)は最も月が地球に近づく満月で、今年最大の大きさで見ることができるスーパー ムーンです。なんと、最も月が遠ざかる2月の満月と比べると約14%も大きく見えるそうです。 どんな...
  • ブレイン・サプライ通信 9月号(9/10配信)

    2024/09/10
    手書きのお手紙を書いていらっしゃいますか? 最近では、メールやLINEなどのデジタルツールが主流となり、手紙や葉書を書く機会が昔に比べて めっきり減ってしまいました。さらに来月から郵便料金も値...
  • ~心の保健室だより~

    2024/09/10
    みなさまは、近年、メディア等にて目にされる機会も増えてきました「心理的安全性」という言葉をご存じでしょうか? 心理的安全性とは、専門家の間では、1960年代から議論をされてきた用語と...
  • ブレイン・サプライ通信 8月号(8/9配信)

    2024/08/09
    今月も暑くて寝苦しい夜が続いておりますが、何か就寝時に気をつけていることはありますか? 私は8月からの電気代補助金に期待して、エアコンを使って快眠を心掛けています!今月のラインナップはこち...
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