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平成25年3月号
岡社長の今月のアドバイス『気配りは四方ではなく八方に!』ほか
診断士 松下から見た『鉄道が人の流れを変える!』
社労士BSの労務トラブル対応110番『うつで休職中の社員への対応は?』
ちょっとひといき『福岡事務所より』
BS海外コラム『ミャンマーの親日 その3』
コンサルタント小出の今月の気になるキーワード『自社の競争相手を知る』
関与先様からのご投稿『㈱ウェルス・マネジメント 濵様より』
関与先様からのご投稿『㈱ザメディアジョン 山近様より』
BS・なるほど!?質問箱『36協定ってなあに??』
≪気配りは四方ではなく八方に!≫
長年成功者の研究、とりわけ経営者とビジネスマンの成功者の研究を行っておりますと、一流と二流の違いは八方に気を配るか四方に気を配るかの差であるといえるようです。
戦後68年の間に「自由」・「平等」・「権利」を何ら努力することなく占領軍に与えられ(それも一部の情報は一方的に遮断された歪なもの)、国民として最も大切な「義務」を教えられずに来た結果、世の中に悪しき平等意識が蔓延し、更にはマスコミの影響で倫理コードだの倫理規定だの人権だのを盾に正論を歪曲する風潮がビジネスマンをダメにしてしまった原因ではないかと考えられます。その一つに「経営者:強者」、「労働者:弱者」の法的判断も含まれます。
今やワーキングギャング、ワーキング詐欺師、ワーキングマフィアといっても過言ではない犯罪社員がいたるところで湧いてきています。これらを放置してまともな経済活動は困難な時代になってきました。
未来学者のアルビン・トフラーは現代を200年に1度の変革の時代と位置づけ、富を生み出す要素が変わり、従来の『人』・『物』・『金』から『時間』・『空間』・『知識(情報)』へと大きく変化してきたといっています。私は最近お客様の研修をさせていただく際に、「仕事は日々全力、本気で取り組む」ことを強調させていただいております。全力・本気とは全身全霊を込めて四方八方に神経を向けて手抜かりなく働くことです。ところが三流の人は一方向しか気を配れません。
聖徳太子が厩戸皇子といわれていた頃に、人々の請願を聞く機会があり、我先にと口を開いた請願者の数は10人にも上りました。皇子は全ての人が発した言葉を漏らさず理解し、的確な答えを返したといい、この故事に因み、これ以降皇子は豊聡耳(とよとみみ、とよさとみみ)とも呼ばれるようになりました。
現代人の我々は、ドッグイヤー(7倍)からマウスイヤー(35倍)を生きています。すると昔の35倍のスピードと変化に対応しなければいけません。従って、お客様のニーズに対応し、尚且つ満足(CS)を超えて感動を与えられるような能力を修得するためにも、この豊聡耳を意識していくことが重要です。
≪マイナス思考の転換を!≫
有名な積水化成品工業の福本正雄社長は若い社員のマイナス発想を次の6つにまとめて禁止しています。
1.「世の中が不況だから」とは言わない。
2.「政府が悪い」といって責任を回避しない。
3.「そのうち政府が何とか手を打ってくれる」など人様をあてにしない。
4.「私たちの業界の始末が悪くて」などと自分の業界の悪口は言わない。
5.「業界が悪いから、我が社も悪いので」といった弁解はしない。
6.「あの会社が行儀が悪いので、我が社も巻き添えをくって」と泣き言は言わない。
また、財界で高名な経営者は強烈なメッセージを社員に残しています。
○スポーツ革命を演出せよ -石本他家男 デサント社長
○事にあたって「狂夫」たれ -稲盛和夫 京都セラミック社長
○ケタはずれの構想をぶつけろ -能村龍太郎 太陽工業会長
○サムライ商法で安心を商品化せよ -飯田亮 日本警備保障会長
○食品戦国時代を戦い抜け -安藤百福 日清食品社長
○無能な教師はゼミを去れ -高宮行男 代々木ゼミナール理事長
○天秤俸感覚で世界に雄飛せよ -和田一夫 八百半デパート社長
○大企業が参入できぬ〝露地〟を狙え -久保徳雄 東京エレクトロン社長
○流通ゲリラ革命を推進せよ -斎藤駿 日本ヘルスメーカー社長
○ド根性で全力疾走せよ -福本正雄 積水化成品工業社長
○職人芸から寿司を解放せよ -山本益次 小僧寿し社長
○〝物理的発想〟で自前の技術をつくれ -堀場雅夫 堀場製作所会長
人間は知的好奇心があり、知識を得ることに喜びを感じる生き物です。一方、「知らずにやらないことは善であるが、知ってやらざればそれは悪である」これは私が自分を戒めるために肝に銘じている言葉です。人生で最も大切なことは知ったことを実践していくことではないでしょうか。
上記の経営者の言葉は、どの言葉も含蓄があり、言霊として響いてきます。
最後に江戸末期の儒学者佐藤一斎の名言を記します。
若くして学べば、壮にして成すあり
壮にして学べば、老いて衰えず
老いて学べば、死して朽ちず
≪日本は本当に植民地を迫害したのか?≫
戦後日本は韓国に対し様々な支援をしてきました。しかし韓国は慰安婦問題など、両国で見解の違う問題に関して、日本を犯罪者のように仕立て上げ、日本の信用を落とすような行為を繰り返しています。
さらに先般、朴 槿惠大統領は、「加害者と被害者の関係は千年不変」と仰いました。これからも日韓関係は従来路線でいくことを宣言されました。千年不変ということは北条時宗の時代である1274年の文永の役と1281年の弘安の役において高麗軍が先兵となって、壱岐・対馬の島民の大半を殺戮したことをどのように考えているのでしょうか。(ちなみに韓国では対馬を自国領といっている人もいるようですが、当時日本侵略にあたって自国民?を殺すのはおかしくはないでしょうか?)以前にも申し上げましたが、中国や韓国の政治家たちは、自分たちにとって都合の良いことが歴史であり、日本では事実が歴史です。ウソも100回言うと真実になるという感覚を我が国に持ってくることはいささか無理があるように思います。
またドイツの戦後対応のことをよく比較されますが、ドイツではすべての罪をナチスに負わせて、自分達は被害者の立場を変えていません。日本は卑怯な振る舞いが嫌いですので、軍の暴走はあったにしても戦後の補償はしてきています。(下記参照)
なお、韓国・北朝鮮は日本と併合されたわけであり、同化政策が行われ、朝鮮経営は日本の完全な持ち出しであり、赤字経営であったことが、公文書で明確です。さらに、私は軍事研究も行っておりますが、当時の帝国陸海軍には優秀な子弟が陸軍士官学校や海軍兵学校に入校しています。その中で特に優秀な人材は陸軍大学や海軍大学に進学し、将来の指導者になる軍人として帝王学を学んでいます。(朴槿惠大統領の父の朴元大統領も優秀な帝国陸軍士官でした。)
○李王垠 - (陸士29期、陸大35期)1938年7月15日に少将に進級し、1940年10月26日に中将に進級。
○洪思翊 ‐ (陸士26期、陸大35期)日韓併合当時は陸軍士官学校の留学生であった。1941年 3月1日に少将に進級し、1944年10月26日に中将に進級。
○李応俊 – 陸軍大佐(韓国軍中将、初代参謀総長)
○金錫源 - 陸軍大佐(金鵄勲章、韓国軍少将)
○李鍝 - 陸軍大佐(広島市への原子爆弾投下により被爆死)
○安秉範 - 陸軍大佐(韓国軍准将、朝鮮戦争で自決)
○李鍵 - 陸軍中佐(李王家、日本に帰化)
○蔡秉徳 - 陸軍少佐(韓国軍少将、参謀総長)
○白洪錫 - 陸軍少佐(韓国軍准将、韓国在郷軍人会初代会長)
○金貞烈 - 陸軍大尉(韓国軍大将、第19代首相)
○池青天 - 陸軍中尉(抗日パルチザン、韓国無任所大臣)
○陸軍張都暎 - 陸軍少尉(韓国軍中将、参謀総長、国家再建最高会議議長)
○安光鎬 - 陸軍少尉(韓国軍准将、大使、大韓貿易振興公社社長)
<ご参考>
【日本から韓国への経済援助】
①1965年:6000億ドル相当(併合時のインフラ整備等)
②1965年:8億ドル(日韓基本条約) 当時の韓国国家予算の2.3倍
8億ドルも補償されながら、戦後補償は国民に1600万ドルのみ。後々国民から批判されると、当然のように日本に責任転嫁してきました。
③1997年:100億ドル(通貨危機救済)
④2006年:200億ドル(ウォン高救済)
⑤2008年:300億ドル(リーマンショック)
また、日韓W杯で融資した300億円は「未返済」のようです。まさか日本から借りたお金は返さなくてもいいとでもお考えなのでしょうか。これは想像ですが、きっと踏み倒されると思います。
更に、情報ですが、ボーイング787のユアサGSバッテリーのコントローラーは日本製ではなく韓国LG社製であったようです。急にマスコミが報道を自粛し始めたのでおかしいと思って調べました。ボーイング787型機の事故原因はリチウムイオン電池の過充電が原因ではと問題視されておりますが、この過充電防止装置はユアサGSが一体で開発したものではなく、フランスのタレス社が製造を請け負い、さらに製造は韓国LG社に下請け発注していたものだということがわかってきました。ユアサGSが怪しい時は散々報道されていましたが不可思議なことがあるものですね。
<参考:従軍慰安婦募集広告 1944年>
慰安婦は高給取り(現在価値で6000万円~1億円の年収)であったことがわかります。
従軍慰安婦の嘘 「許文龍氏(奇美実業会長、台湾総統府資政(資政=最高顧問))の証言」
慰安婦問題が騒がれた時に最初にそれを嘘だと言ったのは私でね、あまりにおかしな話なんで、私は調べたんですよ。
慰安婦を集めて、本当はどうなんだ?と聞くと、強制連行なんて、そんな事はなかったと言っていましたよ。
事実、そんな事はありえないんですよ。
日本軍は人権にも気を配っていたから軍の慰安婦になれると言ったら、彼女達は大出世で、皆なりたがりこそすれ、そんな強制連行なんて事は考えられないんですよ。
「過去のことをいつまでも言い合って関係をこじらせることはもうやめたいと思います。もうこれ以上お金は払えません。お互いに未来志向でいきましょう」
このことを伝えて、良好な関係になれたらどれだけ両国にとってメリットがあるでしょうか。
過去の政治家が友好の名のもとにお金をばら蒔いてきた弊害が、誤ったメッセージとなって染みついてしまったのでしょう。いつになったら両国は分かり合えるのでしょうか。残念でなりません。
≪日本のエネルギー政策とロシアとの平和条約の締結!?≫
電力各社が4月以降の電気料金の値上げを予定しているようですが、世はシェールガスブームに沸いています。掘削技術の飛躍的な進歩により、従来は掘り出せなかった頁岩層から大量の原油や天然ガス(LNG)が取り出せるようになってきました。我が国のエネルギー政策にとっては朗報ですが、一方、生産量の大幅増によって、従来のLNG価格が大幅に下落しつつあります。
その結果、米国はエネルギー輸入国から輸出国に転じ、資源大国ロシアやアラブ諸国の地位は低下、国際政治のパワーバランスが大幅に変化することも予測されます。
世界最大のLNG輸入国、日本は100万BTU(英国熱量単位)当たり約17ドルという世界一高い値段で買わされ続けてきました。ところがお隣り韓国は運賃込みで10ドルで買っています。(米国内ではわずか3ドル以下です。)
なぜ、世界一高いガスを永年、買わされ続けてきたのか。それは原油価格に連動する方式をとっているからのようです。40年前の石油ショックに懲りて、安定供給にばかり目がいって中東の供給国側に有利な条件で長期契約を結んでしまったことが原因です。米国のシェールガスを日本に持ってくるとなると、液化する費用やタンカーの輸送費を含めて安くて10ドル、厳密に見積もれば13ドル程度になります。また米国に液化するための施設はないため、日本企業が金を出して作ることになり、さらにパナマ運河の拡張工事は2014年末までかかる。どんなに早くても対日供給体制が整うのは2015年以降となりますので、この2年間を乗り越えてもそれほどメリットはなさそうです。また、あまり期待が大きすぎると、TPP交渉の切り札にされる恐れも出てきます。
ここは、慎重に戦略を練っていき、資源大国ロシアやアラブ諸国と天秤にかけながら、国策としてのエネルギー戦略を官民挙げて実行していくことが重要です。
現在シェールガス掘削技術の向上で、ロシアの天然ガスの最大の輸出先の欧州でシェールガス開発が始まり、天然ガスの価格が下がり始めました。天然ガスの輸出量は年々減少の一途であり、このままいくとロシア経済はマイナス成長になる可能性がでてきます。
他国の不幸を逆手に取るのが外交です。このシェールガスをめぐり、かつてのような冷戦構造が欧州で形成されつつあります。欧州では米側に付くウクライナ、ポーランド、バルト諸国、イギリスに対し、フランスはアンチ・アメリカでドイツは米・露を両天秤に掛けることが想定されます。
ロシアの天然ガスの顧客であるウクライナは欧州第四位のシェールガス埋蔵量があり、アメリカの掘削技術を取り入れて開発が始まろうとしている今がチャンスです。
2月に森元首相が安倍首相の特使としてプーチン大統領と会談を行ってきました。プレス発表とは別に、上記の背景からロシアは、今度こそ日本と平和条約を締結し、日本の技術で天然ガス開発をしてシェールガスに対抗することを考えていると想定されます。
我が国は中国・韓国・北朝鮮との関係が膠着状態の中、同じく国境を接するロシアとは早急に領土問題を解決し、平和条約を締結するべきです。私の個人的な考えですが、4島、4島と強調すると歯舞・色丹の2島になってしまいますので、面積2等分を妥協点と考え、択捉島の1/3の確保が理想的ですが、最悪でも国後を確保しここに国境線を設けることで決着を図ってもらいたいと思います。もし択捉島で国境を接することができれば、経済面で同島を取り込むことは可能です。優秀な外交対応は国威を発揚し、国民の自信の回復につながります。是非安倍政権には期待したいものです。一方、日本の周辺のエネルギー資源の確保も徐々に始まってきました。新潟沖の油田、愛知沖のメタンハイドレートの試掘が始まりました。また南鳥島沖の海底のレアアースに関しては、ハイブリッド車の製造などに欠かせない「ジスプロシウム」が、中国南部の鉱山のおよそ20倍の濃度で含まれていたということです。また、この泥の中には、LED照明などに利用される「ユウロピウム」が35倍、IT機器に必要な「テルビウム」も16倍の濃度で含まれていたということです。
我が日本の将来は極めて明るいと言わざるを得ません。
皆さん日本経済は人口減によるマイナスの影響を外交と埋蔵資源でプラスに転化できる可能性を秘めています。ここ数年の難局を乗り切ることが出来れば、我が国の未来は明るいです。
是非頑張って乗り切りましょう。
≪仏性を高める修行≫
仏 性 魔 性
反省の心 反省しない心
反省 無反省
謙虚・謙遜 傲慢・虚栄心
率直・素直 開き直り・居直り
自信・向上心 劣等感・僻み(ひがみ)
感謝の心 感謝しない心
感謝 恩知らず
思いやり 冷血・無関心
許し 憎悪・嫉妬
信頼 猜疑心
尊敬 軽蔑
忍耐 不平不満
正しい心 邪な心
正義心 利己心
自制心 自暴自棄
主体性 付和雷同
奉仕 自己中心
責任感 責任転嫁
正直・誠実 嘘・裏切り
仏性を高めることは人の道を究めることにつながります。
老いてなお修業が待っています。
“人は幸せだから感謝するのではありません。感謝しているから幸せなのです”
株式会社ブレイン・サプライ 岡 弘己
診断士 松下から見た
「鉄道が人の流れを変える!」
3月16日より、東急東横線と東京メトロ副都心線の相互直通運転が開始されました。
これにより、副都心線を中心として、東武東上線、西武池袋線、東急東横線、横浜高速みなとみらい線がつながり、横浜エリアから副都心(渋谷・新宿・池袋)エリアへのアクセスが格段によくなりました。新宿三丁目から横浜までは最短32分で結ぶようになり、人の流れも大きく変わることが見込まれます。
(東京メトロ資料より)
元々、東京は“銀座”を中心とする東側と、“新宿・渋谷”を中心とする西側で買い物の拠点が大きく分かれていました。銀座については、鉄道ということでいえば、地下鉄がメインであり、JRは有楽町駅から歩く形になっています。湾岸エリアが発達してきたというのものの、西側の副都心に押される傾向が強くなっています。
西側の副都心を見ると、新宿、渋谷に続き池袋が大きく台頭してきました。池袋でいえば、昔はヨドバシカメラなどの家電量販店、西武百貨店・東武百貨店・パルコなどのデパートが中心でした。
2008年に発表された1日平均の乗降客数を見ると100万人を超えているのは以下の7駅です。
※新宿駅と西武新宿駅の合計。
池袋駅は1997年までに300万人を超えていたとのことですが、今は新宿駅が世界一乗降客数の多い駅としてギネス世界記録に認定されています。なお、有楽町駅は451,426人で25位、銀座駅は267,029人で62位とあわせても100万にも達していません。そういう意味で、副都心の3駅(池袋、新宿、渋谷)の乗降客数の多さは目を見張るものがあります。
西口駅前広場前交差点(スクランブル交差点)より南東を望む(JR東日本作成)
なかでも、今回の副都心線の直通運転で一番影響があるのはおそらく渋谷駅でしょう。渋谷は昔からファッションの街といわれています。最近はヒカリエの開業により渋谷に来る人が増えています。2017年にはヒカリエ級の33階建の高層複合施設をはじめ、2028年までに5棟の高層ビルができる予定です。一番のネックになるのは乗り換え時間と利便性。特に渋谷駅は構造が複雑なためですが、今後埼京線のホームを山手線の横に移す計画もあり、将来的に大きな発展が見込まれます。
問題は、こうしたターミナル駅構内しか発展しない可能性が高いことです。渋谷といえばセンター街、109、パルコ、スペイン坂など昔から人気のスポットがあります。しかし、今回の高層複合施設にしか人が集まらなくなるのではないでしょうか。
一方、新宿駅はどうでしょか。副都心線の駅である新宿3丁目駅は伊勢丹に近いものの、新宿駅のターミナルからは少し離れています。そういう意味ではあまり大きな影響はでないのではないかと思われます。新宿3丁目駅の副都心線の乗降客数は1日に26,447人(2010年)にすぎません。それだけ、ターミナル駅であるかどうかは大きいと思われます。
逆に横浜方面に人が流れることが増えるかもしれません。特に横浜駅の開発が進んでおりますので、東京西部や埼玉方面の方が乗り換えなしに横浜まで行くことが可能です。特にみなとみらい線の終点である元町・中華街駅は要注目です。
実は九州新幹線が鹿児島中央まで開通した時、九州の中心駅である博多駅の乗降客数とともに伸びたのが鹿児島中央駅でした。福岡の方だけでなく、山口方面からも多くの旅行者が訪れ、終着駅としての魅力を出したのも大きいです。
地域や規模は異なりますが、渋谷駅が九州の博多駅、そして元町・中華街が鹿児島中央駅のように力を入れていくと面白いと思います。池袋駅は街の魅力を高めないと通過駅という位置づけになる可能性が高まります。新宿についても新都心線の新宿三丁目の乗降客数の伸び悩みを考えると、渋谷駅とその周辺には大きな期待ができるのではないでしょうか。
渋谷ヒカリエ開業1周年記念の特別仕様車「Shibuya Hikarie号」(東急電鉄HPより)
首都圏の場合、鉄道の直通運転による影響が非常に大きくなってきています。
最近、車離れが進む中で、鉄道の役割が大きくなるのではないでしょうか。
(松下 卓蔵)
社労士BSの労務トラブル対応110番★
「うつで休職中の社員への対応は?」
Ⅰ.今回の課題
電波塔・通信鉄塔の保守、メンテナンスを行っている建設業のO社には、現場で若年者が多く働いています。これまで特段大きな労務問題はありませんでしたが、現場職の若年者がうつ病になってしまい休職してしまいました。会社としては初めてのうつ病休職者のため、どのように対応するべきかわかりません。
Ⅱ.経過報告
現在、社員のうつ病などのメンタルヘルスの不調は社会問題となっており、各企業も徐々にうつ病対策を講じるようになってきました。しかし、O社はその対策をたてておらず、対応に苦慮している状況です。
Ⅲ.対応方法
うつ病と診断された社員への対応はこれまで何度か述べてきました。
・連続の休職は認めないといけないか?(2011年7月号)
・メンタルヘルス不調者の職場復帰(2012年 8月号) 等
今回の場合、休職中の社員に対して、どのような対応が必要でしょうか。
休職は、社員がケガ・病気等で労務提供を出来なくなった場合に、労務提供を免除または拒否する事をいいます。ですので、基本的には自宅でゆっくり休んでもらう必要があります。ただし、休職期間中に会社として何もしないわけにはいきません。
会社としては、
①本人の健康状態の確認
②発生する社会保険料等の支払い
③復職の準備 等が必要になってきます。
本人の健康状態の確認は、毎月もしくは定期的に報告を受けるようにルール化することをお勧めします。精神的なプレッシャーを感じさせないために、原則は本人からの報告とし、あえて会社からは連絡を取らないようにした方が無難だと考えます。報告を受ける際には医師の診断結果等の提出を求める他、日常生活の様子も聞いておくことが重要になります。食欲はあるか、睡眠はとれているかなど一般的な生活を送れているかどうかも復職の大きな判断基準になると思います。そのうえで本人と相談しながら復職の準備を進めて行っても良いのではないでしょうか。その際には、本人の様子や面談内容等の記録を必ず文書で残すことをお勧めします。
また、うつ病を発症した社員の場合、途中で連絡がつかなくなる可能性もありますので、ご両親、親戚等の身近な方の連絡先を控えておくことも重要です。対応する会社としては、担当窓口をはっきりさせ、休職した社員が連絡をとりやすくすることも必要になると考えます。
先にも述べましたが、「うつ病」は深刻な社会問題となっています。後々のトラブルをできるだけ防ぐためにも、休職に入る前、休職中、復職時のルールを就業規則等で事前に決めておき、社員が休職に入る前に労使双方で休職期間中のルールを確認し、理解をしていただくことをお勧めします。
(五十嵐 敏之)
ちょっとひといき(福岡事務所より)
今月は無名のレストランを2店舗ご紹介いたします。本当は無名ではなく広告・宣伝を一切しないレストラン
これでもかという味と付加価値で勝負していると言えます。
フランス料理 ヌキテパ
まず1店舗目は中央区小笹に「ヌキテパ」といいレストラン。フランス料理をお箸でいただく変わったお店。
いや変わっているのは、ここのマスターも変わっています。気に入らないお客様(やたら騒がしい人)がいたならば、帰ってくれと言わんばかりの顔をします。こんなマスターが私は大好き!
うんちくを言うと必ず言い返してくれるマスター。「食すること」が大好きな人は一度は行っていただきたいと思います。
(自家製の生ハム=定番)
この店は予約が大前提。肉料理か、魚料理どちらか指定されたほうが良いでしょう。大きなお店ではないのでグループで行くなら6名程度までが良いでしょう。静かなお店ですから、ゆっくり食事を楽しむには最適。
料理はコース料理ですから、数種類用意してくれます。嫌いなものがあれば事前に伝えておくと良いでしょう。
価格もリーズナブルで、ほぼ毎日来ている人もいます。
また運が良ければ生演奏もあります。
料理はおいしさ、ボリューム、安さも大切な要因ですが、器をはじめ店舗の雰囲気またマスターの話も含め、この店に誰と行くのかがポイントなるでしょう。
(自家製の生ハム=定番)
いおり 悠褒(ゆうほう)
福岡県古賀市青柳の片田舎に位置します。アクセスは公共交通機関は不可です。タクシーか自家用車の利用となります。この店舗は福津から移転して約10年を経過していますが、ほぼ固定客でにぎわっています。ここの店舗は日本料理+フランス料理÷2でご理解いただけると思います。
野菜のおいしさも十分楽しめますし、器や家具調度品もこだわりが伺えます。
ここもコース料理で、約1時間から1時間半程度でゆっくりくつろぎながら食事を味わえます。特に女性に人気のあるお店で、グループでの食事や、法事、お祝い事にご利用も最適と思います。
(上田 幸俊)
《ミャンマーの親日 その3》
さて、前回まででミャンマーの歴史についてはご理解いただいたと思いますが、今回は日本とのつながりについて、もう少し深くお話ししてみたいと思います。
「守るも攻むるも鋼鉄の 浮かべる城ぞ頼みなる 浮かべるその城日の本の 皇国の四方を守るべし まがねのその艦日の本に 仇なす国を攻めよかし」
皆さんご存知の「軍艦マーチ」。帝国海軍の誇りとする名曲ですが、現在はパチンコ屋さんで耳にされる事が多いと思います。
実は、ミャンマーでは3月27日国軍記念日のパレードの始まりの曲がこの「軍艦マーチ」で、続いて「歩兵の本領」「愛馬進軍歌」など昔の日本の軍歌が続々と流れます。この理由については、前回のミャンマーの歴史でお話したとおり、ビルマ独立の英雄である「30人の志士」が日本で軍事教育を受け、日本軍の支援のもと、英国からの独立を勝ち取ったという史実によります。
そして、現在でもこの曲が大事にされているという事からもわかるようにミャンマーは大変な親日国家です。ミャンマーでは、政府の高官からジャーナリストに至るまで「ミャンマーが今日あるのは、日本のおかげです。日本のおかげで、英国の圧制を逃れ、独立を果たすことができました。我々は深く日本に感謝しています。」と多くの人々が考えているそうです。
今回は、このあたりの史実をより掘り下げてお話させていただきます。
1904年〜1905年、日露戦争が勃発。誰もが、アジアの小国、日本の敗戦を信じて疑いませんでしたが、その予想に反し世界最強の軍事大国ロシアに日本は勝ってしまったのです。有色人種であるアジアの小国が白人に勝ったという驚くべきニュースに他の有色人種たちは歓喜し、こぞって日本に学び始めます。
日露戦争後の日本に、アジア各国からの留学生が溢れはじめましたが、その中の一人にビルマの僧オッタマがいました。オッタマは抗英独立運動をおこなって投獄されたこともある人物で、日本にやってきたのは1907年のことです。
彼は3年間日本に滞在して取材した内容を『日本』という本にまとめ、ビルマで発刊しました。その中で、「我々も仏陀の教えを中心に青年が団結、決起し、日本に頼れば、必ず独立を勝ち取ることができる。」と説いています。
その後もオッタマは、ビルマの完全自治を要求する運動を起こし、イギリス政府によって投獄されるなど、何度も投獄、出獄を繰り返し、ついに1939年に獄死しますが、その反英精神はビルマ独立の志士たちに受け継がれていきました。
オッタマに受け継がれた若き志士の1人に、タキン党の青年で、のちに「ビルマ建国の父」と呼ばれるアウンサンがいます。
1930年代後半に、若き志士たちのタキン党を中心に反英運動は国民的盛り上がりを見せますが、イギリスは独立運動弾圧を始め、志士たちの多くが逮捕、投獄。これを逃れたアウンサンは独立蜂起のため日本への亡命を希望しました。
当時の日本は、英米によるビルマルートからの中国の蒋介石軍への軍用物資の援助の遮断が日中戦争早期終結のために不可欠の課題になっていましたので、ビルマ青年たちを支援して、ビルマからイギリス勢力を追放するためにビルマ独立を達成しようと考えたのです。
1940年、日本陸軍は鈴木敬司大佐をビルマに派遣、アウンサンらを救出し、大佐の故郷である浜松に亡命させます。そして、鈴木敬司大佐を機関長としたビルマ独立のための「南機関」はビルマ独立運動の中核となるビルマ人志士30人をひそかに日本に脱出させ、彼らに武装蜂起に必要な軍事教育をし、その教育訓練の終わったビルマ人志士を再びビルマに潜入させ、反英運動を起こしてビルマ独立政府の樹立を宣言させ、蒋介石を支援するビルマルートを完全に遮断しようとします。
1941年、大東亜戦争の開戦とともに、タイのバンコクで30人の志士を中心に「ビルマ独立義勇軍」が結成されました。義勇軍の司令官には青年たちが心から慕う鈴木敬司大佐が就任しました。アウンサンの提案で鈴木大佐は純白のビルマの民族服=ロンジー姿で白馬にまたがり、ビルマ民衆の前に登場します。これはビルマの伝説で、イギリスに滅ぼされたアラウンパヤー王朝最後の王子が、いつかかならずボモージョ(雷帝のこと)となって、白馬にまたがり、東の方角からやってくる。そしてイギリスの支配からビルマを解放してくれるというボモージョ伝説を演出したものだったそうです。この間の経緯はミャンマーの歴史教科書にもとりあげられており、鈴木大佐は写真付きで紹介されています。
ビルマ民衆は歓喜してビルマ義勇軍を迎え、ビルマの人々の協力もあってわずか3ヶ月で首都ラングーンを陥落させ、イギリス軍を敗走させました。そして日本の軍政を経た後の1943年8月1日、ビルマはついに念願の独立を果たすのです。
(次号へ続く)
(坂井 優)
《第10回:自社の競争相手を知る》
私が10代の頃、学校帰りによくボーリング場に通って腕を磨いた記憶があります。当時よく行っていたボーリング場は、受付横のレーン待ちスペースにゲーム機が数台設置されているいわゆる「ボーリング専門」店です。そして、つい最近、久しぶりにボーリングをしたいという欲求に駆られ、インターネットでボーリング場を検索したところ、最近はほとんどのお店が都心部から少し離れた複合施設の中の一部として組み込まれているボーリング場ばかりでした。ロードサイドに店舗を構え、2階建ての建物で1階が駐車スペース、2階がボーリング場という形態のお店はほとんどが姿を消していました。私がかつて通い慣れた「ボーリング専門」店は存在しなくなっていました。これはなぜでしょうか。消費者の何が変わって「ボーリング専門」店が消滅してしまったのでしょうか。
今回の大切な視点は、なぜ複合施設の中にボーリング場が吸収されてしまったかということです。この理由は明確であり、ボーリングが消費者にとって「娯楽」の一つでしかないからです。ボーリング場を運営する企業の競争相手は同エリアの他のボーリング場ではなく、「ボーリング以外の娯楽」を提供する企業なのです。最近では、各種のバーチャルプレイルーム、最新機能ゲームセンター、体感型スポーツ施設などたくさんの娯楽が世の中に誕生しており、消費者が複数ある娯楽からその時々で好きなものを選べるようになっています。つまり、娯楽の選択肢が増え、消費者に嗜好の選択権が移行してしまった昨今、ワンストップで複数の娯楽を選べるようにしないと、以前のように「カラオケ専門」店、「映画専門」店、「ボーリング専門」店という単店だけでは集客できなくなっているのです。
今回の事例のように、一見、競争相手と認識できないような「カラオケ専門」店や「映画専門」店のことを「潜在的ライバル」と言います。これは、自社がどのような価値をお客様に提供しているかの定義をしっかり押さえれば、自ずと「潜在的ライバル」がどこにいるかが分かります。
企業における競合他社との競争は、この「潜在的ライバル」をしっかり特定することに加えて、企業間の競争をより活発化させると言われている5つの要因(M.E.ポーター氏)を押さえておく必要があります。
1、新規参入企業の脅威…参入障壁が低いと競争激化する
2、代替品の脅威…既存製品と同じ機能を持つ新製品が出現すると競争激化する
3、売り手の交渉力…差別化製品を供給する側の発言力が強くなると競争激化する
4、買い手の交渉力…多店舗展開の小売業などはバイイングパワーが強くなると競争激化する
5、既存業者間の敵対関係…まさしく目に見えるライバルとの間で競争激化する
自社の競争が激化する予兆として、これら5つの中で何が活発化しそうな状況・経済環境であるかを常に意識して、これから先の潮流を読み、競争にどのように立ち向かっていくのかを考えていく必要があるということです。
(小出 貴巳)
特別投稿【時事観望】
株式会社ウェルス・マネジメント
代表取締役 濵 昌志氏
《その12「尖閣を巡る中国の戦法 「三戦」とは」
<既に開戦されているのではないですか?>》
この週末、大阪では土曜日は20℃を越える記録的な温度となり、翌日曜日は何と5℃まで下がり三寒四温というよりは15℃も差があれば「寒」「温」という字を「冷」と「暑」に置き換えたくなります。体調の維持が大変になりますね。おまけに大気は黄砂、花粉、PM2.5の三重苦の中、長閑さを感じるのが難しい今日この頃となりましたが皆様、如何お過ごしでしょうか。
さて今回は日々話題の中心を占めている尖閣問題ですがそこで展開されている中国の戦略「三戦」について記してみたいと思います。ご存知の方も居られるかもしれませんがこれは世論戦、心理戦、法律戦を三位一体とする中国の軍事戦略で、「砲煙の上がらない戦争」とも呼ばれ、米国の「平時の戦争」の中国版に当たります。古代中国の戦略の書「孫子」の思想に基づき、最悪の選択である武力行使をせずに外交・安全保障面で勝利することを目標にしており2003年末に人民解放軍政治工作条例に追加されています。先ず「世論戦」とは中国の軍事行動に対する大衆と国際社会の支持を築き、敵が中国の利益に反するとみられる政策を行うことがないように国内外の世論を誘導するのが目的であります。次に心理戦ですが敵の軍人、及びそれを支援する文民に対し抑止、衝撃、士気低下を目的とする心理作戦を通じて敵の戦闘遂行能力を低下させることが目的です。最後に法律戦ですが国際法・国内法を利用して国際的な支持を獲得すると共に中国の軍事行動に対して予想される反発に対処することを目的にしています。では次にこの戦略に則り展開されている具体例を見ていきましょう。
「世論戦」ですが2012年9月28日中国政府系の英字紙「チャイナ・デイリー」はニューヨーク・タイムス、ワシントンポスト、ロサンゼルス・タイムスに「尖閣は中国領だ」とする全面広告やカラーの見開き広告を出しています。アフリカ、中南米、東欧でも新聞広告を出し各国駐在の中国大使も現地のテレビ、新聞で領有権を主張しています。
また12月1日にはニューヨーク・タイムスに「カイロ宣言やポツダム宣言に基づけば尖閣は中国に返還された筈だ」との全面広告を出しています。広告主は中国の民間団体だそうです。
これに対し日本政府も静観方針から転じて在外公館を通じ地味ながら情報発信に乗り出したそうですが詳細は未明です。次ぎの「心理戦」ですが中国側は領海・領空侵犯により挑発を重ねながらも公明党の山口代表や村山元首相ら要人を招き友好ムードを醸し尖閣での領土問題の存在を認めさせ日本側が「対話と協議」に応じるよう日本の世論にも働きかけています。最後に「法律戦」ですが中国は国連憲章と戦後国際秩序という日本とは異なる論点から法律戦を展開し始めています。昨年9月に党中央からメディアやマスコミに尖閣に関しては歴史問題を中心に訴求するように指示が出たらしく、これを受け昨年9月27日国連総会で楊外相が尖閣は第二次大戦後、中国に返還されたとの前提に立ち「日本の国有化は中国の主権を侵し世界の反ファシズム戦争の成果を公然と否定している。戦後国際社会と国連憲章への重大な挑戦だ」と糾弾しました。国連憲章に言及した背景には「敵国条項」(第二次大戦時においての連合軍の敵国《日、独、伊》が戦争で確定した事項に反した行為を行う、または再度、侵略行為に出た場合、国連加盟国は安保理の許可なく軍事的制裁を科せる)を基礎として中国の軍事的行動の正当性の論拠を求めたようです。
戦後70年近く経過して日、独が国連で重要な位置を占める現在、論拠としての効力をどう見るかは別として時代遅れというか「ここまで言うか」の感強しですね。
さて今までの「三戦」は武力行使を避けるための「戦」でありましたが2013年2月7日の人民解放軍機関誌・解放軍報によれば習近平総書記は甘粛省・蘭州軍区の視察の際に「部隊は召集されれば直ちに駆け付け、駆け付ければ戦争できる状態にし、戦えば必ず勝利するよう確保しろ」と指示したそうです。戦闘準備指令ですよね。中国の一般大衆に既に開戦意識があるのか否か情報が少ないので実態は判りませんが日本国民の間で開戦意識があるかといえば感じられないですね。
しかし既に戦争は開始されていると認識する方が自然なような気がしますが皆様は如何思われますか。
<濵 昌志氏 略歴・ご趣味>
1954年大阪生まれ、同志社大学経済学部卒業
大手アパレルメーカーに勤務後、ソニー生命保険に入社、保険会社数社を経て、知己の税理士の協力を得て2010年の秋に会社を設立。趣味は野球(大阪で夏の甲子園出場を果たした公立高校の野球部出身です)、ジョギング。57歳の年齢で毎週1回、5キロ走り、このペースで30年間走り続けています。
★株式会社ウェルス・マネジメント様★
★事業内容のご紹介★
税務会計事務所とタイアップし、経営コンサルティングの一環として事務所の顧問先様を中心に生命保険の有効活用を提案するのが一つの柱であります。そのため生命保険の乗合代理店を営んでおります。
また、銀行での資産運用コンサルタントの資格と経験を有しており、金融商品中心の資産運用コンサルティングも行っております。この分野は海外での運用も可能なネットワークを有しており、現在きちんとしたスキーム作成を急いでおります。
また先般、私の所属するNPO法人日本IFA(Indipendent Financial Adviser)協会が子どもの金銭教育の分野での活動を認められ、文部科学省のHPに掲載されました。
今迄は関東地区中心の活動でありましたが、今後は関西地区でも展開予定であり、この分野も活動を開始したばかりです。公立小・中学校の授業の中への取り入れや、企業のCSR活動としての提案など多様な活動形態があり、頑張って参りたいと考えています。
また各種士業の方々とも連携しセミナー活動も推進しており、早期に事業として確立させたいと考えております。
是非とも皆様のご支援・ご指導・ご鞭撻を頂戴したいと思いますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
左の画像は、ザメディアジョン様のホームページより転載させていただきました。
ザメディアジョン様の企業情報をご覧になりたい方は、下記のURLまでアクセスをお願いします。
⇒ http://www.mediasion.co.jp/
株式会社ザメディアジョン
代表取締役兼CEO 山近 義幸 氏
【衝撃のスクープ! 大至急、皆さん!!上野の国立西洋美術館へ!!!】
先日、私は行って参りました。もう大行列。夕方行かれることをお勧めします。
レオナルトダヴィンチ、ミケランジェロと並ぶ、ルネッサンス三大巨匠としての人気なのでしょうか?
平日なのに、1万人くらいは確実にこられているようです。
私、美術など、まったく興味がないのですが、行きました。
ひとつの目的をもって・・・。
おそらく、来られてるおばちゃんたち、美術ファンたちは「この事」を知りません。
実は関係者・主催者とその後、いろいろと話したのですが、「この事実」に驚かれていました。
まずは、下記の知覧から飛び立たれた有名な特攻隊の兵隊さんの恋人に宛てられた「最後のラブレター」をゆっくりとしっかりとお読み下さい。
「この真実」を”感じて”ください。
経営者の方々、特に仕事の合間に足を運んでください。
若者たちよ。人生に真剣になれない人たちは特に行って下さい。
映画「遺体」の鑑賞とともに、「いかなければならない今月の場所」に皆さん、加えて下さい。
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遺書
二人で力を合わせて努めて来たが終に実を結ばずに終わった。
希望も持ちながらも心の一隅であんなにも恐れていた“時期を失する”ということが実現していったのである。
去月十日、楽しみの日を胸に描きながら池袋の駅で別れたが、帰隊直後、
我が隊を直接取り巻く情況は急転した。発信は当分禁止された。
転々と変えつつ多忙の毎日を送った。
そして今、晴れの出撃の日を迎えたのである。
便りを書きたい、書くことはうんとある。
然しそのどれもが今迄のあなたの厚情に御礼を言う言葉以外の何物でもないことを知る。
あなたの御両親様、兄様、姉様、妹様、弟様、みんないい人でした。
至らぬ自分にかけて下さった御親切、全く月並の御礼の言葉では済み切れぬけれど
「ありがとうございました」と最後の純一なる心底から言っておきます。
今は徒に過去に於ける長い交際のあとをたどりたくない。
問題は今後にあるのだから。
常に正しい判断をあなたの頭脳は与えて進ませてくれることと信ずる。
然しそれとは別個に、婚約をしてあった男性として、散ってゆく男子として、
女性であるあなたに少し言って往きたい。
あなたの幸を希う以外に何物もない。
徒に過去の小義に拘るなかれ。あなたは過去に生きるのではない。
勇気をもって過去を忘れ、将来に新活面を見出すこと。
あなたは今後の一時々々の現実の中に生きるのだ。
穴沢は現実の世界にはもう存在しない。
極めて抽象的に流れたかも知れぬが、将来生起する具体的な場面々々に活かしてくれる様、自分勝手な一方的な言葉ではないつもりである。
純客観的な立場に立って言うのである。
当地は既に桜も散り果てた。大好きな嫩葉の候が此処へは直に訪れることだろう。
今更何を言うかと自分でも考えるが、ちょっぴり欲を言って見たい。
1、読みたい本
「万葉」「句集」「道程」「一点鐘」「故郷」
2、観たい画
ラファエル「聖母子像」、芳崖「悲母観音」
3、智恵子。
会いたい、話したい、無性に。
・・・今後は明るく朗らかに。
自分も負けずに朗らかに笑って往く。
昭20・4・12
智恵子様
穴沢 利夫
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戦争が終わり、その長き年月、のこされた婚約者智恵子さんの生きる支えになったのは、穴沢少尉の日記に記されていた次の言葉だといいます。
「智恵子よ、幸福であれ。真に他人を愛し得た人間ほど幸福なものはない」
そう日記に記して、穴沢少尉は、桜を打ち振り見送る前田笙子さんら女学生に、軽く手を挙げ笑みを返して飛び立って征かれたそうです。
そう、あの知覧特攻隊の観光パンフや記事に、使われるもっとも有名な写真です。
ラファエル展に行って、よく、分かりました。
圧倒的に多い「画」は、聖母子観音の絵です。
母が子を抱いた絵です。
この画をみたいと遺書に記された・・・ということは、穴沢さんは、「母」を想い、「婚約者」を思って、突撃されたということなんです。
3月は、たっっっくさんの入社直前の学生たちを知覧に案内しました。
今年は500名近くを毎日、入れ替わりに。
そして、特攻隊の真実、私たちのご先祖様の生き様、死に様を学びました。
生きるために・・・。
生き抜くために・・・。
感謝するために・・・。
ご両親に、ご恩のお返しするために・・・。
選んで頂いた会社の方々に、投資して頂く先輩たちへの「恩義力」をアップさせるために・・・。
もしかして、まだ、知覧に行かれていない方はいらっしゃいませんか?
知覧には行ったけど、指宿に泊まった方はいらっしゃいませんか?
その砂風呂の思いではまやかしです。
すぐに冨屋旅館に一緒に行きましょう。泊まりましょう。
鳥濱トメさんのお孫さんの奥様、鳥濱初代さんの話、聞きましょう。
私の歴史についての講演もセットでついています。
4月も、5月も、7月もあります。
「知覧研修」。
やり方と有り方のバランスとれていますか?
テクニックとピクニックのバランスとれていますか?
論語と算盤のバランスとれていますか?
ラファエロ展(東京上野 国立西洋美術館)の詳細はこちら↓↓
http://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/raffaello2013.html
だんだん暖かくなってきて、凍りつくような寒さの日も少なくなってきました。
空気が変わってきたような気がしますね。花粉症の方にはつらい季節ですが、春といえば、気持ちも一新!新しいことを始めたり、今までのことを見直したり・・・。生活に変化を持たせてみてはいかがですか??
さてさて、今回は、4月に提出される企業様も多いのではないでしょうか。
36協定についてのなるほど!をお届けします。
36協定の名前でご存知の方も多いと思いますが36協定の正確な名称は、「時間外労働・休日労働に関する協定書」
もともと、日本の法律では、1日8時間週40時間を超えて労働をさせることは認められていません。しかし、企業で働く方にとって、これはとても現実的とは言えませんよね。
そこで、法定の労働時間を超えて労働をさせる場合には、
①労使協定を結ぶこと
②労働基準監督署へ届け出ることの2点が必要になってまいります。
この協定書を締結せずに法定労働時間を超えて労働させた場合、罰せられてしまいます。
リスク管理のためにも、届出は忘れずに行ってください。
また、中小企業の経営者様にとっては、36協定を結ぶことはもちろんですが、変形労働時間制を取り入れることが、労務管理上有効な策となることもあります。
1年単位の変形労働時間制を取り入れる場合は、別の協定書が必要となりますが、協定書の作成につきましても、お手伝いさせていただきます。
生産性を上げながら、よりよい仕事ができる、そんな会社を目指しましょう!!
(渡邉 真理子)
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