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平成24年12月号
岡社長の今月のアドバイス『衆院選とマスコミ』ほか
診断士 松下から見た『中古の時代が日本の技術力を再評価する!』
社労士BSの労務トラブル対応110番『音信不通になった社員にどう対応すればよいか?』
BS 海外コラム『台湾の親日 最終回』
コンサルタント小出の今月の気になるキーワード『これからの「流通」が必要とされる役割を理解する』
ちょっとひといき『福岡事務所より』
関与先様からのご投稿『㈱ウェルス・マネジメント 濵様より』
関与先様からのご投稿『㈱ザメディアジョン 山近様より』
BS・なるほど!?質問箱『出産から育児までの保険給付』
年末特別寄稿『ブレイン・サプライスタッフより』
ブレイン・サプライよりお知らせ 『セミナーのご案内』
《衆院選とマスコミ》
皆様、年末も差し迫ってまいりましたが、如何お過ごしでしょうか。このBS通信も早や年末号となってしまいました。まさに“光陰矢の如し”ですね。来年も皆様にとってよい年となりますよう祈念しております。
ところで、いよいよ衆院選が終わり、予想通り自民党圧勝の結果が出ました。国民から、この3年と数カ月の民主党の政治は酷すぎたとの審判を下されてしまいました。外交も震災対応も経済対策も、全て及第点は与えられないレベルの政治でした。
最早この3年強の民主党の政治を思い出したくもありませんが、そもそも民主党政権となる原因を作ったのは自民党であることを忘れてはいけません。
また、このような政局重視の政治や選挙態勢の原因の多くはマスコミの劣化によるところが大であるということを、我々国民は脳裏に刻みこむことが重要です。
今回の選挙で恐らく数百億円のお金がマスコミに渡っているはずです。選挙とは今やインターネットに押されっ放しの新聞やテレビなどの大マスコミにとっては非常においしい商売のネタであるということも記憶に留めるべきでしょう。
今後は彼ら(大マスコミ)の商売に乗せられてはいけません。記者クラブに飼いならされ、取材能力も記者魂も報道機関としてのモラルもなくしてしまった過去の遺物のような連中とは距離を置き、冷静な目で正しい情報を嗅ぎ分ける嗅覚を身につけていきましょう。
嗅覚を身に着けると情報の方から近寄ってくるようになります。その中から重要かつ必要な情報を選別し、インプットし、脳内でシャッフルし、知恵や知性としてアウトプットしていくことで情報の有効活用が図れます。決して知識だけで止めていてはいけません。知っていることと出来ることは全然別物です。実践者として行動していくことが激動の時代には求められていきます。
耳触りの良い選挙公約を掲げて当選した人たちを、これから厳しい目で監視していきましょう。有権者が舐められてはいけません。国会議員を先生、先生などと呼ぶ必要はありません。サポーターに対して尊大な態度をとるスポーツ選手はいません。彼らをもっと謙虚にさせ、国家国益のために使いこなすのは我々国民の側の責務です。
まずは自民党さん、オメデトウございます。気合を入れてこの難局にぶつかっていってください。大いに期待しております。
≪中国の凋落は我が国製造業にとって大チャンス!≫
中国の製造業としての優位性が揺らぎ始めました。広東省の東莞市では工場の倒産が相次ぎ、自治体が破たん寸前であるにも関わらず、当局では打つ手がないようです。共産党の迷走が始まり、1中国が世界最大の製造大国となってわずか2年でほころびが出てきました。
中国の直面する問題点は、
・貧富の差が拡大し、年間16万件を超える暴動が国内で発生
・世界中で知的財産権侵害のリスクを恐れ、海外の中小企業の中国離れが加速
・共産党の一党独裁による覇権主義が顕在化してきており、周辺国との軋轢が頻発
・納期短縮やコスト削減ニーズが高まり、欧米はじめ我が国においても距離のデメリットが顕在化。時間と距離を物理的に埋めることが喫緊の課題となりつつある。
・人件費の暴騰による中国人労働力の優位性の低下と安価な人件費を提供する東南アジア周辺国の台頭
既に我が国はレアアースの調達先を、中国以外の国に確保しつつあり、また技術革新によりレアアースの使用量そのものが大幅に減少してきているなど、中国離れを促進しつつあります。必要は発明の母であり、我が国は資源もなく、経済環境の厳しい中で世界第2位の経済大国になった実績がありますので、中国の我が国に対する嫌がらせは、必ず我が国の国民を立ち上がらせ、強い日本の復活につながるものと確信します。
今後、企業経営者は、中国に籠絡(ろうらく)された政治家や官僚等に安易に乗せられて、リスクの高い中国に進出することを止め、国内に目を向けていただきたいと思います。東北や北部九州、中国・四国地方など、勤勉で優良な人口を抱えた地域が我が国には沢山あります。
新しい政府には、毎年のように行われる最低賃金の増額改定を見送り、大都市圏で700円以内、その他のエリアで600円以内に抑えて、作業中心の単純労働でも十分採算が合う労働環境と経営環境を早期に整備することを期待したいと思います。我が国の製造業をはじめとした産業が復活する最大のチャンスが到来していることを忘れないでください。
一方、今後の労働マーケットの改善が進まないこともリスクとして捉えなければなりません。
その場合は親日国家であり、仏教国であり、勤勉な国民を有するアジアの国が多数ありますので、いつでも当社にご相談ください。“国際部のアウトソーシング”をお手伝いさせていただきます。
≪日本人であることを誇りにしよう!≫
『世界が憧れる日本人という生き方』より引用(東日本大震災を通して)
(ハリウッドの映画プロデューサー・マックス桐島著)
『日本人から学ぶ10のこと (10 things to learn from Japanese )』
冷静 (THE CALM )
Not a single visual of chest-beating or wild grief. Sorrow itself has been elevated.
(大げさに騒ぐ人はなく、嘆きにくれて泣き叫ぶ人の姿もない。ただ、悲しみ自体だけがこみあげている)
尊厳 (THE DIGNITY )
Disciplined queues for water and groceries. Not a rough word or a crude gesture.
(整列して水と食料の配給を待つ姿。過激な言葉をはいたり、下品な行動をとる人は誰一人いない)
能力 (THE ABILITY )
The incredible architects, for instance. Buildings swayed but didn’t fall.
(信じられないほど技術力豊かな建築家たち。建物は揺れたが倒壊しなかった)
気品 (THE GRACE )
People bought only what they needed for the present, so everybody could get something.(誰もが何かを入手できるように、人々は当面必要なものだけを買った)
秩序 (THE ORDER )
No looting in shops. No honking and no overtaking on the roads. Just understanding.
(店を略奪する暴徒、車のホーンを鳴らす者、無謀な追い越しをする人がいない。あるのは、相互理解のみ)
犠牲 (THE SACRIFICE )
Fifty workers stayed back to pump sea water in the N-reactors. How will they ever be repaid?
(原子炉に海水を注入するために、50人の作業員が原発に居残った。彼らにこの恩をどう返せばいいのか?)
優しさ (THE TENDERNESS )
Restaurants cut prices. An unguarded ATM is left alone. The strong cared for the weak.(レストランは値下げし、警備されていないATMが破壊されることもない。強い者が弱い者を労った)
訓練 (THE TRAINING )
The old and the children, everyone knew exactly what to do. And they did just that.
(老人や子供も、皆なにをしたらいいかをちゃんと知っており、それを淡々と実践した)
メディア (THE MEDIA )
They showed magnificent restraint in the bulletins. No sensationalizing. Only calm reportage. (メディアはニュース速報に関して最前の配慮をした。センセーショナルな報道を控え、冷静なルポに徹した)
良心 (THE CONSCIENCE )
What the power went off in a store, people put things back on the shelves and left quietly. (店が停電になったとき、買い物客は品物を棚に戻し、静かに店を立ち去った)
世界中が日本という国に感動し、再評価してくれています。今はまだ経済の停滞に苦しんでいますが、「日はまた昇る」と期待してくれている人が世界中にたくさんいらっしゃることを忘れてはならないと思います。
我々日本人にはこの東北の方々と同じDNAが組み込まれています。
この“日本人であること”を誇りとし、しっかりと大地に根を生やして、「美しい国日本」 を再生させていきましょう。
例え今は損得勘定でしか物事を判断できない人であったとしても、きっといざというときには本領を発揮してくれることでしょう。「日本人に生まれてよかった!」若者に、あるいはこれから生まれてくる子供たちに、そういってもらえるような国造りができるなんて、有難いことですね。
《仕事は自ら進んで行うもの≫
今年一年は全国で講演会・セミナーを110回以上、社員研修を50回以上やらせていただきました。 講演会の内容は、相も変わらず「人事労務・就業規則系」が主流ですが、更に内容が込み入ってきて「モンスター社員対策」や「労基署対策」、「セクハラ・パワハラ対策」、「採用面接の実務」、「賃金組換えの実務」的な内容にまで及んできました。
我が国の将来にとっては嘆かわしい現実です。
一方お客様向けの研修では「感謝力向上研修」、「モチベーション向上研修」など様々なタイトルで、来るべき不況の時代に対処すること、存続することを念頭に置いたマンパワーアップに主眼を置いた研修を行ってまいりました。私は通常のセミナーを実施しているときよりも、この研修を行っている時の方が喜びを感じます。
今後は講習型ではなく、双方向型・参加型の研修にバージョンアップしていき、更に思考型から実践型につながるものにしていきたいと思います。
研修の中で特に強調していることは、「会社は人間性を高める場所」、「仕事は心を込めて行うもの」、「誰のために→お客様のために」・・・・などで、これを身近な事例を交えてお伝えしていきます。
前々職の損害保険の社員時代に、よく後輩に「俺たちの給料は我慢料だ!」といって慰めあっていたことを思い出しました。世間一般よりも給料が多い分は、仕事が面白くないことに対する慰謝料のようなものだという解釈で慰め合ったものです。今から考えると何と不遜なことを口に出して言っていたのでしょうか。穴があったら入りたい心境です。
本日12/7の朝4:30頃(小倉のホテルにて)に、いつもの如くに私の潜在意識からメッセージが降りてまいりました。その内容を無意識にメモ用紙に殴り書きしてまた寝入ってしまいました。
そのメモを後で読み返してみると、「仕事をいやいややるから給料が我慢料になる」、「いやいややられる仕事がかわいそう」、「この世に意味のない仕事はない」、「だから人の嫌がる仕事を引き受けると運が良くなるのだ」と書かれていました。
私の現在のテーマは、
どうやったら日本が過去の力を取り戻せるか
どうやったら日本人が過去そうであったように自信と希望に満ち溢れた存在になれるか
どうやったら目の前の仕事に全力投球でき、会社とそこで働く社員とその家族が幸せになれるか
です。
若者に夢と希望を与えるのは年長者の役割です。昭和生まれの我々の世代が、平成生まれの若者たちに「希望と勇気と夢」を与え、V字回復させることによって、後世に語り継がれる・・・・
昭和の生まれの皆さん、そんな役割を担っていきませんか。
今年に入ってから毎回セミナーや研修で私が申し上げているフレーズがあります。
「私は100歳まで生きることを決定した。」(勝手に決めました(笑))
「そのうち90歳までは現役を続けることに決定した。」(同上)
「すると後41年もの年数が残っていることに気が付き、やりたいことが山ほど溢れてきた。」
「更に、脳内と肉体に活力が溢れ、疲れにくくなり、若返ったように感じる。」というものです。
一説によりますと人間は潜在意識の10%も使っておらず、平均的な人間が使う潜在意識は3~5%程度だそうです。
かの有名なアインシュタイン博士は潜在意識の7%を使って天才科学者といわれたのだそうです。ということは残りはまだ90%以上眠ったままなのです。 なんともったいないことでしょう。
人間の能力開発の中で、年齢が関係してくるものはスポーツや年齢制限のあるものなどごく一部のようです。それ以外は何事につけ遅すぎることはないのではないでしょうか。
「40歳過ぎたから・・・」とか「もうすぐ定年だから・・・」などといっていては、せっかくこの世に生まれてきた甲斐がありません。
60歳を超えてからゴルフを始めてエイジシューター(年齢と同じスコアを出す人)になった人もいます。あきらめずに階段を上り続けていきましょう。
働くということに話を戻しますと、面白いことに潜在意識の脳は主語を認識しないそうですので、自分だけに肯定的にしていてもダメのようです。他人を否定すると同時に自分も否定してしまうのです。 従って常に他人も自分も肯定的に思うことが必要のようです。我々日本人はDNAの中に「共存共栄」の遺伝子を強く持っているような気がします。来年も厳しい経済環境の中で活動していかなければならないことは明白ですが、創意工夫し、潜在意識を目一杯活用して難局を乗り切っていきましょう。 いつでもご相談ください。
ブレインをサプライします。
“人は幸せだから感謝するのではありません。感謝しているから幸せなのです”
株式会社ブレイン・サプライ 岡 弘己
診断士 松下から見た
「中古の時代が日本の技術力を再評価する!」
最近、ヤフーオークションを見ると色々なものが出店されています。
以前は、衣類やおもちゃ、本などの日常生活品が主流でしたが、最近は“山林”、“バキュームカー”、“電車車両”、“旅館・ホテル”などの出品もでてきているといいます。特に、自治体が税金滞納者の差し押さえ財産や遊休公有財産を出品しているようです。
インターネットの普及は、予想もしないものが手に入るということで新たなビジネスになっています。そこで重要なのは、“中古にこそビジネスチャンスがある”ということではないでしょうか。
衆議院選挙で自民党が圧勝し、従来の“ヒト”から“モノ”への財源配分が期待されています。その際、従来型の、“ゼロからモノをつくる”公共投資などに財源を振り向けては日本の厳しい財政事情のなかでは限界があります。特に、最近発生した笹子トンネルの崩落事故は日本のインフラ補強を最優先させなければならないとの警告を発しています。
トンネルだけでなく、道路、橋、水道、ガス、建物など、あらゆるものについて補強とともに、不要なものは思い切ってなくすことも重要なことではないでしょうか。
その際、大切なのは日本の技術力をこの中古ビジネスに活かすことだと考えます。従来型の経済は“新品の供給”からなりたち、大量生産という高度経済成長の中で成り立ったものです。過剰生産と浪費は環境破壊を生むことになります。
マンションなどの住宅でもリノベーションが盛んに行われています。全国で760万戸の空き家があるといわれるなか、顧客の好みを研究することをデザイナーや建築家が実現することで、賃料を2割以上アップする賃貸住宅も登場しているといいます。この際にも登場するのがインターネット。
特に住宅の場合、物件の状況などが見えにくいため、第三者の鑑定や診断を行うことで、インターネットオークションなどへの普及につなげるケースもでてきております。
中古といえば希少価値のあるものは逆に価格が上がる傾向にあります。例えば日本は世界有数のカメラマニア大国と言われます。
ライカなどは日本が一番高く売れる一方で、普段持っている人の中にはそうした価値がわからない人もおり、「マニア価格」で売れるといいます。私自身は、昔から大の鉄道マニア。
一時期は鉄道模型の“Nゲージ”を300両ほど保有していました。
社会に出て家を離れている間に、いつの間にか親に処分されてしまい、今となっては・・・です(笑)。
「マニアは欲しいものには金を惜しまない」
いま、ネット上の中古ビジネスはこちらが主流のようです。
私は、本来の中古品についての価値を考えなおす時期がきているのではないかと思います。すなわち、
“いまあるものをどう活かすか、どう再生するか”
これはモノだけではなく、“ヒト”も同様です。最近、大手製造メーカーを中心に大幅なリストラが始まっています。特に優秀な技術者がリストラされ失職する記事をみると、今まで培ってきた日本の技術力が失われようとしています。
“ヒトを大切にする企業”とともに、“ヒトを再生する企業”
こんな企業が増えてくると、また日本の技術力が再評価されるのではないでしょうか。
(松下 卓蔵)
社労士BSの労務トラブル対応110番★
「音信不通になった社員にどう対応すればよいか?」
Ⅰ.今回の課題
一人暮らしの社員が突然出社しなくなりました。本人に連絡をしているものの一切連絡がとれず2週間が経過しました。会社としては欠勤する理由が見当たりません。この場合どう対処すればよいのでしょうか。
Ⅱ.経過報告
一般的に、「14日以上無断欠勤が続くと解雇扱いとする」旨を就業規則に記載している企業が多いと思います。しかし解雇とは相手に解雇の意思があることを伝える必要があります。今回の場合音信不通(行方不明)となっているため社員に対して退職の意思を伝えることは現実的には不可能だと考えられます。また、簡易裁判所へ公示送達の方法を取り、裁判所に掲示する方法等が考えられますが、解雇要件の複雑さ、手続きの煩雑さを考えると、こちらも非常に難しいと考えられます。
Ⅲ.対応方法
では、どのように対応すればよいのでしょうか。
上記のとおり解雇扱いをする場合、複雑なルールと煩雑な作業が伴い会社に負荷がかかります。この場合、就業規則の退職(普通退職)の項目に、「会社に何ら連絡が無く14日を経過し、会社が所在を知らないとき。」等の文言を入れ、労働者または使用者が意思表示をしなくても労働契約を終了することを明記することをお勧めします。
今回の社員の場合、無断欠勤を始めてから2週間が経過しており会社で働く意思が無いものと推測され、黙示の辞職の意思表示があったものとみなして退職の手続きを進めていきます。あくまでも解雇ではなく、社員が亡くなった場合や定年に達した場合等と同じように当然に退職するということを定義することが重要と考えます。
また労務トラブルが起こった際に連絡がとれるよう、入社の段階で身元保証人を取付けることもお勧めしております。仮に社員と連絡が取れなくなった場合に、身元保証人に連絡をとることができれば、対応もスムーズに進めることができる可能性があるからです。
今回ご紹介した内容は、あくまでも最低限の対処法です。労働契約の解除は簡単ではありません。引き続き本人と連絡を取り続ける等適切な対応が必要になりますので、慎重にご対応頂ければと思います。
《台湾の親日 最終回》
前回は日本の台湾統治期に教育勅語が基本方針として導入されたというお話をしました。念のためもう一度教育勅語の内容を引用します。
12の徳目
親に孝養をつくそう(孝行)
兄弟・姉妹は仲良くしよう(友愛)
夫婦はいつも仲むつまじくしよう(夫婦の和)
友だちはお互いに信じあって付き合おう(朋友の信)
自分の言動をつつしもう(謙遜)
広く全ての人に愛の手をさしのべよう(博愛)
勉学に励み職業を身につけよう(修業習学)
知識を養い才能を伸ばそう(知能啓発)
人格の向上につとめよう(徳器成就)
広く世の人々や社会のためになる仕事に励もう(公益世務)
法律や規則を守り社会の秩序に従おう(遵法)
国難に際しては国のため力を尽くそう、それが国運を永らえる途(義勇)
ところで、日本でなぜ教育勅語が制定されたかをみなさんはご存知でしょうか。
明治政府は教育に力を入れ、西洋の教育制度の導入を図りました。ところが、ここで問題になったのが道徳教育です。西洋のそれはキリスト教の宗教史観を基にしており、これをそのまま導入するわけにはいきません。また、幕藩体制の折に使われてきた儒教や仏教を使用する事も明治政府の理念としてはできません。このため、伝統的な日本人の道徳観を天皇を介する形でまとめたものが教育勅語です。
この日本人の伝統的な道徳観が台湾教育令に導入されたのです。
台湾の現役世代のご両親や祖父母の方々(75歳以上)は皆この道徳教育を受けた方々ですが、この方々は年齢が示す通り年々減少しています。
台湾では日本と異なりこの道徳教育が親子間を通じ代々受け継がれているように思えます。
台湾の方とお話するとよく出る話に「日本統治時代は治安がよかった」と言われます。「外出するときに鍵をかけなくてもよかった」とか「昔は窓に鉄格子などなかった」(現在の台湾の住宅は防犯対策として窓に鉄格子が設置されています)とかです。実体験としてお話される方もいらっしゃいますが、大半は日本の統治時代を知らない世代の方です。ご両親あるいは祖父母の方から、そういう話を聞いているのです。
教育勅語の道徳教育も同じ形で面々と受け継がれているようです。現在の台湾には教育勅語を教育方針として採用されている学校もあると聞きました。
では、なぜこの日本の伝統的道徳教育が本家日本で滅び、台湾で生き残ったのか。それは両者の戦後事情に因るところが大です。
ご存知のように、日本は戦後GHQによる教育の一大転換が行われ、教育勅語は帝国主義、皇民化教育の元凶ともみられ廃止され、いわゆる戦後民主化教育とともに伝統的な価値観が徹底的に否定されました。
一方、台湾では日本の敗戦により日本人の引き揚げが始まり、連合国は当時の蒋介石総統率いる国民党政権(中華民国)に「暫定統治」を任せました。(GHQによる日本の軍事占領と同様)それ以後、国共内戦に敗れた国民党政権が台湾に逃れ現在に至るまで中華民国による実効支配と言う形が継続しており、そのため、余談ですが、この統治には国際法上の根拠がないという説もあります。
それはともかく、当時の蒋介石政権は当然ながら日本の影響の抹消を図り、日本語の禁止をはじめとする台湾人の中華民国化政策を実施しました。今まで日本語を使用していた学校の教師も突如北京語(台湾では国語といいます)を使用しなければいけなくなり、にわか勉強で教育現場もだいぶ混乱したようです。また、日本語の書籍も入手不可となり、そのため日本語で諸外国の論文や研究成果を入手していた医者や科学者等に研究の停滞を招いたとも言われています。
また、国民党政権は戦後、大陸から台湾に渡ってきた人間(台湾では外省人と呼びます)を重用し、従来からの台湾人(本省人と呼びます)を軽視しました。日本統治時代にはなかった公務員による賄賂も横行し、外省人に対する本省人の不満が蓄積していきます。
当時の本省人の言葉で「犬が去って豚が来た」というものがあります。犬は日本人、豚は外省人を指しますが、意味するところは、犬は吠えるが番犬になる、豚は食べるだけ、ということで中華民国政権に対する嫌悪感にあふれています。
この本省人の不満が爆発し、台湾全土におよぶ暴動に発展したのが、二二八事件と呼ばれるものです。1947年に発生したこの事件は、大陸からの援軍を得た国民党政権の徹底的な弾圧により約28,000人もの本省人が殺害・処刑されたと言われています。この事件を契機に台湾における本省人と外省人の対立という構図ができあがり、今に至るしこりとなっています。
台湾の親日はこうした日本統治時代と戦後の国民党政権との比較の上に成り立つ微妙な性格を秘めているものと言えるかもしれません。(もちろん日本統治時代が手放しでよかったと言っている訳ではありません。日本時代にも差別はありましたし、暴動もありました。あくまでも、比較論です。)
中華民国政府は前にも申し上げたように日本文化の抹消を図りましたが、上記の事情による本省人の反感により、日本時代はよかったという旧きを懐かしむ感覚がある意味美化されて親子代々伝えられ、教育勅語に代表される日本の影響が残ってしまったということだと思います。
こうして、本家日本では最近見ることが少なくなった日本の伝統的道徳観が台湾で今も息づき、本家日本はすばらしい尊敬できる国だと言う評価が定まっているのは本当にありがたいことです。一方、我が身を振り返って恥ずかしくもあります。ただ、こうした親日感も日本語世代の退場とともに徐々に薄れつつあるのは本当に残念なことです。
東北大震災の時の台湾の方々の日本に対する約200億円という飛び抜けた支援にはこういう背景があります。
日本の本当に近くにある台湾のこうした親日に応えるべく、我々日本人も台湾の歴史に対する正確な理解を深め、旧宗主国としての責任をしっかり果たすべきと考えます。
皆様も機会があれば是非台湾を訪問してください。仕事で疲れた心を癒される事間違いなしです。
今年ももうすぐ終わりです。拙コラムをご愛読いただき、誠にありがとうございました。来年が皆様にとってよい年になりますようお祈りしつつ、今年最後のBS海外コラムを終えたいと思います。
皆様どうぞよいお年をお迎え下さい!
(坂井 優)
《第7回:これからの「流通」が必要とされる役割を理解する》
昨今、商品やサービスの「流通」が変化してきており、店舗ではなくインターネット経由でほとんどのものが買えるようになっています。昔は、「川上」と言われるメーカー側が持っている商品やサービスの情報量は、「川下」と言われる小売や卸売側と比較して圧倒的に多かったのですが、インターネットの普及により「川下」も多くの情報を入手することが可能な環境が整ってきています。これにより、店舗で商品やサービスに関する細かな説明を受けなくても、自分でインターネットを活用して、購買の意思決定に必要な情報を入手し、そのまま購入ボタンを押すことができるようになってきています。このような店舗販売からインターネット販売に世の中の潮流が変化してきている中、これからの「流通」に求められる役割とは何でしょうか。
例)ある都内の家庭で美味しいカレーライスを作るのに、北海道産のじゃがいもが必要である状況
<流通の役割>
①本来、北海道までお父さんが取りにいかないといけない
⇒ 「流通」で「距離的ギャップ」を取り除く
②本来、北海道まで取りにいく時間を確保しなければいけない
⇒ 「流通」で「時間的ギャップ」を取り除く
③本来、北海道まで行く費用がかかる
⇒ 「流通」で「コスト的ギャップ」を取り除く
④本来、どこの農家(売り手)が信用できて、どんな種類の「じゃがいも」が美味しいかなどを調べないといけない
⇒ 「流通」で「情報のギャップ」を取り除く
上記のように、「流通」とは大きく4つギャップを取り除く役割を担っており、①~③に関しては、各社が物流合理化を積極的に取り組んでおり、差別化につながりにくくなっています。
一方で④は、捉え方次第で付加価値の付けやすい部分になります。ここをしっかりと充実させる必要があります。ここで言う充実とは「情報を加工して発信する」ことです。消費者もインターネットによりたくさんの情報を入手することは可能であるが、その情報だけでは意思決定できないのです。背中を押してあげられるだけの複眼的な見方をした情報を提供することが求められています。ですから、たくさんの情報を発信していればいいというわけではなく、自社の業界のみにこだわらず、他の業界の商品やサービスとの組み合わせをした場合の効果や、新たな使い方の提案などの情報の加工が必要です。
ともすると、自社の商品やサービスが選ばれない理由を「お客様の価格圧力が厳しい」とか「納品期日で他社に圧倒的に差を付けられている」など、④に対する取組みを行わずに、「当社は①~③で対応できていないから」と考えがちになります。この思考を続けることはコスト競争につながりやすく、「デフレだから仕方がない」ということで思考が停止することが懸念されます。
(小出 貴巳)
ちょっとひといき(福岡事務所より)
【ご存知ですか?「三社参り」】
お正月に三社参りの観光ツアーがあり、宮地嶽神社、筥崎宮、太宰府天満宮の三か所を御参りするものと私は思っていましたが、見事に外れました。
西日本の各地の風習としての三社参りは、正月の初詣として、三つの神社を詣でることを指す。
この風習が根付いた地域の人々は、「初詣=三社参り」であり、特別な信仰心とは無関係に、当然のこととして三社参りを行う。特に福岡県を中心として九州地方・中国地方の一部では強く根付いた風習である。
三社参りの風習のない人々からすると、初詣で複数の神社に参るというのは少し特異なことであり、「ありがたみが減るのではないか」「あまりよくないのではないか」と否定的に捉える場合もあるようである。
三社参りの由来
ひとつは元々朝廷が伊勢神宮、石清水八幡宮、賀茂神社の三社に奉幣し、これが庶民にも三社詣でる風習として広まった、という説。
一方、先祖代々の守護神である氏神様、出生地の守護神であり、その人の一生の守り神である産土神様、現在住んでいる地域の護神である鎮守の神様に挨拶をする意味で三社詣でていた、という説。
知って得する「本当の神社参拝の仕方」について
1.初詣はともかく、毎月1日と15日に詣でることが一般的。(午前中がいいが、雨の日は避けるべし。翌日でも可)
2.平月においても服装は正装で(相手は神様であることを認識するべし。)
3.お賽銭を事前準備しておくこと。白い封筒に入れておくこと。
4.鳥居をくぐるたびに本殿に向かって一礼を。
5.真ん中を歩かない。端を歩くこと。(中央は神様が歩く場所であることを認識すべし。)
6.御手洗(みたらし)
①右手に柄杓持って水をすくい、まず左手に水をかける。
②左手に持ち替え、右手に水をかける。
③また右手に持ち替え、左手をおわん状にして水を受ける。
④その水ですすぐ。
⑤のこった水を流して柄杓をもとの位置に戻す。
この御手洗が不潔な神社には神様は居ないそうです。
7.二礼二拍手一礼
①拝殿前に進み最初軽くお辞儀をする。
②お賽銭(白い封筒に入れた)をそっといれる。(決して投げないこと)
③2回深く礼をする。
④2回柏手をする。(左右の手のひらを合わせるのではなく、5~7センチずらすと良い音が)
⑤願い事を言う。(また念ずる)
●住所、氏名、生年月日、干支を言う。
●願い事は簡潔に(事前にまとめておくこと)
⑥最後に軽くお辞儀(一礼)をする。
8.帰るときも
鳥居をくぐる度に本殿に向かって一礼を。
9.最後に
お賽銭はいくら? 100円や200円はだめですよ!
(お賽銭よりランチの金額が高い場合は神様がどう思いますか?)
大宰府天満宮
http://www.dazaifutenmangu.or.jp/
福岡県太宰府市にある神社で神紋は梅紋である。菅原道真(菅原道真公 、菅公)を祭神として祀る天満宮の一つ(天神様のお膝元)。初詣の際には九州はもとより日本全国から毎年200万人以上の参詣者がある。
現在、京都の北野天満宮とともに全国天満宮の総本社とされ、また菅公の霊廟として篤く信仰されている。
学業の神様として有名ですが、私の親族では私が祈願して約70%は第一志望が叶っています。
確率は高いと思いますが、必ずお礼のお参りも忘れずにお願いしたいものです。
大宰府天満の宮梅ヶ枝餅
大宰府にお参りした後は甘党にはたまらんお菓子があります。焼きたての「梅ヶ枝餅」と熱いお茶をぜひ。
菅原道真
梅ヶ枝餅
筥崎宮
筥崎宮(はこざきぐう)は、福岡県福岡市東区箱崎にある神社。
福岡事務所から約5km程度ですから車ですと10分もあれば。式内社(名神大社)、筑前国一宮。旧社格は官幣大社で、現在は神社本庁の別表神社。
別称として筥崎八幡宮(はこざきはちまんぐう)とも呼ばれる。
京都府八幡市の石清水八幡宮、大分県宇佐市の宇佐神宮とともに日本三大八幡宮の一つですから、非常に格式の高い神社です。
タイトルは三社参りですが、ご案内は2社にとどめておきます。
皆様にとって良いお年をお迎えになられることを心よりお祈り申し上げます。
特別投稿【時事観望】
株式会社ウェルス・マネジメント
代表取締役 濵 昌志氏
《その9「石原党首のいう「官僚制の打破」とは」》
寒くなりました。紅葉は散り初雪、初冠雪のニュースが出始め、いつもながら季節の移ろいの早さを感じる日々ですが皆様はお風邪などひかれずご健勝の日を送られて居られる事と存じます。
さて選挙ですね。(※)今回はNHKの調査ですと調査対象者の6割強の方が投票に行くとの意思を明示されているらしく、漸く近年にない盛り上がりを見せているのは諸々の要因がありますが一つは露、中国、北朝鮮、韓国の所作する領土問題、それに対する我が国政府の対応、その対応への国民の反応、これらを総括して俯瞰したとき今後の我が国の在り方に現状のままではいけないという危機感が漸く芽生えて来たのではないでしょうか。他国が行う領土侵犯、これに対する日本の政府の対応と国民の反応、これらは石原氏のいう「平和の毒」、占領国主導の戦後体制の中で無意識裡に醸成された希薄な危機感の産物であり、日本の真姿とはなんぞやと真剣に考える時到来と思う一人であります。
さて、今回は日本の再生・刷新に従来から多くの政党・政治家が主張してきた中央集権・官僚体制の打破という課題に言及してみます。
皆様も小首を傾げたご経験をお持ちと存じますが対中国問題、特に尖閣問題などでよくありますが、だれが見ても弱腰な、没義道的な対応をした時の政府の釈明の決まり文句に「高度な政治的判断」というのがあります。私はこの文言を聞く度に「また官僚に丸め込まれた」という印象を持ちます。丸め込まれるプロセスが国民に披露される手段が有るわけでは無いのでお決まりの国会での質疑応答からも推測は出来ても明確には国民の知る権利を満足させるような情報・確証を得るのは難しく、素っ破抜きや暴露的な情報でしか残念ながら事実が入手できないように思います。
ではその手の情報の発信元が眉唾者では話にならず正当な主張にまで上がらないので重要な問題でも短期間で雲散霧消してしまう。ここら辺りに焦点当て、何とかいい手が打てないものかと考える次第です。今回の発信元は眉唾者にあらず、石原慎太郎氏が運輸大臣在任中に起きた実例を石原氏の著書(国家なる幻影―わが政治への反回想 2001年10月)そのものからご紹介を致します。タイトルも「亡国外務省との闘い」とそのままであります。
事件は多くの方が記憶にあると思いますが昭和63年3月24日に起きた中国上海での列車大事故です。上海郊外で中国の粗雑な鉄道管理の為に列車同士が正面衝突し日本から修学旅行中の高知学芸高校の生徒27人が死亡した事件です。
原因の概略は列車の運転手と助手がこともあろうか経済発展中の中国で他所ではなかなか手に入らぬものが当時の経済先進都市上海では購入できるので、列車が着いた上海での買い物に夢中になり運転台に戻るのが遅れ発車が遅れてしまった。これを取り戻すべく、ある地点からは単線レールになっている軌道の上を飛ばしに飛ばし信号を無視して突っ込んで行き、当然ながら対向列車ともろに正面衝突し大惨事に至り、加えてあるまじきことに運転手と助手はやってくる対向車を見て慌てて車外に飛び出し難を免れたということです。
中国の弔意の補償額は日本でのケースと比較すると僅か1/10の240万円程であり、そこで中国政府相手に補償請求訴訟を受け持った弁護士がいたわけです。そしてこの弁護士が石原氏の友人でありました。弁護士は石原氏を訪ね交渉してみて相手にいかにも誠意が感じられないし、補償額も国家としての貧富の差を考慮しても外国から客をああいった悲惨な形で犠牲に供しながら最初は自国国民とほぼ同額を呈示しておき、そう非難されて、これは破格別格と再提示してきた金額も話にならないという事情を打ち明けたということです。
本来こうした国際的な不祥事の担当は外務省である筈ですが友人でもある運輸大臣の石原氏に助力を申し出たということです。
そこで先ず石原氏は中国での観光は社会資本が未整備なので今回の事件が示すように様々な危険があることを国民に認識してもらう為、中国への観光渡航は慎重にという観光の主務官庁として運輸省から公式見解を出そうか(前任大臣の時フィリピンで発生した三井物産の若王子マニラ支店長の時には運輸省から出している前例がある)と打診したところはたせるかな外務省から「今後の交渉に差し支えるから」との理由で先ず横槍が入った。それはそれとしてこの時、北京訪問予定のあった竹下首相に首脳会談で必ずこの案件につき中国から十全の誠意ある回答の引き出しを官房から外務省を通じ要求をした。
しかしこれだけでは石原氏は安心できず訪中直前の閣議終了後に直接竹下首相に要望したという。この時はやはり先に外務省を通じて依頼した補償交渉の件は議題予定からは案の上、外されていたとのことだったらしいのですが首相はそうすると約束されたとのことです。そして石原氏は或るマスコミ関係の会社の訪中随行予定の記者に現地での記者会見で議題に登った筈の列車事故の補償問題の相手側の反応について質すように依頼したということです。この流れに従い会談後の記者会見は行われたが会見は首相によるものでなく同席していた外務省担当課長からのブリーフィング形式でありましたが、例の質問には「相手も誠意を持って出来るだけの努力をする」との回答を得たわけです。件の弁護士はその報を受け即座に上海に飛び今回の回答をかざして談判に及ぼうとしたら相手は以外にも「その様な答えではない、中国の答えは両国の経済の差から日本の要求を満たすのはとても無理であること誠意を以って説明し竹下首相も了承した筈である」と返答した。このギャップに不審を抱いた弁護士はまた帰国し日本で聞いたことと現地でのそれとの隔差説明に付き外務省担当者に面談を申し込むと「そんな案件にいちいち民間の弁護士に会っていられない」と木で鼻をくくるような返事を返したという。激怒した弁護士は石原氏の執務室にその足で訪れ、話をきいた石原氏も激怒しその場で宇野外務大臣に直接抗議し、なお更に宇野大臣も激怒し担当課長を呼びつけて叱責し今後の交渉の為にも正確な情報提供を弁護士に提供するように命じたという。皆様この話をどう思われますか。石原氏はよく「どこの国の外務省か?」という発言をされますが背景にはこういう事例・体験が数多累積している筈です。役人の交渉術、レトリックとの反論があるとしても、許容できる範囲でしょうか。本来の日本国と日本国民に資する話でしょうか。
そして恐ろしいのはその後発生した様々な事件、とりわけ北朝鮮の拉致問題、近々の領土問題でもこれと同じ官僚の発想に依り同じことが繰り返され国威を落としているように私は感じる次第です。ここらをもっと明るみに出し衆目に晒す術はないものでしょうかね。皆さん気を付けましょう「高度な政治的判断」という言葉に!
※この原稿は平成24年12月16日の衆議院選の前に寄稿いただきました。
<濵 昌志氏 略歴・ご趣味>
1954年大阪生まれ、同志社大学経済学部卒業
大手アパレルメーカーに勤務後、ソニー生命保険に入社、保険会社数社を経て、知己の税理士の協力を得て2010年の秋に会社を設立。趣味は野球(大阪で夏の甲子園出場を果たした公立高校の野球部出身です)、ジョギング。57歳の年齢で毎週1回、5キロ走り、このペースで30年間走り続けています。
左の画像は、ザメディアジョン様のホームページより転載させていただきました。
ザメディアジョン様の企業情報をご覧になりたい方は、下記のURLまでアクセスをお願いします。
⇒ http://www.mediasion.co.jp/
株式会社ザメディアジョン
代表取締役兼CEO 山近 義幸 様
【かばん持ち体験】
今、この原稿は3月の大震災1年の記念日数日後に書いています。
被災地に3度、行った私としては、特に、原発立ち入り禁止前に、あの煙突の下にたった私としては、むなしさ、せつなさ、様々な気持ちがコラボレーションする複雑な日となりました。
この3月というのは、私にとっては、とんでもない繁忙期で、
・ザメデイアジョングループ(五社の株式会社からなります)の代表。
・日本ベンチャー大学の理事長代行。
・知覧観光大使として今月は月の半分は知覧です。
本当に、愚痴ではなく、スーパーハード月間です。
そんな中に、今年は、四谷の会社から【M&A】のお話を頂き、つい先日、調印に至りました。
嫌なのです。
「日本を立て直す」とか「日本の未来を」とか「若者を再生」とか、美辞麗句並べ立てて、「生業」がしっかりしていない・・・って。。。
だからしっかりと本体経営もしつつ、日本の未来を考えつつ、鞄持ちインターンシップもしていきたいのです。
部下も持たない・・・社員もいない・・・なのに、学生にえらそうなこと言っている・・・私はちょい、納得ができません。
それなら、当社の幹部のほうが凄いです。
それぞれがプロジェクトリーダーとなり、部下の指導に葛藤し、社長はほとんど全国飛び回っていて、自己判断と自己責任の嵐・・・。
いわば、模擬社長経験。
パーシャルプレジデンツ体験の毎日です。
ある意味、私より孤独。
むしろ私より、指導者としての苦しみと成長を味わっているのかも知れません。
先日も社員の大田課長(O大学出身18年目)が、おもしろいこと言ってました。私の前で、学生に・・・宍道湖の前の焼き鳥屋さんで
「あのね。雇用って一番の社会貢献と思うんよね。うち、今、観光連盟の仕事してて、3名の雇用を発生させたんよね。いろんなことあったよ。でも、雇用のクリエイトしたわけよ。なんかね、俺、社長のこと、今までより、尊敬した。今までよりね・・・笑。20年間も100名近くの社員を毎年、面倒みて雇用して、食わせているってとてつもなく、大変なことと思った。」と。
俺、隣で聞いてて、泣きそうになった。
当社の他の幹部と違って!? 過激なこというタイプじゃないので、いつも優しいが、これほど、癒された幹部の発言は久々でした。
NPOがえらい人たちのように言われる。
ボランティアの人たちがすごい人たちと言われます。
確かにそうは思います。
私にはできないです。
が、同時に【営利団体(民間企業)】が悪い人たちで、【公務員】がよい人たちだ・・・という指導している多くの大学というのは問題です。
絶対に問題です。
そんな学内洗脳害ダンスに多くの学生は【営利】とか【利益】とかいう言葉に違和感を感じはじめ、【言葉狩りシュウカツ】を開始するのです。
よく考えてみれば、わかるはずです。【東日本大震災の復興】も【日本のお家再興】も、税収なしでは考えられないし、そもそも、その公務員やお馬鹿な政治家の報酬を出しているのは私たち、民間企業です。
私は創業以来10億円以上の税金を国に納めました。だから絶対に言うことは言うし、私も言われるし、私も行動します。
行動しないやつ等は、輩らは絶対に許しません!
政治家に跪く人たちよ。おかしいです。辞めましょう!
私たち、民間義侠の経営者こそ、国を立て直す、リーダーたれ・・・です。
この国は一度滅亡してしまったほうがいいのかもしれません。
今日、高橋是清記念館に行って思いました。あの2.26事件の中心地です。軍隊が起こしたクーデター。
その犠牲となって、「聖死」された高橋是清大臣。双方に、義があり、志があり、仁がありました。
今年は2月29日のある4年に一度の年。
そうです。
このクーデターが集結したのは「2月29日」。
特別な年なのかも知れません。
…私は思うんです。
選挙の時だけの約束で、政権の座に就いた途端に忘れ去られるむなしい言葉の数々…
どんなに正そうとしても正しきれない癒着や不正…複雑に絡み合った利権やしがらみ
まさに腐りきったドブのような政治の世界…
ひょっとしてすべてをリセットできたらどれほど事は簡単であろうと・・・
でも、そんなことはできるはずもないし、もちろんやってはいけないことです。
しかし経営者たちは必死です。
学生の皆さん!!!!!!!!!!!!!!
今のままでは私たちの国は望むと望まぬに拘わらず、早晩そうなってしまうかもしれません。
民主主義においては、賢者の一票は…愚か者の百票に対して、なんの意味も持ちません。
すべては多数決で決まってしまうからです。だからより良い日本を実現するためには、国民は賢い一票を投じ、賢者の百票を積み上げなくてはならないのです!!
あなたが賢者なのかはたまた愚か者なのか…
皆さん、よく考えてください。
この国の本当の明日のために!!
私の主なる仕事は、
・ザメディアジョングループの経営
・経営者向け講演活動+執筆依頼
・学生向け講演活動+執筆依頼
と、大きくいえぱ、この3つです。
先日、昔、付き合っていた女性と久しぶりに再会し、寿司でも・・・ってことになり、いろいろいろとお互いの情報交換してたら、いきなり、
「いつ死んでもいいんだよね?ほんとにかわつてないね。明日、死んでもいいから、そんな動き方、してるんでしょ?」
なんて泣き出した。
???
おい、おい、おい。俺の動き方って、そんな【危険】なのか!?
そんなことは・・・無いだろう。。。
確かに、鞄持ちが常に365日近く、となりにいて、毎日交代して、トイレもついてくる。男子は。
もうかれこれ、13年目。
5,000名を突破してます。
私のような、ぼんくら経営者はこうでもしないと「日本の未来」に貢献できない。
ロジカルになかなか落とし込めない、ビジネスマンの動きを、体で、教え込むしか・・・・・。
追伸
ある鞄持ちインターンをしたこともない学生から
「山近さんのやっていることはファシズムです。強烈なリーダーシップで、学生を巻き込んで、思想誘導している。」と言われました。
はあ!?
わしに強烈なリーダーシップ!?!?
俺の講演聴いた・・・くらいの関係で、本質をみた気になるんじゃねえ!!!
悪いが、わしは、映画【マーガレットサッチャー】観ながら、鼾かいて、となりの人の金川さんににらみつけられるし・・・。
今、出張が多すぎて、ホテルの部屋でパンツ洗ってることもしばしば。しかも、絶滅寸前のブリーフパンツじゃ!
それにそれに、酒、飲んだら、下ねたヒットパレード!尾崎姉貴によく、注意される。
おっとそれに、最近はスケートを断念した。洸と3週間続けて、武蔵小山の西武スケート場にいったが、結局、壁から手がはなせず、息子(小学校4年)から、リストラされた。
まだ、あるぞ。
とにかく、俺はよく泣く!!!!!!!!!!!!!!!!! とにかく、俺はよく泣く!!!!!!!!!!!!!!!!!
悪いか!!!
映画でも泣くし、名古屋駅の地下の超・メジャーなお菓子屋さんでも泣くし、今日はボイスメール聞いてて、泣いて、息子に隠すのに必死だぞ。
(次号に続く)
妊娠、出産、育児をすることはとても大変で、通常通り働くことが困難ですよね。
そこで出産して、育児をしても生活に困らないように雇用保険、健康保険から給付を受けることができます。今回はその出産、育児についての支給の疑問にお答えしたいと思います。
今回のテーマ:出産から育児までの保険給付
Q1
出産したときの給付は?
A1
出産したときの「出産育児一時金」と「出産手当金」が支給されます。
「出産育児一時金」は被保険者が出産すると健康保険から支給されます。
支給額は赤ちゃん一人につき39万円(制度対象分娩の場合、プラス3万円)が支給されます。
「出産手当金」は、出産の日以前42日から出産の後の56日の間の休業をした日にち分、健康保険から支給されます。
ただし、この期間中でも働いて賃金を支給された日については、全額支給されないか、賃金と出産手当金の差額分しか支給されません。(出産手当金-賃金=差額支給)
支給額は、1日につき標準報酬日額(標準報酬月額の30分の1)の3分の2に相当する額がもらえます。
Q2
育児休業をしている間の給付は?
A2
育児休業中は雇用保険から「育児休業給付金」が給付されます。
支給は1歳(場合によっては1歳6カ月)に満たない赤ちゃんを養育するための休業をした期間分、支給されます。
出産手当金同様、働いて賃金を支給された日については、全額支給されないか、賃金と育児休業給付金の差額分しか支給されません。
支給額は育児休業開始時賃金日額×支給日数×50/100です。
※1歳6カ月まで延長される場合は、保育園の入園などを希望していても、定員により入れなかった場合などです。
Q3
支給以外には保険に入っていることで出産・育児休業中のメリットはないの?
A3
保険の給付以外には、育児休業中は社会保険料が免除になります
。
※産前産後休業中は社会保険料が免除になりませんので、ご注意ください。
終わりに詳しい支給方法、支給条件などお問い合わせはブレイン・サプライまで・・・
【成功する仕事の秘訣】
私の社会人生活は、富士通法務部から始まり、税理士事務所へ転職し、法務・税務・会計のプロとしてスタートしました。
税理士事務所では『中小企業の経理マンを育てるビジネススクール』(計算屋でなく、経営管理ができる人材を育てる学校)を運営することで、税務以外の経営全般を学びました。その後、早稲田大学ビジネススクールで経営計画を研究し、経理を実践するため住友海上火災保険の経理部に二度目の転職を行いました。7年間の経理実務は、貴重な経験となり、その後『中堅・中小企業に対する経営コンサルティング』部門に異動し、15年間にわたり全国3,000社を超える企業を訪問しました。三井住友海上経営サポートセンターのアドバイザーとして、全国各地でセミナーを行い、そこに参加された経営者に対して、賃金・就業規則などの労務管理や経営計画・事業承継をアドバイスし、今年3月定年後もブレイン・サプライで今までの経験を活かして働いています。
生まれも育ちも東京の私が、歴史ある関西で仕事をするなかで、西国観音霊場を二度巡礼しました。
西国三十三観音は、北は「天の橋立」成相寺(京都)から、西は「ラストサムライ(トムクルーズ)」圓教寺(姫路)、南は「那智の滝」青岸渡寺(和歌山)、東は「三十三番札所」華厳寺(岐阜)までお詣りする旅です。二度目の参拝は『百観音軸』を完成させる一人旅となり、関西出張に併せてコツコツ休日にお参りする計画でした。当初、生涯かけて達成する覚悟でしたが、なんと不思議なことに関西の仕事が次々と入り、わずか半年でお掛け軸は完成しました。
この15年間で、関西・九州・四国・甲信越等の多くの経営者とお会いしました。同時に、その土地の神社寺院にお参りし、その土地の人々に少しでもお役に立てるようにお祈りすることを心がけています2度、西国巡礼をした訳ですが、その間、そのエリアでの営業成績は本当に目をみはるものでした。仕事の成果をもとめていた訳ではありませんが、訪問する企業のお役に立ちたいと言う気持ちは、その土地の神々が受け入れてくださり、地元企業との縁が結ばれた気がします。
誰もが、縁ある地で、縁ある人と働いています。それだけでなく、その土地を守る神々(自然)を大事にする心をもつことで、さらに良い仕事・人間関係ができると信じてます。私は、これからも岡社長と一緒に全国のパワースポットを旅しながら、ブレイン・サプライのお客様にお役に立てる仕事を続けたいと思っていますので、どうぞ宜しくお付き合い下さい。
【by Ichiro Kogure】
【My Garden】
我が家の玄関の前には小さな小さな花壇があります。
私はここに季節ごとにお気に入りの花を植え、楽しんでいます。ガーデニングに詳しいわけではありませんが、忙しい毎日から少し離れ、別の空間で自分なりに花壇にお花を咲かすことに心癒されています。
自分で園芸店に行き、20鉢足らずのミニ鉢植えを購入するのですが、花壇に合わせて大きさ・色合い・バランスなどあれこれと考えながら そして何よりも季節を感じながらお花を選ぶのが本当に楽しくて心躍るのです。
ウキウキして購入後、今度は土いじりです。前回植えた花が終了し少し痩せた土に、新しい土と肥料を入れ混ぜ合わせます。そして買ってきたお花を並べ、出来上がりの花壇がイメージできたら土を手で優しく掘り起こしながら植えていきます。
土を触っていると本当に心が落ち着くのです・・・なぜなのでしょうか・・・最近わかってきました。
母を思い出すからなのです。母が「お庭のある家でよかったわ。年をとるとこうやって土をいじってお花を咲かせたり、野菜を作ったりすることで心がホッとするわ。」とにっこり笑っている姿が鮮明に私の心に焼き付いていて私の中では土いじり=母なのです。
ですから、こんな小さな花壇でも一生懸命植えていると母の声が聞こえてきて、母を感じられ、癒されるようです。
今、うちの花壇は私が花の中で一番大好きなビオラと年末年始には欠かせないガーデンシクラメンが咲いており我が子のように大切に育てています。
ビオラはパンジーの小型種で、私が子供のころは「三色スミレ」と呼んでいました。調べてみますと花の直径が3~5センチはパンジーで、3センチ以下はビオラだそうです。
今は品種改良され、いろいろな三色の組み合わせがありますが、写真にもありますように私は「紫・白・薄いオレンジ」の色合いが一番のお気に入りです。小さいながらもビオラは結構強く長く咲いてくれますのでこの冬一緒に乗り越えたいなと思っています。
今年一年新しい出会いと優しさにたくさん触れることができ、本当に勉強になりました。関わってくださった皆様に心から感謝申し上げます。ありがとうございました。
今年は猛スピードで駆け抜けてきましたが、スピードを2分の1に落とせば見える世界は2倍になると思いますので来年は一年中走り続けるのではなく強弱をつけながら進みたいと考えております。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
【by Kanako Oka】
【Weekly Newsのネタを振り返って】
関与先企業様向けにメールにて配信させて頂いておりますWeekly Newsですが、今年で3年目を迎えました。今年は、強力な助っ人をヘッドハントいたしましたので、昨年以上に多彩なネタを提供できたと思っております。
今年も、年末特別号ということもありまして、Weekly News広報の独断と偏見ではございますが、恒例のネタTOP3を決定いたしました。
では、まず、第3位です。第3位は、イタ電2700回男ネタです。
こちらの記事は、9月21日に配信しております。
いやぁ、このニュースはすごいです。女性と話したかったからという理由で、52歳の男性が、NTTの104に約3カ月で2700回もイタ電をしておりました。
女性と話したいのであれば、別の場所があったのに・・・とついつい思ってしまいました。。。
つづきまして、第2位です。第2位は、ただの係長ではなかったネタです。
こちらの記事は、6月6日に配信しております。
係長が、執務終了後とはいえ、公務用のパソコンで4ヶ月の間、アダルトサイトを繰り返し見まくってしまい、市からも処分を計4回受けながら、それでもアダルトサイトを繰り返し見まくってしまったため、ただの係長ではなくなってしまったという残念なネタでした。。。あれから、ただの係長に戻れたのでしょうか、少し気になります・・・。
そして、栄えある第1位は・・・。第1位は、残念なオトコの特徴10選ネタです。
こちらの記事は、4月2日に配信しております。
残念なオトコの特徴10選ですが、1.だらしないオトコ、2.個性的過ぎオトコ、3.自慢オトコ、4.演説オトコ、5.マニュアルそのままオトコ、6.マイナスオトコ、7.聞き下手オトコ、8.非常識オトコ、9.軽薄オトコ、10.ケチなオトコです。
記事を少しご紹介いたしますと、3の自慢オトコは、「仕事が忙しい自慢」、「寝ていない自慢」、「食べていない自慢」というのは、女性からすると「自分が大変だとアピールしたい器の小さい薄っぺらいオトコ」という印象を与えてしまうようです。また、7の聞き下手オトコは、武勇伝、今日の出来事、女性遍歴など女性を目の前にするとついつい自分の話ばかりで女性の話を聞いていないため、女性からはドン引きされるようです。
10選のどれもこれも、非常に残念で耳が痛いものですが、器の大きなオトコになれるように頑張らないといけないと、強く強く思ったネタでした・・・。
皆様は、どのネタがお好みでしたでしょうか?
来年は、今年以上に、Weekly Newsのネタをパワーアップしていきたいと思っております。
今年は、Weekly Newsをご覧頂きまして、大変ありがとうございました。
来年も、宜しくお願い申し上げます。
【by Motohiro Nagao】
【今年もありがとうございました!!】
平成24年ももうすぐ終わりですね。年末に政権が変わり、来年はどんな年になるのか。。。
さて、今年は法改正に忙しい年でした。育児介護休業法の改正により、育児休業明けに時短制度が導入されたり、派遣法の改正により報告書の作成も仕方も変わってきています。
また、来年から有期社員の無期転換ルールの導入や、高齢者の再雇用制度の変更、障害者雇用率の引き上げなどの法改正に対応すべく準備などがありました。
そんな中で、社会保険料率の引き上げや最低賃金がついに850円〈東京都〉となるなど、さらに経営者の皆さまにのしかかる負担がぐっと増えていると思われます。
こうした社会情勢だからこそ、会社にぶらさがっている社員より、貢献度の高い社員に還元できる仕組みにしたいと、給与体系や賞与、退職金の制度変更をされた企業も多かったです。
それに加えて、厚生年金基金の問題も重なり、今後とも人事制度や給与体系等の変更の必要性は増してくるものと思われます。
来年も、精一杯、経営者の皆さまのお役に立てればと思っておりますので、よろしくお願い致します。
また先日、ある企業のK社長に素晴らしいお話を伺いました。その会社は、社員研修の一環で「自分史」を書いてもらっているとのことです。履歴書のような味気ないものではなく、過去の自分を振り返って、今の自分があるのはなぜか、という気づきが得れるよう、その時に感じたこと、出来事を年代順に書き出していくそうです。
私も、このお正月に自分史を作ってみようと思います。自分の考え方、価値観のルーツを知ることで、今の自分を冷静に見てみることができるのかなぁ、と楽しみにしています。
良いものが出来上がりましたら、何かの機会にご披露いたします!
最後に。。。 今年一年、家族、同僚、上司、クライアントの皆さま、そして出会ったすべての皆さまへ 今年一年、健康で一生懸命働けたのは皆さま方のおかげです。ありがとうございました。 来年もよろしくお願い致します
【by Meri Yamagishi】
【私の1年】
早いもので、12月も半ばを過ぎ、今年も残りわずかとなりました。
皆さん、2012年はどんな1年でしたか?
私の2012年は、仕事に家事に育児にと目の前のことに追われて過ごし、気がつけば、12月も終わろうとしている・・・という印象ではありますが、この場をお借りして、私のこの1年を振り返ってみようと思います。
1月
統計心理学(基礎編)セミナーに初参加しました。
私の家族である、人柄重視の夫と娘に対しては、「話をよく聞く」ことが大切だということで、家庭でも実践みることに・・・。結果重視の私には、意識していないとなかなか難しいけれど、「結局、何が言いたいの?」の一言を我慢するように努めてみました。やはり、話を聞いてもらえると、人柄重視の2人はうれしいようです。
2月
予防接種を受けていたのに、約20年ぶりに、インフルエンザに罹患しました・・・。
40℃近い高熱が出て、苦しみました。
3月・4月
娘が保育園を卒園し、小学校に入学しました。1年生の黄色い帽子は、微笑ましいです。
5月
日食観察用の眼鏡を使って、金環日食を観察しました。日本中、大騒ぎでした。
6月
運動会、学校公開(授業参観)、ベルマーク収集・提出・・・と学校行事が盛りだくさんでした。
7・8月
学校が夏休みに入り、町内のラジオ体操の当番、学童保育のお弁当作り、そして、夏休みの宿題のサポート・・・。暑い時季でもあり、親にとっては、体力を消耗する辛い期間でした。
9月・10月
保護者会、学校の記念行事への参加、お祭りの世話役・・・と行事が盛りだくさんでした。土日の行事も多く、特に10月は、週末の予定がびっしりでした。
11月
健康診断を受診しました。インフルエンザの予防接種も受けました。(2月に罹患した時のつらさを思い出しました・・・。)
12月
12月に入ると、何かと慌しくなりますね。こうして振り返ってみると、いろいろなものに追われながらの1年でした。
来年は、何事にももう少し余裕をもって取り組むこと、また、読書など自分自身へインプットする時間を多くしていきたいと思っています。
【by Reiko Miyazawa】
【社会人としての生活】
新卒でブレイン・サプライに入社して8カ月。
2012年は例年に比べても、あっという間に過ぎた気がしています。仕事では周りにご心配・ご迷惑をかけつつも、優しく、時に厳しく接してくださる先輩方のお蔭で、今日まで頑張ってきています。
今年は仕事だけでなく、生活面でも初めての経験をしています。10月から、高校の同級生とルームシェアをしているのです。
大学時代も自宅生活をしていた自分にとっては初めての親元を離れての生活。如何に今まで両親に守られて生きてきたのか、痛感しています。
「バランスの取れたごはんが食べられること」、「家が温かいこと」、「車があること」などなど・・・。全てに感謝しています。
それと同時に同級生との共同生活。
生活観の違う人と共に暮らすことが、如何に難しいかも、痛感しています。
「ガスの元栓はその都度閉めるのか」、「風呂場の換気は窓でするのか、ドアでするのか」、「三角コーナーには何を捨てるのか」などなど・・・。
些細なことですが、生活観の違いを衝突なくどう解消していくのか、日々話し合い生活しています。
仕事と同時に生活でも新たな経験が日々生まれ、苦労もあります。ですが、同時に自分の人間的な成長にもつながる、貴重な経験ができていると思っています。
何よりの自慢が、最寄駅が押上駅という、東京スカイツリーの真下にある駅であること。毎晩仕事帰りに見上げるスカイツリーはとても美しく、いつも励まされる気がしています。
(ちなみに、一度スカイツリーの展望台に登りました。450メートルから見上げる東京の夜景はまさに絶景で、大変感動しました。是非一度登ってみてください!)
来年もスカイツリーに力をもらい、一年間頑張っていきたいと思っております。来年も何卒宜しくお願い申し上げます。
【by Shota Ino】
【私の紹介したい本】
私の大好きな松浦さんの本を紹介したいと思います!
『松浦弥太郎の仕事術』(朝日文庫)
私がこの本をおすすめしたい理由は、3つあります。
①気づける
②学べる
③実践できる
当たり前のようで当たり前にできていないこと、できているようでできていないこと、そんなことに気づかせてくれる本です。
決して難しいことは書いてありません。
1時間、いえ、数十分あれば読み終えてしまえるような本です。
けれど、何度も読みたくなる。
そして、読むたびに違う発見がある。
今の自分の状態はどうか、仕事に対する姿勢はどうなのか、何が足りないのか。
最初から読まなくてもかまいません。
適当に開いたページから読んでもかまいません。
それでもなぜか、その開いた1ページから、学べることがあるのです。
反省したり、考えたりするきっかけをくれるんです。
あわただしい毎日の中で、本当に大切なことってなんだっけ?とわからなくなることもあります。
けれど、どんなに忙しいときも、つらい時も、むしろ明るくて元気なときも、忘れてはいけないことってあると思います。自分の生活、人とのコミュニケーション。
今の自分には何かが欠けている、そんなとき、ぜひご一読を。
激しめがお好きな方は、岡本太郎『自分の中に毒を持て』(青春文庫)もおすすめです。
だめな自分に太郎さんから喝をもらいましょう!!
【by Mariko Watanabe】
〈半年間のニート生活を振り返って〉
2012年4月18日、私は日本橋にある社会保険労務士連合会の試験センターに受験の申し込みにやってまいりました。
くしくも同日は、前職(コンビニエンスストア・フランチャイズ本部)の書類上の退職日でした。
人事労務に限らず、法律を知っている者と知らない者、知っていても実務で使えるか否かで痛い目をみたことをきっかけに、社会保険労務士を目指しました。
とてもお世話になった上長に退職届を提出してから約6か月、ついに何の後ろ盾も無くなり、何の肩書きも無くなりました。0歳から保育園に預けられていた私にとって、学生でも会社員でもない、無所属の状態は人生初ではないかと思い、かつてない不安感とプレッシャーを感じておりました。
退職してみて初めて、会社のありがたみを感じました。組織に属していることで得られる安心感、毎月お給料をいただける安定感があったということを認識しました。退職前、業務引継終了後に有給休暇と振替休日を全て消化させていただいたことにも感謝しております。健康保険料や厚生年金保険料の半分、雇用保険料の半分以上、労災保険料の全額を会社に負担してもらっていたことは、社会保険労務士の勉強をしていかなければ、わかり得ないことでしたし、在職中には何も感じておりませんでした。市町村の国民健康保険に加入し、国民年金の1号被保険者として保険料を払うことになると、これまでの2倍の金額を負担しなければならないことになり、思っていたよりも大きな負担となりました。
また、上長・先輩・同期・後輩と一緒に仕事し、何かを成し遂げる喜びは働いていないと得られないものだと感じました。同じグループの10人で新規出店に取り組む時の連帯感や助け合いがありました。地産地消の商品を開発して売り出す際の盛り上がりで、チームとして全国1位を獲得したことを思い出しました。
弊社社長岡が日頃から申し上げておりますが、「会社の存続が最大の福利厚生である」ということを常に念頭に置いて業務に向き合いたいと思います。勝手に会社から離れた立場ですが、この言葉は全ての労働者にとって共通するのではないかと思います。毎月の人件費や経営者様が負担してくださっている各種保険料、チームで働ける喜びを社員様に認識してもらい、気持ちよく働いてもらえるような環境づくりのお手伝いができれば幸甚です。
慣れない作業で時間がかかり、ご迷惑をおかけしてしまっている状態ですが、なるべく早くお客様からの信頼感が得られる仕事ができるように努力してまいります。
今後ともよろしくお願い致します。
【by Yoshitaka Niida】
【今年一年を振り返って】
今年のお正月、私の悩みはお雑煮のお餅を2個にするか3個にするかぐらいでした。それがこんなに激動の一年になるとは、夢にも思っていませんでした。
いきなり約20年間勤めて来た会社を辞めることに。さあ何しよう・・! よし、まず今まで出来なかった子供孝行をしようと家族旅行に・・・娘3人を引き連れ、いざユニバーサルジャパンへ!大阪人はおっかない(大阪の方すみません)と言う勝手な思い込みを胸に、新幹線に乗り込みました。
ところが「怖いの乗れない・・・」という三女にユニバで2日間まさかのベンチ。また、期待していた大阪のおばちゃんには飴ちゃんもらえず(袋持っていった方がいいかなと話をしていたのに)帰路に着きました。
帰宅後、今度は突然のゲリラ豪雨に洗濯物を取り込もうと、あわてて足を滑らせ転倒し、生まれて初めての骨折。病院で先生に「肋骨2本折れているね~11番と12番。」と言われ「折れた先は私の体の中でどこ行っちゃったんでしょう?」と質問・・・先生しばし?????なんと私、肋骨は丸く胸から背中へくっついていると知らなかった!あまりの痛みに仰向けに寝たら亀のように起き上がれない。笑ったりしたら、痛くて痛くてたまらない。誰も私を笑わせないで~と思うと余計に可笑しくなり痛みで涙・涙・・・
そんな中就職が決まり、なんと宇都宮から東京進出。この年齢での転職はやはりパワーを使うけれど、新しいことが出来るチャンスと感謝し頑張ります!頑張るためにはまず健康!今度のお正月は、お餅を2個にしたいと思います。
【by Nobuko Ohgane】
ブレイン・サプライ通信12月号の編集担当、鷲嶽です。 今月号のブレイン・サプライ通信はお楽しみ頂けておりますでしょうか? 今月号は年末特別号として、弊社社員全員の記事を掲載致しました。 編集を担当してまだ数回ですが、編集を通して感じたことは段取りの大切さです。 今後はもっと計画的に、余裕を持って編集に取り組み、皆様にスムーズにブレイン・サプライ通信をお届けしたいと思っております。
また、ご意見・ご感想、「●●法の改正って何が変わったの?」等のご興味のある情報を教えて頂けましたら、紙面づくりの参考にさせて頂きますので、宜しくお願い致します!
来年も皆様にブレイン・サプライ通信を通して情報を提供させて頂きますので、ご一読下さいます様、宜しくお願い申し上げます。
【by Takayuki Washitake】
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