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令和元年8月号
岡社長の今月のアドバイス
●『大東亜戦争から学ぶリーダーシップ④』
●『税収過去最高額60.4兆円の裏側!』
●『大人の遠足PART2』
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労務の寺子屋
『健康情報等の取扱規程を作成しましょう』
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今月のご縁むすび
『株式会社エスキャリア 土屋 美乃さん』
~どこからこれだけのパワーが湧き
あがってくるのか? といつも素敵な笑顔と~
関西事務所便り
『「京都の人」って・・・』
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ベトナム視察ツアー ご報告
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「佐藤貴美枝ニットソーイングクラブ」様
30周年記念ファッションショー観覧記
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BS企業名鑑
『株式会社ビルメン 常務取締役 吉川 麻生さん』
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ブレイン・サプライ ニュース
『新入社員フォローアップ研修のご案内』
大東亜戦争から学ぶリーダーシップ④
①
②
③
第4回目は、栗林忠道中将(写真①③):硫黄島の戦いを指揮した男です。
栗林 忠道(くりばやし ただみち、1891年「明治24年>7月7日 ― 1945年〈昭和20年>3月26日〉は日本の陸軍軍人。陸士26期・陸大35期次席。最終階級は陸軍大将。位階勲等は従四位勲一等(旭日大綬章)。長野県埴科郡西条村(現:長野市松代町)出身。第二次世界大戦(太平洋戦争/大東亜戦争)末期の硫黄島の戦いにおける、日本軍守備隊の最高指揮官(小笠原兵団長。小笠原方面陸海軍最高指揮官)として知られます。多くの方は2006年公開のハリウッド映画「硫黄島からの手紙(クリント・イーストウッド監督)」の渡辺謙さん(写真②)の役柄でご存知かと思います。大東亜戦争(太平洋戦争:米国呼称)で最大の激戦地である硫黄島の戦いを指揮した将軍として、私の尊敬する軍人の一人です。
私は昔から一つの固定概念に凝り固まった頑固な人物が苦手でした。昭和の時代にはそのような人物が山のように存在しました。もっと合理的に考えて改善すればいいのにやろうとしない人、やることを諦めている人、周囲に流される人、黙って従う人など、自ら自分の環境を変えようとしない人がそれこそ沢山いました。軍事学研究の中で、私の大嫌いな固定概念に固まっていた象徴の存在が旧帝国陸軍でした(今では良かった点も評価しております)が、その中で光明を放っていたのが、この栗林忠道中将でした。
大東亜戦争では、日本はアジア地区では善戦しており、劣勢ながらも終戦まで何とか勢力を維持していたエリアは多数ありましたが、もっぱら太平洋エリアにおいて米軍に負け続けていました。ガダルカナルの敗戦以降、ソロモン諸島、ニューギニア、フィリピン、マーシャル諸島、マリアナ諸島等、米軍が本気で攻めてきたエリアでは完膚なきまでに叩き潰されました。
海軍が制空権、制海権を奪われ、武器弾薬や食料の補給もままならず、現地守備隊に、現有戦力と武器弾薬のみで戦うことを余儀なくされたからです。多くの戦場で守備隊の指揮官たちは「水際作戦」と称して、砂浜に戦力を集中し、敵の上陸用舟艇の接岸のタイミングで、最も無防備なところに集中砲火を浴びせ、上陸を阻止するという、古い軍事概念のまま、マニュアル通りの戦いを選択し、悉く米軍の艦艇の想像を絶する艦砲射撃の雨あられにさらされ、更に大規模な航空機の攻撃を徹底的に受け、実際に戦う前にその戦力を消耗し、敵に大きなダメージを与えることなく簡単に上陸を許し、万歳突撃を行って全員玉砕というパターンを繰り返していました。
栗林中将は、陸軍士官学校、陸軍大学をトップクラスで卒業したエリートですが、既定の概念にとらわれず、死ぬことを目的とせず、徹底して米軍にダメージを与えること、勝てる見込みはないが、米軍の硫黄島占領時期を出来るだけ遅延させることを目的に定め、米軍来襲前の8か月の間に、火山ガスで覆われ、穴を掘ろうにも5分と耐えられない劣悪な環境の中、歯を食いしばって穴を掘り、敵の艦砲射撃に影響されない数10キロにも及ぶ地下要塞を構築しました。
絶海の孤島での守備隊員の心情は、「帝国軍人として華々しく散華(さんげ)したい」 です。ところが硫黄島では、将兵の全員が、栗林中将が下した決断の意味を理解していました。
「ここ(硫黄島)が落ちれば、いよいよ本土が空襲される。ただ我々が頑張れば、その分内地の人々の命を救うことができる。」(米軍の硫黄島攻略の目的は超大型のB29爆撃機の護衛戦闘機P51の基地にするためで、令和元年7月現在でも小笠原諸島では硫黄島以外に空港はありません。)
この結果「作戦は5日で完遂する(上陸部隊指揮官ホーランド・スミス海軍中将)」と豪語して上陸してきた米軍61,000人を、1945年2月19日に20,933人で迎え撃ち、3月26日の終結まで35日間食い止め、米軍の死傷者数28,000人と日本軍を上回る米国海兵隊史上の最も犠牲者の多い戦いとなりました。栗林中将の元、陸海軍の兵士20,933人が一体となって、祖国日本の国民が一人でも犠牲にならないよう全力を尽くされました。栗林中将は、野菜が送られてくると、細かく刻んで一人でも多くの将兵に行き渡るよう指示され、自分は一口も口にしなかったそうです。また食事も一般の将兵と同じものしか口にしなかったそうです。そのようなリーダーだからこそ、多くの将兵の気持ちを一つにし、最後の一兵まで戦うことにつながったのだと思います。
栗林忠道(陸軍大将)語録5件
「祖国のため我々は最後の一兵になろうともこの島で生き延びる事が義務である」
「男には『意思』の強固と云う事が何より大切である。意志の弱い男は何が出来ても役に立たない」注釈:硫黄島から長男宛てへの手紙の一節(1944年11月27日)
「人間は生死の関頭に立てば、矢張り一家の事が一番気にかかる事がはっきりします」注釈:硫黄島から妻宛てへの手紙の一節(1944年7月6日)
「予が諸君よりも先に、先陣に散ることがあっても、諸君の今日まで捧げた偉功は決して消えるものではない。いま日本は戦に破れたりといえども、日本国民が諸君の忠君愛国の精神に燃え、諸君の勲功をたたえ、諸君の英霊に対し涙して黙祷(もくとう)を捧げる日が、いつか来るであろう。安んじて諸君は国に殉ずべし。天皇陛下万歳!」注釈:最後の訓示
「この(硫黄島での)戦闘は、過去168年の間に海兵隊が出会ったもっとも苦しい戦闘の一つであった。・・・・太平洋で戦った敵指揮官のなかで、栗林中将はもっとも勇敢であった」注釈:米軍のホーランド・スミス中将の言葉
辞世の句「国の為 重き努を 果し得で 矢弾尽き果て 散るぞ悲しき」
国の為に防衛線を守るという重責を果たせず、武器弾薬も尽き、このまま散っていくのは無念だ。
一、戦局ハ最後ノ関頭ニ直面セリ
二、兵団ハ本十七日夜、総攻撃ヲ決行シ敵ヲ撃摧セントス
三、各部隊ハ本夜正子ヲ期シ各方面ノ敵ヲ攻撃、最後ノ一兵トナルモ飽ク迄決死敢闘スベシ
大君テ顧ミルヲ許サズ
四、予ハ常ニ諸子ノ先頭ニ在リ
3月17日以降、栗林中将は米軍の警戒が緩むのを辛抱強く待ちました。米軍の警戒に隙が出た26日未明、栗林は階級章を外し、白襷(たすき)を肩にかけ、抜刀して残存将兵400名の先頭に立ち、米軍が占領している第1・第2飛行場に突入しました。栗林は進撃中に右大腿部に重傷を負い、その場で自決したとされます。満53歳没。
このシーンは映画「硫黄島からの手紙」のクライマックスシーンとして強烈な印象として残っています。
栗林中将は家族思いの優しいお人柄であったようです。(写真④赴任先のアメリカからの幼い長男に宛てた葉書)
④
大東亜戦争全般で総じて言えることですが、好戦的で勇猛果敢そうに見える、猪突猛進型のリーダーで、後世に残る偉大な功績を残した方は殆どいません。一見無口で喜怒哀楽を表に出さず、部下思いで、地位に恋々としないが、一旦動き始めると内に秘めた強い意志を貫き通すことのできる、人徳を持ち合わせた人物こそが、真のリーダーシップを発揮しているようです。以前に本コラムで申し上げましたが、<ヘッド(頭脳)>と<ガッツ(実行力)>と<ハート(清い心・愛)>を全て持ち合わせている人物のことです。
このヘッドとガッツとハートを念頭に、次世代のリーダーを見出し、育成していくことが、我々昭和の生まれの者たちに残された使命のように感じます。
税収過去最高額60.4兆円の裏側!
財務省が7月2日発表した2018年度の一般会計決算概要によると、国税収入は60兆3564億円(従来見込み額59兆9280億円)となった。バブル期の1990年度(60兆1059億円)を超え、過去最高を記録。17年度の58兆7875億円を1兆5689億円上回った。
国内の雇用環境の改善を受けて給与や配当などが伸び、所得税が19兆9006億円と、94年度以来24年ぶりの高水準。見込み額より約4300億円上振れした。
このうち約4000億円が、昨年12月の携帯電話大手ソフトバンクの東証1部上場に伴って親会社のソフトバンクグループが受けた配当金に対するものとみられる。財務省は一時的な増収要因だと指摘している。
法人税は12兆3180億円、消費税が17兆6809億円でいずれも17年度を上回った。ただ、消費税は見込み額の17兆8230億円には達しなかった。
財務省は10日、国債や借入金などを合計した「国の借金」が、2018年度末時点で1103兆3543億円になったと発表した。17年度末に比べて15兆5414億円増え、3年連続で過去最大額を更新した。13年度末から6年続けて1千兆円を上回っている。
社会保障費などの財源を赤字国債で賄ってきたため、満期10年以上の長期国債が増えた。総務省推計の4月1日時点の総人口(1億2623万人)で割ると、国民1人当たり約874万円の借金を抱えている計算だ。
借金の内訳は、国債が976兆8035億円で、17兆6622億円増えた。金融機関などからの借入金は53兆2018億円。
⑤
⑥
日本の国債は政府の借金であり、その多くは金融機関が支えています。そしてその資金である預金等は国民が保有する個人金融資産です。日本ではその国民の個人金融資産が1800兆円(図⑤)ほどあり、その他企業保有資産も国債の保有者(図⑥)は日本銀行33.9%、銀行・農協など22.3%、保険・年金基金23.0%、公的年金4.9%となっており、海外投資家は10.2%です。9割は国内保有なのです。
更には民間企業保有資金が数百兆円、図⑦の、国が保有する海外資産は366兆円あり、毎年数十兆円増加していっています。それ以外にも政府が独占している特殊法人の隠れた資産も数百兆円あると言われております。また国債の最大の保有者である日銀は政府支配下にあり、その数百兆円の残高は、1103兆円と財務省が嘯(うそぶ)く国民の借金からは差し引く必要があり、現実には500兆円もありません。健全な財務状況といえるでしょう。
では何故このような状況で消費税増税なのでしょうか。
財務省の役人さんは増税が大好きです。彼らは嘘の情報(国民一人当たりの借金874万円etc・・・)を流し、国民の借金返済のために必要な対処が増税であるという論理を展開していきます。
何故なら、増税を実施した官僚は出世も天下りもが思いのまま保証されるからのようです。
⑦
何度も言いますが、国債は国の借金ではなく政府の借金です。国民は債権者です。それもバランスシートではなんら問題のない健全なものです。MRFの発表でも日本の財政は健全とされています。更には日本の債権は自国通貨建となっていますので破綻などありえません。民間企業・国・個人の保有する金融資産は3000兆円を超えてきており、と毎年増加する海外資産の増加分も加えると、むしろもっと国債を発行してもよいくらいです。従って現在の情勢を考えれば増税どころか減税して個人消費の増大を図る方が税収はもっと増えるでしょう。
この際ですから申し上げます。日本の消費税増税も、アメリカの日本への要望(年次改革要望書に毎年のように記載)であり、これに財務省が応えようとしていることが問題なのです。
財務省を解体し、健全な役所にリニューアルしなければ我が国の明るい未来は来ないのではと思います。
実業界を知らない頭でっかちの官僚組織は縮小し、道州制あるいは連邦制の導入によって競争原理をもたらし、エリア毎の特性を活かし、良い政治、優れた福祉、活発な産業活動を実現した自治体に多くの国民が移住していくことが普通にできるようになれば、少子化の歯止めや高齢者の活性化が図れ、若い世代に夢と希望を与えることに繋がると思います。
厚生労働省主導の「働き方改革」によって休みが増え、企業収益が減少することを見越して、節税につながる生保商品の販売停止(2/14)をいきなり行い、本来企業に落ちるべき収益を前倒しで収奪する、国税庁のようなクソ役所が何の権力もなくなり衰退していくような、良い国を次世代にバトンタッチしていけたらいいなと思わせる、胸糞の悪くなる税収60兆円越えのニュースでした。
大人の遠足PART2
浪速のカリスマ添乗員、平田進也氏。 『おもしろ旅企画ヒラタ屋』(https://www.nta.co.jp/hirataya/)でおなじみ。学生時代からこれまでにテレビ出演600回以上。1980年(株)日本旅行 入社。添乗員としての豊富な経験とおもしろトーク&変身芸を生かして「平田進也と行くツアー」は、発売するとすぐに売り切れるほど幅広い層のファンを持つ。 お客様からの希望で誕生した旅行クラブ「進子ちゃん倶楽部」は、会員数22,000人を超える。日経新聞など多くのメディアにも取り上げられ、「ガイヤの夜明け(テレビ東京)」「ディープピープル(NHK)」「とくダネテレビ!(フジテレビ)」「スーパーJチャンネル(テレビ朝日)」などにも出演。また、著書に、実体験に基づいたビジネス書『出る杭も5億稼げば打たれない!』、『旅行業界のカリスマ7億稼ぐ企画力』『カリスマ添乗員が教える 人を虜(とりこ)にする極意』などがある。2009年には、平田氏を中心とした新セクション「おもしろ旅企画ヒラタ屋」を立ち上げ、「ヒラタ屋ツアー」「オリジナルツアー商品開発」「地域おこし/社会貢献事業」「イベントや講演会の開催」の4つを展開。 現在は、メディア出演、他業種とのコラボ、講演会など、旅だけでなく様々な元気を皆様にお届けするため活躍中!
6月5日に、「難波のカリスマ添乗員 平田進也さんと行く大人の遠足パート2」に参加してまいりました。今年の1月15日に参加して以来、2度目の参加です。前回も本コラムの2月号に掲載させていただきましたが、今回もパワフルな平田節全開でした。
『お客様を楽しませる』 ことに全力を尽くされる平田さんの姿勢は、多くの経営者はじめ、働く人々に伝えていかなければと、前回にも増して感じた体験となりました。
スタートは小田原集合(写真⑧)です。そのまま二宮尊徳記念館へ(写真⑨⑩⑪)。
二宮尊徳(金次郎)は、江戸時代の農村改革の指導者です。経世済民を目指して<報徳思想>を唱え、報徳仕法と呼ばれる農村復興政策を指導、逆境を努力で切り拓き、惜しみなく働き、多くの農村の救済に尽力しました。
(詳細:https://ja.wikipedia.org/wiki/二宮尊徳)
⑧
⑨
⑩
戦前は日本全国の小学校に薪を背負って片手に書物を持ち、寸暇を惜しんで勉強する姿を理想とした銅像があったようですが、最近では歩きスマホを奨励するといって、撤去される事例が出てきているそうです。そのような論理展開をする奴は馬鹿です。大人が時代の背景を説明し、その志を褒め称えれば済む話です。最近の馬鹿な親の中には、給食に際し「いただきます」を言わせるなとクレームを言ってくるようです。理由は給食費を払っているからだそうです。親の躾もへったくれも無くなってきているようです。食事前の「いただきます」は生き物の命をいただきますという意味です。
⑪
⑫
⑬
⑭
ということで、取り敢えず二宮尊徳記念館で先人の遺徳を大いに学び、お昼の会場に向かいます。道中は更に平田節全開です(写真⑫)。平田さんが我々を楽しませるために発する言葉の一言一言の意図が伝わってきて面白くて仕方がありません。後で参加メンバーから言われましたが、私が一番楽しんでゲラゲラ笑っていたようです。
その後永田町に向かい、本日のメインイベントである「平田進也氏 特別講演会」に参加しました。
(写真⑮⑯⑰⑱)
⑮
⑯
⑰
ポイントは下記のとおりです。
(1)仕入れたものに付加価値をつけてお客様に提供し、お喜びいただく
(2)言われる前にするのがサービス
(3)面白いところにお客様が集まる
(4)心が通じる人を探すことが商売
(5)旅は移動ではなく、感動を売るという感覚が大切
(6)笑いは心のバリアを解き、お金も解く
(7)人は直ぐに嘘を見抜く。見抜けないのは一生懸命
(8)お客様を喜ばせると同時に次の商売に結び付ける
(9)自分の人生は自分で決める
(10)100点は満点ではない→想定外を提供
(11)良い別れをして、その後充実感を味わう時間が一番
(12)相手のことを考えて喜ぶことを考える→私(お客様)のことを考えてくれる優しいフレーズを考える(本題の前の前奏が大切)
(13)無いなら作ってしまえ。現場に答えがある→お客様にインタビュー
(14)自分の口が喋って耳が聞いて脳が驚く
(15)人生は誰と出会うかが勝負
⑱
まだまだ書き足りませんが、この日1日で脳の細胞が書き換えられたような感覚を覚えました。このような体験をさせていただきました(株)代表世話人の杉浦様はじめ参加者の皆様、そして“難波のカリスマ添乗員 平田進也さん”に感謝です。有難うございました。
働き方改革における労働安全衛生法改正により産業医や産業保健機能の強化がなされ、労働基準法改正による長時間労働抑制と相まって、労働者に対する健康管理等を適切に行うことが求められることになりました。具体的には、主に以下の2点の強化を図ることが求められます。(平成31年4月1日施行)
1.産業医の活動環境の整備
2.労働者に対する健康相談の体制の整備、労働者の健康情報の適正な取扱いルールの推進
1点目の産業医の活動環境の整備については、そもそも産業医は50人以上の労働者の事業場に選任する義務があるものですので、50人未満の事業場では設置する必要がないため、必ずしもすべての事業場に関係するものではありませんが、2点目の「健康相談の体制整備」「健康情報等の取扱いルールの推進」は必ずしも義務ではありませんが、すべての事業場に求められるものとなっています。
Ø 労働者からの健康相談に適切に対応するために必要な体制の整備等
労働者が、産業医等による健康相談を安心して受けられる体制を整備するためには、以下の事項が求められます。
l 産業医による健康相談の申出の方法、産業医の業務の具体的な内容、事業場における労働者の心身の状態に関する情報の取扱方法を、労働者に周知させる必要があります。
l 50人未満の事業場では、労働者の健康管理等を行うのに必要な医学に関する知識を有する医師又は保健師について、労働者に周知させるように努めなければなりません。
Ø 労働者の心身の状態に関する情報の取扱いルールの推進
それぞれの会社での健康管理情報の取扱いは、産業医や衛生管理者などが行っていたり、規模によっては人事・総務担当者が行っていたりすることもあります。
いずれの場合でも、労働者の健康情報の収集、保管、管理等の取扱いのルールを定めることによって、労働者が不安を持つことなく、自身の健康に関して健康診断や健康についての相談を受けられる環境を整備するものであり、健康情報等が適切にかつ円滑に取り扱われることにより、労働者に健康確保の取り組みが一層推進されることを目的とするものです。
この取扱いルールの策定についての手引きが、法の施行直前の2019年3月になってようやく公表され、「健康情報等の取扱規程」の設置が事業者に求められるようになりました。
Ø 取扱規程の内容
個人情報保護法の定めに基づき、事業場の実情を考慮して、
1.情報を必要な範囲において正確・最新に保つための措置
2.情報の漏えい、紛失、改ざん等の防止のための措置
3.保管の必要がなくなった情報の適切な消去等
について適正に運用する必要があるとして、規定すべき事項を9つ示しています。
•健康情報等の取扱いの使用目的及び取扱い方法
•健康情報等を取り扱う者及びその権限並びに取り扱う健康情報の範囲
•健康情報等の取扱いの使用目的等の通知方法及び本人の同意取得
•健康情報等の適正管理の方法
•健康情報等の開示、訂正等及び利用停止等の方法(消去に関するものを含む。)
•健康情報等の第三者提供の方法
•事業承継、組織変更に伴う健康情報等の引継ぎに関する事項
•健康情報等の取扱いに関する苦情の処理
•事業場ごとのルールの労働者への周知の方法
東京労働局に問い合せしたところ、規程が作成されていなくても「是正」の対象にはしないものの、「指導」の対象になる可能性があるとの回答を得ています。行政対策という観点にとらわれず、社員の皆様の健康管理の一環として関わる情報を労使が安心して管理できるために策定しておくことをおすすめします。
当社では、「健康情報等の取扱規程」のサンプルを用意しておりますので、どうぞお気軽にお問合せください。
以 上
◎厚生労働省「事業場における労働者の健康情報等の取扱規程を策定するための手引き」
http://roumu.com/pdf/kenkokitei.pdf
(安田 英樹)
株式会社エスキャリア 土屋 美乃さん
〜どこからこれだけのパワーが湧き上がって来るのか?といつも素敵な笑顔と〜
前回のこのコーナーにご登場の会計士、壁谷さんのご紹介で仲良くしてくださっている、土屋さんを今回はご紹介したいと思います。BtoB、BtoC両面で女性に特化した総合的なキャリア支援サービスを展開されています。女性のキャリアコンサルタントが約200名所属されており、【自分らしさ、に踏み出そう。エスキャリア】を合言葉に事業に邁進されています。
◆最初にご紹介者の壁谷さんに土屋さんについて語っていただきました。
■テキーラバー一日店長として■
・土屋さんの印象について
*第一印象:ぐっと人を惹きつける魅力あふれる女性ですね。
*土屋美乃さんの世界がある:天性の明るさで一緒にいるだけでみんなを包んでくれる、その中に温かく深い優しさがある、笑顔だけで人を安心させてくれる、そういう素敵な女性です。
・いままでのお付き合いの中で、印象深い思い出、土屋さんの人間性に触れるトピックスについて
*最初の出会い:私の妻の高校の先輩であったということを妻から聞きました。 妻とは別の部活でしたが、同じ体育館で部活をやっており、いつも同じ体育館の中で存在感を感じていた方だと話を聞いていました(土屋さんはバスケ部で、「よしの先輩」という間柄)。また共通の友人から、すごくパワーがある女性がいてあったら絶対にファンになるから会ってみなといわれていたなか、その共通の友人から誘ってもらったある勉強会で席が隣になったことが最初の出会い。一緒に話してみて、すっと心の中に入ってきてくれて、肩ひじ張らず会話ができたことを思い出します。
*印象深い思い出:エスキャリア主催のパーティーのとき、100名近い方が来られていましたが、参加者の皆様がファンのようにエスキャリアメンバー、そして何よりよしのさんを応援している姿を見ました。愛されていることの深さ、広さを感じた瞬間でした。
と壁谷さんのコメントにある土屋さん像は私も全く同じです。付け加えるとすると、お酒が滅法強い!といことでしょうか。。。(笑)、そして超ポジティブスマイルの持ち主です。
■エスキャリア周年記念に土屋さんお母様とも■
◆土屋さんとの出会いと思い出について
出会いについてですが、前述の通り壁谷さんのご紹介がスタート、今から4年前に壁谷さんが体調絶不調の時でした。恐らく土屋さんも私のことを【何者?】って感じでよく解らないままお会いされていたように感じました。そこから今では、フェイスブック上の共通の友人が240名!を数える程、本当に仲良くしてくださっています。
壁谷さんのコメントにもある会社周年記念パーティーでは、2度主賓としてお迎えくださり、御開き前のご挨拶を任せてくださったり、参加できないときは動画をお送りしましたら、会場で笑いを取りながら流してくださったり、特段のお手伝いもしていない中で、私を持ち上げてくださっています。感謝しかありません。
また、新元号スタートを記念しての、【HAPPY WOMAN 淡路島サミット 2019】を実質的に主催されたのも土屋さん率いるエスキャリアでした。このイベント、プロジェクトについてお話があってから計画、実行に移されるのが本当に早かったです。2ヶ月ほどしか準備期間がなかったですが、見事実行され、大いに価値あるサミットにされました。私もお声がけくださり、NewsPicks副編集長の佐藤さんと短時間ながら楽しく参加させていただきました。
当日の概要はこちらです。https://happywoman.online/event/summit/awajishima2019/2019/
この思い出からだけでも、十分、土屋さんの巻き込み力、実践度の高さがうかがい知れると思います。それが事業にも繋がっているそう感じる次第です。
◆土屋さんからたくさんの出会いをいただきました。
フェイスブック上での友人も多いとお伝えしましたがその多くは私というよりも、土屋さんからのご縁だと思います。特に私からすると20歳以上お若い女性の方々をご紹介いただいています。有り難い限りです。中にはなかなかお会いできない方もご紹介してくださいました。それが、森本千賀子さんです。転職エージェント業界のみならず一般の方々、企業経営者界隈でも知名度高い森本さんをご紹介してくださったのは土屋さんです。おかげで、私の関与している企業、経営者にも森本さんから多大なご支援をいただき、実際にCXO人材の入社も決まり事業が右肩上がりとなっている会社も複数存在しています。また文字にできないほどの企業やお人も森本さんからご紹介、ご縁が深まっているのも事実、これもご紹介者である土屋さんと森本さんとの深いご縁があってこそ結びつきになっていると感謝しています。森本さんについてはこちらをご覧ください。https://morich.jp/chikakomorimoto/
■森本千賀子さんもご一緒に■
たくさんいただいたご縁の中でもう一つあげるとすると【肉塊UNO】さんのご紹介も大きいです。こちらはGoogle社がテレビコマーシャルを放映した際に取り上げた牧草牛の肉をふんだんに振舞ってくださる人気店。http://www.nikukai-uno.com/ こちらに最初に連れて行ってくださったのが土屋さんでした。毎週利用させていただかない日はないのでは?というくらいにお肉を食べさせていただき、過去には1ヶ月で貸切を3回させていただいたことも。このお店からのご縁も計り知れないくらいになっています。例えば私が懇意な会社の上場お祝い会を2社ほど。また懇意な方々の結婚お祝い、転職祝い等と大切な場面で活用させていただいています。それも土屋さんがお連れいただいたことからのご縁、まさに福の女神でいらっしゃいます。
◆土屋さんの想い エスキャリアに込めた想い
そもそも社名のエスキャリアって?なに?ここには土屋さんの想いが込められた名前です。それはHPに掲載されていました。
『エスキャリアとは、es+career を組み合わせた造語です。 「es」は、心理学用語で「本能的な欲求」、またエスペラント語で「希望」の頭文字。 「career」は、仕事だけでない、人の生き方、人生そのもの。 一人ひとりがエスキャリア(=本当に自分らしい、希望あふれる人生)を生きることで、 人も組織ももっと元気に・幸せになる。そう私たちは信じています。』
自分らしい、希望あふれる人生をまさに、どんな苦しいこと、厳しい環境でがあっても笑顔を忘れないこの想いが生き方にも通じているからこそだと思います。お祖母様も、お母様も、皆さん仕事、事業をなされてきた家系。働くことが当たり前で育ってきたそうで、自分らしさを失わず仕事と人生が一体化した仕事観これからの時代に私自身も大切だと思います。
◆エスキャリアの事業について
現在社員数7名、キャリアコンサルタントや人事経験者が200名以上が土屋さんの事業を支えています。同社の事業概要についてもお聞きしました。
・BtoC事業について
売り上げの大きな柱はあくまで、BtoBでありますが、想いの中心はあくまでこちらの事業ですと、土屋さんはアツく語られます。結婚・子育て・介護・パートナーの転勤などをきっかけに、より柔軟な能力発揮のスタイルを求めている、女性の皆さんに寄り添い続けられる、会社、事業であることにエスキャリアの存在感、強みであると。ライフスタイルに合わせた方法でキャリアカウンセリングを行なっているそうです。
カウンセリングについての専用サイトはこちらです。
https://escareer.co.jp/mycounselor/
その後の社会復帰、転職に関する、エージェント業も行なっていらっしゃいます。そちらのサイトはこちらです。 https://escareer.co.jp/esagent
・BtoB事業について
人事経験者を多く抱えるエスキャリアの強みには、多岐にわたる人事部の仕事のアウトソースを受けることができる、代行できるという場面があります。
特に採用代行、面接に関わる仕事を一括でお受けして、会社側人事部がコア業務に専念できる時間を創出するお役立ちを事業にされています。まさに今必要なことと感じます。
同社メニューには以下の様なものがあります。
・採用計画立案、採用コンサルティング ・募集チャネル・媒体の選定 ・説明会実施 ・媒体・エージェントコントロール ・ダイレクトリクルーティング ・応募者対応 ・アセスメント実施 ・採用事務 他
幅広いですね。詳細はこちらです。 https://escareer.co.jp/service/corporate/outsourcing
上記以外に 人材開発、組織開発、研修、そして人材紹介と企業へのお役立ちはますます広げて行かれようとされています。
・土屋さんからエスキャリアの未来像についても語っていただきました。
時代も令和となりより一層、個のチカラが大切だと言われるようにもなりました。元々エスキャリアは『Be yourself 自分らしく生きる』ことをテーマに、女性向けキャリアカウンセリングサービスなどを展開して参りました。これからも、一人ひとりの使命を社会や組織でいかすサポートをし続けていきたいです。
◆最後にエスキャリアの右腕 城さんにも土屋さんについて語っていただきました。
・出会いから
土屋とは2度の出会いがあります。1度目は、大学4年生の内定者時代に、これからお互い人材業界で社会人スタートするねぇ~と、共通の友人が開いたセミナーで出会いました。最初の印象は、私はどちらかというと、遊び重視の大学生活だったのですが、土屋は自身でセミナーを開催したり、社会人と接点を持つような場に出向いたりと、意識が高い人だな~wという印象でした。
2度目の再会が、社会人3年目でお互い仕事を辞めていて主婦のような生活をしていた25歳の時です。
■土屋さんと城さんと■
それぞれ人材業界でのキャリアを生かしてこれから何かしていきたいねぇ~と再会して即意気投合して、そのままお互いのビジネス仲間などを繋ぎ合い、一緒に仕事していくようになりました。
そこからはもはや双子のような存在です!最初の出会いから土屋歴は13年になります!
・エスキャリアの未来像について教えて下さい
エスキャリアはいい意味でも、明確な実現したい社会や、あるべき姿を提示していない組織でもあります。それは土屋自身が、それぞれのes(本来の自分の気持ち)に正直であることを大切にしているからです。一つ言えることがあるとするならば、時代時代に合わせて、私たち自身も変化し続けていくことです。女性のライフ、キャリア支援の集団として、新しい令和という時代に合わせた在り方を示していける存在であり続けられたらいいなと思っています。とコメントをいただきました。
土屋さんがお話くださった中で、印象に残る言葉、それは、エスキャリアは関わるメンバー全員が経営者マインドを持って仕事に向き合う、仕事は与えられるものという過去を捨て、自分らしさを大切にしながら変化も受け入れ、一歩を踏み出し続けるという力強さでした。
■土屋さん城さんの変遷■
城さんはじめ熱量高いメンバーとともに新時代を切り開いて行かれる土屋さんの活動がますます楽しみです。
代表世話人株式会社 杉浦 佳浩
(http://100-dream.jp/)
1月1日付にてHPリニューアルしています。↑↑↑
是非ご覧ください!!
「言葉は優しいけれど、本音はどうかわからない・・・」
「上品な言葉の裏に、何かが隠されていそうで怖い・・・」
「言葉の言い回しが、いけず(意地悪)・・・」
これらは、他の地域の人に「京都の人」に対する印象を聞いた時に、必ずと言ってよいほど耳にする言葉です。
皆様は、いかがですか?
「京都の人」の気質を語る時、よく用いられる逸話のひとつに「京都のぶぶ漬け」があります。「ぶぶ漬け」とはお茶漬けの事です。長居している客人に対して、「ぶぶ漬けでもどうどす?」と声をかけます。それを客人が言葉通りに受け取ってしまい、「では、いただきます。」なんて返事をしようものなら、途端に雰囲気が悪くなってしまいます。そう、この「ぶぶ漬けでもどうどす?」は「そろそろ帰って欲しい」という意味で、暗黙のうちに促しているのです。この意味を知らずに、本当にぶぶ漬けが出されるのを待ってしまう人は、空気を読めない人として笑われる、という有名なエピソードですね。
京都の人は、婉曲的な表現を好みます。自分の言いたい事をストレートに表現するのでなく、周りの人の顔色を見て、雰囲気を悪くしない表現を好むため、冒頭で挙げたような「本音が見えない」「怖い」「いけず」という印象になる事が多いように思います。
「ぶぶ漬け」のお話においても、本当はそろそろ帰って欲しいけれど、わざわざ来てくれた人に対して「もうそろそろ帰ってもらえますか?」と言えば角が立つし、言われた方は今後、そのお宅を訪問し辛くなります。そこで「ぶぶ漬けでも・・・」という言い方が生まれたのだそうです(その真偽は分かりませんが)。このお話は実は、そういった京都の人の思いやりや優しさを表現したものかもしれません。
「いちげんさん、お断り」も、京都の花街や飲食店を語る時には、よく耳にしますね。
京都の花街や老舗の料亭等は、初めてのお客様は利用出来ません、というものですね。これも、「人を寄せ付けない」「お高くとまっている」という印象になるようです。
しかし、この「いちげんさん、お断り」も、何も格式張ってのことばかりが理由ではないそうなのです。ある一定のお客様を想定してお部屋やお料理、サービスを準備しているお店にとっては、いちげんのお客様が来られても、その方の好み等も分からないため十分なサービスを提供できないからお断りするのだと聞いた事があります。
それも、おもてなしに重きを持つお店の、失礼があってはいけないというこだわりや優しさなのだと思えば、また印象も違ってきますね。
この様に、「京都の人」は、その奥ゆかしさや思いやり、優しさを、京都独特の言葉や婉曲的な言いまわしで表現するため、他の地域の方には理解し辛いのかもしれません。
ですが是非、京都にいらっしゃる際は「京都の人」との会話を楽しんで頂けたら、と思っています。特性を踏まえて会話をして頂くと、これまでと印象が変わり面白いかもしれません。
ちなみに私はもともと京都で生まれ育ちましたが、大学時代を大阪で過ごし、そのまま大阪の企業に就職をしました。その数年後、京都市内の企業に転職したのですが、転職直後、「あなたの話し方は、ちょっとキツく感じるかな~。」と上司に指摘された事を思い出します。
大阪で勤務していた時には、「曖昧な表現は避け、分かりやすく明確に伝える」事を意識していたのですが、「キツイ」と言われた事は一度もありませんでした。ですが、婉曲的な表現を好む京都においては、「キツイ」とか「身も蓋もない」という印象になったようです。
それから、ダイレクトな表現は避け、出来るだけ柔らかい言葉を使う事を意識する様になりました。
また、京都生まれの京都育ちで、京都の企業から大阪の企業に転職した友人がいるのですが、彼女は私と逆で、転職先で「あなたの話はまわりくどくて、何を言ってるのか分からない」と言われたそうです。
「京都の人」「大阪の人」と一括りには出来ませんが、お隣同士の京都と大阪でもこれだけの違いがあります。お互いの特性を知っていると、表現方法を少し工夫する事でスムーズに会話が出来ますし、その地域独特の表現の奥にあるものを感じながら会話をすると、会話そのものが非常に楽しいと感じます。
この記事を書いている今日、京都では祇園祭も宵山を終え、厳しい夏を迎えようとしています。皆様にこの記事を読んで頂くころには五山の送り火、そして残暑を経て、紅葉の美しい秋へ向かいます。
京都は一年中観光シーズンです。どの季節に来て頂いても、寺社仏閣や京料理、そして「京都の人」との会話を楽しんで頂けると思います。
どうぞ、京都へおこしやす。
(ちなみに、「おこしやす」は「おいでやす」よりも更に丁寧な京ことばなのだそうですよ。)
(谷口 佳奈)
このたび2019年7月24日~27日の日程で、ブレイン・サプライグループベトナム視察ツアーに行って参りました。
成長著しいホーチミンの街並み、食、文化、芸術をご堪能頂きながら、成長企業2社を訪問し、労働環境、業務状況、人材教育の企業模様等ご覧頂き、ビジネスの可能性を模索して頂くツアーです。
参加メンバーはお客様4社5名様、当社岡、矢野の計7名です。
現在ベトナムドン換算レートは1ベトナムドン=0.004662円であり、両替したらなんと10,000円で2,145,000ドン。0が激しく多く、すごい厚みの札束になりました。使用されている紙幣は100、200、500、1000、2000、5000、1万、2万、5万、10万、20万、50万ドンの12種類で慣れるのになかなか苦労しますね。
製造業を中心として、需要の減少・高い国内人件費・円高などにより難しい局面を迎えている日本はベトナムへの進出を加速していますが、海外進出先としてのベトナムは「勤勉な国民性」「親日国家」「低コスト」「多人口」「政治安定」と好条件が揃っています。
そんなベトナムでの今回の訪問企業はESUHAI社とGNT社の2社。
ESUHAI社は人材教育・研修事業・ベトナム進出コンサルの企業であり、2006年6月9日設立、従業員数165名、海外労働者派遣協会会員、ベトナム海外労働管理局会員、ベトナム海外労働者派遣協会より4年連続五つ星企業として表彰されています。
日本企業で仕事ができる日を待ち望むベトナムの人材に出会えることを楽しみにしていましたが、ベトナムには若くて能力がありハングリー精神あふれるベトナム人技術者が数多くいることを今回実感しました。電気電子、機械、機械制御、ITを専攻しベトナムトップレベルの理系大学を卒業したベトナム技術者の中から、厳しい選考により選りすぐりの優秀な人材が選抜され、専門日本語、ビジネスマナー、ビジネススキル、キャリアアップ意識、将来の目標についての考え方等の教育を受けています。日本語、日本文化に精通し積極的に活動する若者たちに出会うことができ、感動しました。彼らなら、我々の仕事を、責任を持って遂行してくれるであろうことを確信しました。
アートラボには100名以上のアート系デザイナーが常駐し、デザイン業務を行なっている。5年間で30ゲーム以上、20,000キャラクターの提供実績。
GNT社は2000年5月に設立された、インターネット関連のシステム開発運営を行なう、日本企業です。東京渋谷を本部とし、2006年にベトナムにオフショア拠点を開設。現在はホーチミンにて約230名体制で日本市場向けスマートフォンアプリ、ゲームシステム、WEBシステム等の開発、2D/3Dデザインの制作、VR、AI、IoTの開発を行なっています。
GNT社では、お客様専属のエンジニア・クリエイターのチームをベトナムにつくることができるラボ型開発を行なっており、お客様がチームに直接の業務指示を日本語で行なうことができます。
専属チームにより、UI、UXの合理性、使い勝手の良さ、数十か国語・テキスト・音声双方をカバーしキャラクターがまるで人間の様に対応するチャットボット、お客様のサービスや開発環境等をクラウド化する模様等を見せて頂きました。その技術力もさることながら、オンライン、オフライン、コンピュータ言語も含め数々の手段を用いたコミュニケーション力の高さにただただ驚くばかりでした。国をまたいだやり取りもストレスを抱えることなく実現できます。ホーチミンに、こうした優秀な人材が確保され、高度なノウハウが蓄積されていきます。
久しぶりのホーチミンは、イミグレ・通関も実にスムーズで、荷物もすぐに出てくるし、ビルの多さ、おしゃれなカフェに驚きました。もの凄い都会です。ホーチミンならではの、フレンチコロニアルの建築様式、おしゃれ雑貨、市場の活気、街中の緑の多さは中毒になりますね。
次回ベトナム視察ツアーを既に企画中です(10/23~26予定)。追ってツアープランを発表致しますので、是非是非ご検討ください!お楽しみに!
(矢野 理恵)
(岡 弘己)
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令和時代の幕開けとともに働き方改革元年として、企業様におかれましては様々な取り組みを行っていることと思います。過重労働を避け、健康の維持増進および仕事と家庭とのバランスを考えていくにあたり、今までの概念を払拭して、多様な働き方ができる柔軟な仕組みづくりを構築されていらっしゃる企業様も多いことでしょう。
年次有休休暇の取得や、時間外労働の上限規制など、今まで仕事に充てていた時間をプライベートにシフトしていく「ワークライフバランス」という観点を抜きにしては語れない時代です。
仕事の時間もプライベートの時間もそれぞれメリハリをつけて、やるときはやる!という集中力が大切になってきますが、一日の大半を仕事の時間として過ごしていた方々にとっては、仕事以外の時間が生まれた時に「・・・果たして、何をしたらよいのだろうか・・・」と戸惑ってしまうこともあるかもしれません。家事や子育て、介護等に時間をしっかり費やしたり、読書やスポーツ、旅行やグルメ、ゲームetc・・・。
数多くの選択肢があり、モノが溢れ、お金を出せばいつでもどこでもモノが手に入る現代において、原点に返った「ものづくり」が新鮮な感覚を味わえるとして今、新たに脚光を浴びています。
「ものづくり」にも色々ありますが、今回ご紹介させていただくニットソーイングクラブ様での「ものづくり」は衣食住の「衣」ということで、単なる趣味にとどまらず、生活の一部に溶け込める一石二鳥のメリットがあります。洋服を購入するという日常の行為は、代金と引き換えすることによって一瞬でその時間が過ぎていきますが、洋服の制作には、一連の時間の流れがあり、誰のために、どのような目的で、生地や形をどうするかを考え、技術力をアップしながら成果物としての洋服が出来上がります。そして、その洋服を着用する楽しみ、その後周りの人からの反応などを見る楽しみ、お教室で仲間とワイワイしながらの時間を皆で共有する楽しみなど、コミュニティとしての居場所を確保でき、制作物を互いに認め合うなど承認欲求を満たせるため、日々のお仕事とは別のステージで心を充足することができます。
特に女性経営者の方や管理職の方など責任が重く常にストレスを抱えざるを得ない立場の方々には、心を充足できる要素が盛りだくさんなのではないかと感じています。
現代社会においては、何か夢中になれることを見つけることが、心身の健康を保ち人生を充実させるためには非常に重要であると思いますので、創業者である佐藤貴美枝さんのこの理念と事業展開には感銘を受けます。
直営店舗とホームクラブを合わせ全国約350店舗以上というその規模の大きさにも驚きますが、それを実感したのが2019年7月25日に舞浜で開催された『30周年記念ファッションショー』です。
キャパシティ2,170人の本格多目的ホールには非常にたくさんのモデルさん、観客の方々が集まっていました。洋服の制作者ご本人がモデルである発表がほとんどであったようですが、一流デザイナーのコレクションを発表するファッションショーに匹敵するような本格的な音響、照明、ステージで、ご自身が作った洋服をご本人、ご友人、またはご家族が身にまとい、歩き、ポージングし、踊り、お披露目する喜びは格別ではないでしょうか。日常を超えたハレの日としてスポットライトを浴びる瞬間を目標にできるものとして、創作の意欲を掻き立てるイベントであること間違いなしです。
ニットソーイングクラブ様の教室の会員様は、おとなの女性を中心に親子三世代での参加も増えているようで、年齢の幅を超えて家族で楽しめる趣味として貴重な存在となっています。また、教える立場のインストラクターの方々もおとなの女性が中心となり、今後我が国がめざしている女性と高齢者の社会進出そして活躍の場として、すでに確立されている環境であり、社会的な貢献度を含め、時代の先端を見据えた経営モデルのお手本ともいえます。
とにかく、ニットソーイングクラブ様のファッションショーは一言で申しますと「おとな女子のパワースポット」として、明日への活力、そして元気をいっぱいいただきました!今まで味わったことのないパワースポットを体験されたい女性のみなさま!おひとりで、ご家族で、ご友人とご一緒にまずは皆さまがお住まいの全国各地のスポットにて、夢の体験をしてみませんか?
(木村 佐和子)
(藤崎 龍也)
株式会社ビルメン
今回は、吉川麻生さんにお忙しいなか貴重なお時間をいただき、日頃から大切にされている考えやそのルーツについてお伺い致しました。
◆ はじめに、御社の事業内容を教えてください。
弊社は会社名の通り、ビルのメンテナンス業務を中心に行っています。おかげさまで今年39期を迎えることができました。
創業当初はビル清掃の仕事からスタートし、その後はお客様からいただくリクエストに応える形で、マンションやビルの貯水槽や排水管等の清掃をはじめ、「何でも屋さん」とまではいきませんが、各種配管工事、内外装のリフォーム、防災関係の法令点検、マンション・ビルの管理など、住まいに関することを総合的にサポートしています。
ご契約をいただいているお客様の物件に対して24時間365日緊急対応も行っております。東北大震災の翌日は出社しているメンバーみんなで力を合わせて早朝から夜中まで頑張ったことを今でもふと思い出します。その時の経験を通して、お客様にとって必要不可欠な仕事をしているんだ!という実感を得ることができました。
◆ 日頃大切にしていることは何でしょうか。
漠然としていますが、「愛」でしょうか。(笑) 入社して約10年になりますが、働いてくれているみんなに対して「愛」を感じながら仕事ができることをとてもありがたく思っています。みんなが健康で毎朝出社してくれていることを含め、当たり前、と思ってしまいそうなことにも感謝の気持ちや思いやりの気持ちを忘れないように心掛けています。忙しくて疲れている時でも、社員さん同士が相手の状況や立場を考慮して声をかけたり、心配している姿を見ると、「素敵だなー、愛があるなー。」と、私も見習わなくては!といつもいい影響をもらっています。
◆ 前職での経験で活かされていることを教えてください。
前職は大好きなジュエリーブランドの海外事業部で仕事をしていました。サービス残業もありましたし、休みも少なく、催事や展示会前などは朝帰りになることも多々ありました。未経験&入社後すぐに上司が産休に入ったこともあり、分からないことだらけでしたが、意地というか、反骨心というか、毎日本当によく頑張っていたと思います。(笑)海外とのオーダー管理はもとより、検品をしたり、店頭に立ったり、催事の搬入搬出を手伝ったり、社内誌の作成を任せてもらったり。今でも思い出してうれしくなるのは、リボンメーカーのパリ店のウィンドウに私の作った物語がフランス語に訳されてディスプレイされたことがあったことですかね。
海外出張先でのはじめて尽くしの仕事や、急にディスプレイ用の布を買いに行け!と言われてアラブ人街にひとりドキドキしながら行った時のことなど、自分の限界を超えていく日々と経験を通じて、「私はこんなこともできるんだ!」と成長を実感することができました。つらかったのは確かですが、何度生まれ変わっても前の会社には絶対入りたいと思えるくらい、私を大きく成長させてくれた職場でした。今でも仲良く飲みに行ったりできる大好きな仲間に恵まれたことにも感謝しています!辞めるときにみんながプレゼントしてくれたハートのペンダントは、今でも毎日身に着けています。
一見ネガティブな「つらい」「くるしい」「大変」と感じる瞬間に、自分の限界を超える、ブレイクスルーのタイミングやキッカケの種が植わっているのだとすれば、その種を大事に育てて成長していきたいですし、そうやって頑張っているみんなの成長を信じて励ましたり、応援できる人でありたいな、と思います。インドのアーユルヴェーダの叡智によると、人間の本質は日々成長すること、そして人生の目的は幸福の拡大だそうです。
みんなで力を合わせて成長していくことで、幸せをどんどん拡大していけたらいいな、と思います。
◆ 社長の右腕として心掛けていることを教えてください。
一番心掛けていることは、「笑顔」と「聞くこと」です。立場や年齢に関係なく、どんな発言もまずはノンジャッジで素直に聞くこと、を心がけています。「人を愛するには、まずその人を理解すること。理解するためにはその人の話をその人の立場になって一生懸命に聞くことから」というティック・ナット・ハン先生の教えを胸に、日々修行中です。
私が尊敬する社内の管理職の方たちは、コミュニケーションを大切にしていますし、「良くしていこう」という目的のもと、話し合いや指導を繰り返す姿に感銘を受けます。今のリーダー職の方々は間違いなく部下を大切に思う「愛される上司」なんじゃないかなーと。自社自賛ですが、社員の皆さんのことを心から誇りに思います。
私が尊敬してやまない霊性の師であり、世界規模で活動している著名な人道支援活動家でもあるアンマは、多くの人に愛と思いやり、そして希望を与えるとともに、たくさんの人たちから頼りにされ、慕われています。その師の姿をお手本に、ひとりひとりの声に耳を傾け、寄り添い、一緒に成長できるように、自分自身の謙虚さと感謝の姿勢をどんどん深めていきたいなと思います。
そのためにも、自分という枠を超えた範囲で周囲に配慮できること、どんな発言にも耳を傾けることで、その社員さんの現在地点に立ってみることを意識しています。
忙しくて疲れている時や精神的に余裕がないときは、識別力と大きな愛で接することが難しくなるので、日々の瞑想や読書を通して自分自身に滋養を与えて整えることも大切にしています。大好きな旅行も含め、プライベートを充実させることも仕事への活力になっています。何事もバランスが大事ですね。
◆ 今後のビジョンをお聞かせください。
シンプルですが、とにかく「たのしい今」を積み重ねて生きていきたいです。自分にとって新鮮!と思える知識を吸収するのが大好きです。新しい人に会ったり、新しいことを学んだり。最近習い始めた合気道と手末(たなすえ)療法!師範が面白すぎて、毎回大笑い!ボランティアやチャリティ活動を通じて出会う、国や年齢の違う人たちとの交流も最高に刺激的です。そういった経験や日々の学びからインプットしたことを、社内外でアウトプットする機会に恵まれることも増えてきたので、今後はそういった「伝える」ことにも力を入れていきたいです。
仕事に関して言えば、「志事(しごと)」を通してお客様、地域、社会に貢献し、みんなで幸せを大きく大きく拡大していきたいなと思います。
社員一人ひとりが個性を出し合い、その人らしく健やかに志事をすることで、1足す1が、2ではなく、5にも10にもなれるように影響し合いながらも調和を育み、いつも笑い声がたくさん聞こえる職場づくりを目指したいです。最後の最後「ビルメンで働けて良かった!」と社員さんに思ってもらえるような、そんな会社にしたいなと思います。
<ブレイン・サプライニュース>
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