ブレイン・サプライ通信 10月号(10/10配信)
2024/10/10
20024年の10月17日(木)は最も月が地球に近づく満月で、今年最大の大きさで見ることができるスーパー ムーンです。なんと、最も月が遠ざかる2月の満月と比べると約14%も大きく見えるそうです。 どんな...
みなさまは、近年、メディア等にて目にされる機会も増えてきました「心理的安全性」という言葉をご存じでしょうか?
心理的安全性とは、専門家の間では、1960年代から議論をされてきた用語とされていますが、ハーバード大学で組織行動学を研究するエイミー・エドモンドソン教授が1999年に著書で改めて取り上げ、周知されるようになった概念です。 |
エドモンドソン教授はこの概念について、「チームにおいて、他のメンバーが自分が発言することを拒絶したり、罰したりしないという確信をもっている状態」と定義されています。また、2012年にGoogle社が、「心理的安全性は成功するチームの構築に最も重要なものである」と発表したことで心理的安全性の高さが重要視されるようになりました。また、離職率が低く、職場の生産性が高い組織では、個々の能力が高いことよりも、心理的安全性が高いことの方が重要と判明しています。 | ||||||||||||
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といえます。但し単にメンバー同士が仲良い「ぬるま湯」的なチームとは異なります。
また、次のように思われる可能性のある行動をしても、このチームなら大丈夫だと信じられる組織で あるかどうかを意味すると、Google社のレポートでは説明されています。 | ||||||||||||
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求人情報サイト、転職支援サイト等を運営しているエン・ジャパン株式会社の「職場でのコミュニケーション」についての調査によりますと、「現在、職場に心理的安全性があると思いますか?」という質問に「ある」「どちらかといえばある」と回答した方(全体の45%)に、「職場で心理的安全性を感じられる理由は何ですか?」との質問に対し、圧倒的に多かった回答が「他愛のない雑談ができるから」という結果でした。このことから、上下関係や忖度なしの雑談ができる環境が、心理的安全性には大きく影響しているということになります。 |
Q:現在、職場に心理的安全性があると思いますか? |
(8,900人が回答!「職場でのコミュニケーション」調査『エン転職』ユーザーアンケートより) |
Q:「心理的安全性がある」「どちらかといえば心理的安全性がある」と回答した方に伺います。職場で心理的安全性を感じられる理由は何ですか? |
(複数回答可) (8,900人が回答!「職場でのコミュニケーション」調査『エン転職』ユーザーアンケートより) |
また、株式会社ZENTech取締役の石井遼介氏が監修した全国の上場企業に勤務する20代から50代従業員(377名)を対象にした「仕事と心理的安全性」に関する意識調査(2021年実施)によりますと、離職意向がある人は、その企業で働き続けたい人よりも、「助け合い因子」と呼ばれる数値が低いという結果が出ています。職場でトラブルや負荷がかかる状況になったときに、相談して協力しあえたりする「助け合いのしやすい組織」であることが、離職の軽減につながっているということになります。
上記を踏まえまして、組織の「心理的安全性」は業務の生産性を向上し、離職率を減らすカギとなる可能性があるものとして、よりよい職場環境づくりの参考にしていただければと思います。 |
出典) ◉産業カウンセラー協会季刊誌「産業カウンセリング5-6」 ◉データで知る心理的安全性unipos「心理的安全性の向上」 https://media.unipos.me/psychological_safety_howto ◉8,900人が回答!「職場でのコミュニケーション」調査『エン転職』ユーザーアンケート https://corp.en-japan.com/newsrelease/2021/27689.html |
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